【本の紹介・探究学習】AIの時代にこそ重要な探究学習④ 「問い」を設定する授業案 vol.1
ここからは探究学習の具体的な手順を紹介していきましょう。
対象学年の目安は中学3年~高校生。「探究」するテーマとして、まずは「今、何かに疑問を感じているのか」「なせ?どうして?と思っていることはあるか」が重要です。そこで生徒から「疑問に思ってること?別にないわ。」と反応されてしまうと、「探究学習」は前途多難、正直、お手上げなのです。
世の中に、そして身の回りのことに何の疑問も強い関心も持っていない生徒たちに、まずは探究学習のスタート地点についてもらうための授業案vol.1をご紹介したいと思います。
1)学校で購読している新聞を活用する授業
・学校図書館との連携
探究学習の授業自体を、学校図書館内で行っている学校も多いと思います。今から紹介する授業案を実施する際にも、まず学校図書館に相談に行き、新聞のバックナンバー(図書館に保存中のものではなく、廃棄処分予定で、そのままもらえるもの)をできるだけ多く用意してもらいましょう。できれば複数の新聞社のものがあれば良いですね。私の現在の勤務先では、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、地方新聞が用意されています。
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