「日本の平和ボケした防災計画(狂っている)」と、「プレッパー」や、徴兵制度のある欧米の、「本当に生き残れる知恵」の違い
テレビで、今来ている台風関連の防災対策の準備についてやっていた。
その中で、今までに自分が書いた「防災対策」以外の内容をやっていたので、その事について書いていきます。
(テレビでやっていた防災対策の準備に必要な物)
・油性マジックペン
・ペットボトル(2L x 3 (3日分の水))(500mL x 4)
・ロングスカート
・大型の黒いゴミ袋
・停電時の冷蔵庫対策(短時間(半日程度)ならば、冷蔵庫はかなり強固な保冷能力なので、かえって「保冷バッグ」などに移動しない方が冷えたまま維持できる。「半日」を越えて冷蔵庫の中身をもたせたいならば、「保冷バッグ」に移したいが、そもそも「保冷剤」を凍らせておかないと全く役に立たない)
自分が冷蔵庫が壊れた時は、1日位までならばギリギリ持ちました。
(1) 「油性マジックペン」
「テレビでやっていた防災対策の準備」や、「被災地ボランティア」の人達が、これがあった方が便利だったと言う「防災グッズ」で、自分が今までに入れていなかった「防災グッズ」に、「油性マジックペン」がある。
「被災地ボランティア」の人達だと、「油性マジックペン」は、思ったよりも使うようです。
(使い方例)
テレビでやっていた防災対策の準備では、
・ペットボトル(2L x 3 (3日分の水))
の準備をしておいて下さい。
という内容で、「台風」の準備なので、「台風が来る前に、自宅で、「ペットボトル(2L x 3 (3日分の水))」に水道水を入れて準備しておく」
という内容だった。
・人間は、「1日、2L位の水が必要」
・国の避難所などの支援の準備が整うまでに、3日間程度は、自力で生き残れる食料、水などの備蓄品の用意
を基準にしているので、家族が多い場合には、もっと分量が増えるようです。
この時に、
・「水道水のくみ置き」で、冷蔵庫が停電で長期間使えない状態だと、水も痛むので、3日間位が限界。
なので、
・「油性マジックペンで、ペットボトルに、水道水を汲んだ日時を書いておく必要がある」
という内容だった。
現在来ている台風情報のように、「大量に停電エリアがある」ので、「冷蔵庫が停電で長期間使えない状態」の対策もしないといけないようです。
(ペットボトルの容量)
「空のペットボトル」の事前準備で持っておいた方がいい分量は、
・(2L x 3 (3日分の水))
・(500mL x 4)
があると便利なようです。
自分の東日本大震災の時の体験談から書くと、
・マンションが停電したので、エレベーターが止まってしまったので、「5L とかの水タンク」+「台車」の組み合わせが、まったく役に立たず、階段でマンション高層階まで持って運ばなければならなかった。
最終的な結論としては、
・「ペットボトル(2L x 2)」をリュックに入れて背負って階段を上がると、物凄く楽で、普段とさほど変わらなかった。
という状態に落ち着いた。
また、多くの防災リュックを準備している人達は、衛生面と使い勝手を考えて、
・(500mL x 4)
程度に、水を分散させて、防災リュックに入れているようです。
要するに、科学的に必要な分量は、「1人、1日2Lの水」x「3日分」x「家族の人数分」なので、「10L 以上の水タンク」の準備なのだが、現実問題として、「自分で運べないとまったく役に立たなかった」ので、上のような最終結果になった。
「被災地ボランティア」の人達の、「油性マジックペン」の他の使い道はよくわからないが、いろいろな場面で必要になりやすいようです。
(2) <女性の避難所用の防災対策グッズ>「ロングスカート」、「大型の黒いゴミ袋」
他にテレビでやっていた内容が、警察が推奨している手法で、
・<女性の避難所用の防災対策グッズ>「ロングスカート」、「大型の黒いゴミ袋」
というやつの準備をしておくと、
・避難所で着替える時に、女性の場合には、ブラジャーや下着を隠しながら着替える事ができる。
・授乳時に使える。
ようです。
ちなみに、江戸時代とかの古い着物時代の日本人女性の授乳の方法は、
・身八ツ口からの授乳
という手法だったようです。
(身八ツ口からの授乳)
https://kimono-rentalier.jp/column/shrine-visit-for-birth/omiyamairi-junyuu/
着物の脇の下部分に、「身八ツ口」という普段は糸で綴じられている箇所があって、授乳が必要な女性は、ここの糸を切って、そこを使って授乳すると、乳房をほとんど出さずに授乳できる着物の工夫がある。
