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大学院生でした。

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マガジン

  • つねの「自己曖ラジオ」

    読む深夜ラジオです。もしも自分の深夜ラジオがあるとしたら、話したであろうことを書き殴っています。

  • 台本/アイデア/設定集

    日常の違和感をコントや物語にして残しておくところ。ラジオの長文ネタメールになりそうなやつ。

  • コント紹介

    何度か繰り返し見たくなるコントについて曲紹介のようにネタ紹介します。

  • 思い出語りのついでに曲紹介

    『自己曖ラジオ』でかけたい曲を自分の思い出と一緒に紹介します。

最近の記事

  • 固定された記事

noteのきっかけとラジオ(曲紹介#1)

私は深夜ラジオが好きだ。 それはパーソナリティの考えが、この世のメディアの中で最も無加工に近い形でリスナーに届けられるからだ。加工のプロセスはパーソナリティの脳から言葉に変換されるときと、言葉を聞いたリスナーが解釈するとき、そしてラジオでの発言を書き起こして記事にするときだ。 この最も無加工に近い深夜ラジオでは、公共性と閉鎖性を保つという、とても際どいことをやってのけている。公共の電波に乗せながら、一見公共には無益な話をする。誰もが聞ける状態にありがながら、毎週聞いていな

    • ひねくれは悪くないけどただひねくれてるのもどうなのよ

      「ひねくれ」とか「ナナメの視線」を持っている人って、「面倒くさい」って思われる場合があれば、「面白い」って思われる場合があると思います。 例えば、「サークルの飲み会のノリが苦手」とか「バーベキューに行く意味が分からない」とか。なんとなく世間一般的に「楽しい」とされる事柄に対して、「つまらない」の意見を持っている人のことを言っています。 こういう人に対して10年ぐらい前までは、「飲み会が嫌い」と言ってしまうと「集団に身を置けない面倒くさいヤツ」という烙印が押されていたと思い

      • ショートネタ「転校生」

        授業開始より少し早く担任の先生が教室に入ってきた。 「えー、今日からこのクラスに転校してきた転校生を紹介します」 ざわつく教室。 「転校生だって」 「どんな人なんだろう」 「方言とかあるのかな」 しかし、それは転校生がやってくる時のざわつきとは少し異質なものだった。 「この時期に珍しくない?」 「もうすぐ卒業だよ?」 「っていうか次5時間目だよ?普通朝じゃない?」 中3の2月の午後から転入してくるというトリッキーな転入をかましてくる人はどんな人なのか、皆が

        • M-1グランプリ2020も楽しかったよねという話

          お笑い好きもそうでない人も見るM-1グランプリ、今年も最高に楽しかったですね。 今年はGyaoに加えてYouTubeでもネタ動画が公開されてユーザに見やすい構造になったと思います。 本大会の結果の考察マヂカルラブリーが優勝というのは正直大会前では予想はできませんでした。何年も前から準決勝には進出しているものの、王道漫才からかけ離れた彼らのスタイルは、お笑いを見慣れたファンは笑って、初見さんは置いていくというイロモノ枠でした。僕も毎年マヂラブのネタは楽しみにしていて、好きな

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        noteのきっかけとラジオ(曲紹介#1)

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          コント「彼女の紹介」

          大学生の男女 場所は男の家の設定。男女ともう一人(配役なし)が机を囲むように座っている。 男:なんかかしこまった雰囲気になっちゃったけど、先輩と彼女に会ってほしくって。まず、こちらが今付き合っている彼女のゆみです。サークルの同期で知り合って、付き合うようになりました。 女:初めまして。たくやさんとお付き合いしているゆみです。 男:(小声で女に向かって)「よろしくお願いします」って。 女:よ、よろしくお願いします... 男:で、こちらがケンさん。もう5年ぐらいお世話に

