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PDFをTeamsの課題指示機能を活用して編集しちゃおう!

はじめに

この記事は、10月6日(日)に開催したワークショップofニーキャンという兵庫県西宮市で開催したCanvaのローカルイベントで紹介したワークショップの内容をまとめたものです。

2024年の夏ごろからTeamsの課題指示機能を使って、児童・生徒にPDFを配布すると、PDF上に描画したり、文字入力することができるようになりました。

この機能を活用すれば、(印刷)・配布・記入・提出・評価までをデジタル化し、なおかつTeams上で完結できます。そこで、Canvaでワークシートを出力して、Teamsの課題指示機能を使って児童に配信することで、編集・提出・評価する方法をお伝えしていきます。
なお、ワークショップの関係でCanvaの内容にふれていますが、PDFがあれば本実践は行うことができます。

Canvaの出力は無限大

PDFで出力する前に、Canvaで作ったワークシートやスライドは多種多様なファイル形式で出力することができます。次の画像の右下に示されているように、PDFだけでなく
・PPTX(パワポ!)
・MP4形式の動画
・JPG
・PNG(透過も可能)等々
で出力することが可能です。最近では、Canvaの「ドキュメント」で作成した文書はwordで出力することも可能となっています。

作成したワークシート等の出力方法と豊富な出力が可能なファイル形式

Teamsの課題指示機能でPDFを配付

はじめに説明したように、Teamsの課題指示機能を使って、PDFを配付すれば、児童・生徒は手描きしたり、文字を加筆したりといった編集がができるようになりました。ここでは、スライド資料をもとに、課題指示の出し方について説明していきます。

まず、クラスチームにある「課題」をクリックし、新しい課題を選択します。一度、他のチームでも課題を出したことがある場合は、「既存の課題から」を選ぶと過去に作成した課題を再利用することができます。

次に、添付をクリックしてPDFファイルを添付します。
添付後の初期設定では、「受講者は編集できません」となっているので、じ「受講者は自分のコピーを編集」に変更します。
後は、課題のタイトル等を打ち込んで子供たちに送信します。

課題指示上でPDFを編集する

ここからは、児童・生徒側でPDFを編集する方法について説明していきます。
まず、教師側から送られてきたPDFファイルをTeams内で開きます。

次に、画面右上にある編集ボタンをクリックします。

すると、左側に編集の選択アイコンが出てくるので、次のように目的に合わせて使って課題を仕上げていきます。
・文字入力をしたい→「Tマーク」
・ペンで描画したい→「ペンマーク」
・薄く描画したい→「蛍光ペンマーク」
・消したい→「消しゴムマーク」

最後に画面左上の「変更の保存」ボタンをクリックすれば、編集内容が保存されます。

以上の方法でPDFを編集し、提出すれば、担任の先生はTeams上で児童・生徒のワークシートを確認し、コメントを返したり、採点したりすることができます。

Teams上でPDFを編集する方法

以上の方法を活用すれば、Canvaを児童・生徒が使えない環境でも、教師がCanvaで作成したPDFファイルをデジタル活用できます。また、時間や場所を選ばずに児童・生徒の取り組みを確認することができ、わざわざ印刷する手間やノートを集める必要もなくなります。

さあ、あなたもCanvaやTeamsといったICTを活用して、充実した教員生活を送っていきましょう!

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