ただ、江戸時代以前の古い古文書の絵巻に描かれているのは、経済的に貧しいのもあって、ほとんどの村人は、わりと、素っ裸の事も多く、そこまで現代人のように気にしていなかったようです。
絵巻だと、幼児は、「金太郎的な腹掛け」だけをしていて、フリチンだったりする事もある。
(日本の「平和ボケ」防災計画をどうするべきか)
(「スカート」の本来の役割)
現在でも、「中国の村の観光地」などへ行くツアーなどへ行った人達の旅日記なんかを読むと、
・中国の文化では、公衆トイレに個室ドアが無いので、男性でも女性でも、見えたままトイレをするしかない。
・公衆トイレによっては、下水的な考え方が違うので、上流でした人の排泄物が、自分の個室に流れ込んでくるのが当たり前。
みたいな事が、昔の中国では標準的な文化だったが、中国のオリンピック開催で若干改善されたようです。
そういう文化なので、
・現在でも、「中国の村の観光地」などへ行くツアーなどへ行った人達の旅日記では、中国の村では、公衆トイレなどは無いので、「観光バスのトイレタイム」では、野糞をするのが当たり前。
この時に、現地の女性は、「スカートを上手に使って、そのまましゃがみ込んで、周囲に男性が居ようが、そのまま野糞をする」
というのが、本来の「スカート」の役割だと書いてあった。
日本人女性が、痴漢を意識して、ズボンで中国観光に行ってしまい、「中国の村の観光バスのトイレタイム」の時に、下半身はズボンなので全部脱ぐしかなく、見世物になってしまうので、知人に、ジャンパーなどで囲ってもらってトイレをするしか無かったとか書いてあった。
昭和の初期頃までは、「フーテンの寅さん」の「男はつらいよ」の映画の中にも、そういうシーンが出てくるが、わりと、現実でも、「野糞」をする事も多かった。
汚い話に感じるが、欧米の「プレッパー」と呼ばれる「核戦争などで政府が全く消失した場合でも、自力だけで生き残れるほどの、強固な防災対策の準備をしている人達」なんかと比べると、「日本の防災対策の基準が、世界でも異常で、「政府の支援ありき」の基準で組んでいる「平和ボケ」と世界から言われる防災対策を組んでいる」のが、かなり異常なようです。
「日本人の防災対策」の異常性は、ちょうどよくわかりやすい似た例が実際にあって、「東日本大震災の時に福島原発事故があって、放射能の影響で、その地域から全員脱出して下さい。と国の命令があった」時に、ペットを飼っていた人達は、「避難所にペットを連れていけない」ので、野に放って逃げた。(現在の日本の防災対策では、この東日本大震災の時の処置はあんまりだと批判されたので、「ペットも大切な家族である」、「震災後PTSDの治療も込みで、ペットは大切」と発想が変わった)
この時に、1ヶ月位経ってから、動物愛護団体などが、「福島に放たれた多くのペットの救済に向かった」のですが、その時に、
・飼われていたペットの犬は、自力で餌を捕る術を知らないので、近くに食べられる物(昆虫とか)は探せばあるのに、ガリガリにやせ細っていて、「飼い主が餌をくれる」のを延々と待ち続けていた。
そうです。
「日本の平和ボケした防災計画」と、日本人の有り様は、ちょうどこの「犬」にそっくりなように思える。
徴兵制度があり、「プレッパー」なんかがある欧米人から見ると、「日本の平和ボケした防災計画」はかなり異常に見えるようです。
「日本の平和ボケした防災計画」の異常性の最たる物は、「防災リュックに、防災トイレを入れる」ほどの「平和ボケ」をしているような、「優先順位度」の狂っている所で、「日本人は、国に飼われているペットのような人間」のように見える異常性がある。
(「し尿管理」の難しさ)
(「し尿管理」と「硫化水素中毒」)
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/040325-3a.pdf
実際の所は、昭和初期の人達が普通にしていたような「野糞」など、
・「し尿管理」の失敗と「硫化水素中毒」発生問題
というのがあって、現代、極力、トイレに困っていても、避難所のそばなどで、「野糞」などをしない方が安全です。
よく、マンホールや下水施設の職業の人達に多い事故に、「硫化水素中毒」というのがあって、この毒ガスを吸い込んでしまうと、「死亡」、「意識不明になる」、「精神がおかしくなってしまう」なんかになりやすく、場合によっては、長期間の後遺症や治らない事も多い。
(硫化水素中毒のメカニズム)
https://medical.jiji.com/medical/004-0506-05