          コント「彼女の紹介」

          キングオブコント2020の空気階段の2本目のネタは絶対に炎上してほしくない

          キングオブコント2020最高でした! 全組面白かったことはもちろんですが,ジャルジャルがとうとう賞レース優勝という結果となり,とても盛り上がった大会だったと思います. さて,私が個人的に今回の大会で面白かったと思うネタは空気階段の2本目のネタでした. 夜間の定時制高校に通う男女の恋物語で,水川かたまりさん扮する女性が,鈴木もぐらさん扮する太っていて非常に活舌の悪くアル中のおじさんに恋をしているという設定でした. 先ほどキングオブコント2020が終わった直後にツイッター

          キングオブコント2020の空気階段の2本目のネタは絶対に炎上してほしくない

          その分岐ルート、誰も入ったことがない(コント紹介『松ノ門』ザ・マミィ)

          僕が小さいころ見てきたお笑い番組は、笑いの金メダルや、エンタの神様、レッドカーペットなどだった。その時の面白いコントには面白いキャラクターが必須だった。特徴的な強いキャラがいて、強いキャラを中心に笑いが起こっていたと思う。 しかし、その裏側で着々とラーメンズ、バナナマン、東京03といったようなキャラクターありきではなく、登場人物の言動で設定や状況の面白さを伝える「演劇コント」が着々と発展していた。 こういった「演劇コント」の系譜は今の若手芸人に続いていて、今回紹介するのも

          その分岐ルート、誰も入ったことがない(コント紹介『松ノ門』ザ・マミィ)

          ショートネタ「不審者」

          「すみません、この辺にコンビニってありませんか?」 知らない男の人に話しかけられた。 答えようと足を止めて振り返った瞬間後悔した。 人目の少ない路地。膝下まであるベージュのトレンチコートに眼鏡とマスク。フォーマルな恰好なのにカバンを持っていない。 おそらく露出狂だ。 優しそうな顔と声をしているが、狂気は見かけでわからない。 最悪だ。とにかく逃げよう。見せられたとしたらとにかくスルー。刺激だけはしてはいけない。 「すみません、わかりません。私急いでるので。」 最低限の言

          ショートネタ「不審者」

          一人称視点の脱出(コント紹介#4『ガム踏んだ』かが屋)

          今回紹介したいのはかが屋のコントです。 かが屋のコントの特徴はなんといっても「登場人物の上手くいってなさ」だと思います。しかも上手くいってないことの規模が小さい。かが屋のコントはちっちゃいあるあるを見つけてくるのがすごいなぁって思います。 本人は本人なりに一生懸命が必死に頑張っているんだけど、周囲の人からしたら少しイタかったり邪魔だったりします。 そして、第三者となる私たちはそれを見ていると何故か面白い。 かが屋が与えてくれるのは”視点”だと思います。自分の人生の小さ

          一人称視点の脱出(コント紹介#4『ガム踏んだ』かが屋)

          自分の視点は敵であり味方(曲紹介#6)

          今回紹介したいのは、2回目の登場で僕が一番好きなバンド、Base Ball BearがKing of StageことRHYMESTERとコラボした一曲です。 この曲自体は昔から知っていて、Base Ball Bearにハマっていた高校2年生のときにYou Tubeで観ていたことを思い出す。しかし不勉強ながらHIP HOPに全く触れたことがなかった当時の僕にはあまり刺さらなかった一曲でした。 しかし時が経ち、Creepy NutsのラジオでHIP HOPの聞き方や歌詞の楽し

          自分の視点は敵であり味方(曲紹介#6)

          一番笑った歌ネタ(コント紹介#3『かけ声』てんしとあくま)

          「歌の力を信じますか?」 と街角インタビューで聞かれたら、僕はひねくれているので絶対にNOと答える。 ただ、改めて 「歌には人を笑わせる力がありますか?」 と限定して質問されたらYESと答えたい。 なんだこの要らない前フリの文章は。 とりあえず僕が思う、最高の歌ネタです。 それではお楽しみください。 てんしとあくまで『かけ声』 この動画は歌ネタ王2013年のものであるが、リアルアイムで追っていた記憶はないので、おそらく2014年ぐらいに見た動画だと思う。

          一番笑った歌ネタ(コント紹介#3『かけ声』てんしとあくま)

          せめて美しく生きていたい(曲紹介#5)

          私は「優等生」をやってきました。 大体その場の空気を読んで悪目立ちせずに求められていることをしたり、一般的に「正しい」とされることを選んでやってきました。 数少ないコミュニティに所属している間は、問題ないのですがいざ一人で活動するような研究活動や、自分の人生と向き合う就職活動、相手と深く向き合う恋愛活動をしていると、 「正しい」ことなんて無いな!どこ行ったんだよ!正解は! と、なってしまいました。いや、とうの昔に正解がないことなんて知ってはいたけれど、いざ目の前で体験

          せめて美しく生きていたい(曲紹介#5)

          ショートネタ「カメラ映えと映えカメラ」

          じゃあ皆さん横一列に並んでください。はい、ありがとね。 えーとね、皆さんはどうして集められたかというと、皆さんは 『SNSで一眼レフカメラの写真や、 カメラを持っている自分の写真を アップしたのにもかかわらず、 全然一眼レフカメラ”で”撮った写真をSNSに載せない罪』 に問われているからです! カメラを持っていないこっちの身からしたら、 カメラはわかったから、そのカメラで撮った写真を見せてくれよ って思うわけですよ。 もちろん一眼レフとかのカメラは安い買い物ではない

          ショートネタ「カメラ映えと映えカメラ」

          リモートは制約じゃなくて可能性(コント紹介#2『バイト面接にドッペルゲンガー』ハナコ)

          ここ数か月で人と人の物理接触が難しい状況になってしまいました。どうしても僕は「いつになったら以前みたいに人に会えるかな」とか「どうやったら以前のような生活に近づけるかな」と考えてしまいます。 でも僕たちは、以前のように戻るのではなく、ウイルスとうまく向き合って新しい生活様式に変えていかないといけない。 それはお笑いも例外ではないようです。 色んな芸人さんが、ライブができない代わりにYou Tubeで過去のネタを見せてくれたり、noteで読む漫才を公開してくれたりしました

          リモートは制約じゃなくて可能性(コント紹介#2『バイト面接にドッペルゲンガー』ハナコ)

          脱「優等生」?(曲紹介#4)

          「優等生」キャラは大学以降の立ち回りが非常に困難です。 小さいころから「優等生」キャラで、新しいキャラを手に入れることをしてこなかった僕が言うので間違いありません。 どう難しいか触れる前に、「優等生」キャラとは以下のような特徴を持つキャラクターの人だと思っています。 ・ルールを守り、模範的な行動をとる ・言われたことは忠実にこなす ・先生や上司からよく褒められる ・他人と喧嘩することが少ない ・真面目 どこのクラスにも一人はいるんじゃないかと思います。基本いい奴で、勉

          脱「優等生」?(曲紹介#4)

          楽曲のようにコントを共有したい(コント紹介#1『世の中に必要のない人』ゾフィー)

          お笑いが好きな人で、何となく肩身の狭い思いをしている人は僕だけではないはず。 「僕はお笑い好きだけど、面白い人間ではないよなぁ」 っていう理由でなんとなくお笑い好きを公言できないときがあります。ただ、これって少し不思議なことで、小説を書けなくても読書好きは名乗りやすいし、作曲できなくても音楽好きは名乗りやすいし、カメラを触ったことがなくても映画好きは名乗りやすいと思います。 何なんですかね。これ。 好きなものは好きなものなんだから公言していきたいんですけど。その原因を

          楽曲のようにコントを共有したい(コント紹介#1『世の中に必要のない人』ゾフィー)