よくテレビで、「暴徒」の映像が多い、中国人やブラジル人なんかから見ると、「どうせ停電で腐ってしまう」のに、「それらを生かさずに、店舗から盗んだら罪に罰せられる」とかの「平時の法律」が生きているのも、臨機応変に対処できない、日本の悪い所だと言い、「日本人は、生き残ろうとする意識が極端に低い」のが異常に見えるようです。
と言っても、戦中や戦後すぐの日本人のように、「野良犬を食べて生き残った」ような事は、今の自分なんかは絶対にしたくない行動なので、
・やはり現代日本人の感覚だと、「そんな事までして生き残るならば、自分が死んだ方がマシだ」と自分の判断や行動パターンでは、絶対に、そうなるだろうと思う。
このように、現代日本人は、変に悟ってしまっており、「日本人は、生き残ろうとする意識が極端に低い」上に、「倫理感が、自分の死よりも上位に来ている」傾向がある。
現在の自分の感覚だと、「日常の散歩で見ている、誰かが連れて歩いているペットの犬、野良猫、鳩、雀に到るまで、みんな友達の動物であり、それを殺して食べるような不気味な発想が、サイコパスのように感じられる」ような程度にまで、平和ボケしてしまっているので、ここのラインは「絶対に越えられない倫理感であり、それをする位ならば、自分が死んだ方がマシ」という動かせない倫理感のラインがまずある。
「プレッパー」や欧米の徴兵制度のある人達のしている感覚の中で、現在自分ができるギリギリラインは、「木の実などの植物を取って食べる」、「魚、昆虫、山菜」辺りが、「自分自身の精神が耐えられるギリギリライン」です。
古代の時代に、
・日本人は、山菜採り
・欧米人は、肉食
だった辺りから、すでに、「人間としての精神が耐えられるギリギリライン」が違ってしまっているようです。
自分は、普段、別に、「ベジタリアン」や「ヴィーガン」、「イスラムハラール食」などではなく、普通に、焼き肉、牛丼、豚肉も食べているが、「自分が殺して食べる」ような、欧米の徴兵制度や、「プレッパー」の発想のある地域の人達の発想をする事自体が、精神が耐えられないのでできない。
(徴兵制度のある欧米と、「日本の平和ボケした防災計画」との違い)
上に書いたように、日本人のしている防災計画は、「欧米から見ると、防災計画でも何でもなく、防災ごっこ遊びに近い役に立たないものである」と言われている。
原因は、
・「日本人は、生き残ろうとする意識が極端に低い」
・「平時の法律」を、緊急時にでも、必死に守ろうとする(例え、自分が死んでも、家族や子供が死ぬ事になろうが、日本人は法律や倫理感の方を優先しようとしているので、「飼われたペットが緊急時に自分で餌を捕れずに(目の前に食べられる昆虫などがいるのに)餓死して死ぬ」ような状態に近い)
欧米人から見ると、日本人のこういった「生き残る事の意識の極端な希薄」は狂った人のように見える。
特に、「プレッパー」がいる欧米人から見ると、「政府が何でもしてくれる」という事を大前提に組んでいる「防災計画」の段階で、かなり日本人の防災計画の設計そのものが、「生き残れない役に立たない防災計画」のようです。
「日本の平和ボケした防災計画」は、いろいろと、根本から、全部問題点だらけのようです。
前に書いたが、
(「プレッパー」、「難民移動」の人達の「EDC gear(EveryDay Carry gear)(常時携行品)」の中身)
(*特に、海外の人達は、次の太字の用具は、「前線で孤立した時に自力で、生き残る為には、絶対必須だ」と言っている。「暖を取る事」、「水の確保」、「自然の食べられる食材の確保」を最大限重要視している)
・ナイフ、拳銃などの護身武器(日本では無理だが)
・薪割り用に、「手斧」とそれを安全に入れる袋
・スマートフォン(主に、「銀行を持ち歩く」、「知人との連絡手段を持ち歩く」、「カメラ、動画撮影で、今現在の自分の状況を他人に発信できる」ような使い方)
・スマートフォン用の携帯ソーラー充電器
・懐中電灯
・濡れても使える軍用筆記用具
・ファイヤースターター(キャンプで火を最初につける道具)
・携帯用の水の濾過用のグッズ
・水筒
・パラコード(550コード)(耐荷重がきちんとしている「ロープ」の事)
・登山用カラビナ(強度がきちんとある本物のカラビナ)
・フィールドリペアキット(日本でいう所の「針と糸」とかの修繕道具を集めたセットと、さらに、キャンプ、サバイバル用の現地でいろいろな修繕ができる道具をまとめたやつ。いわゆる「ブッシュクラフト」で使う道具)
・救急医療セット
・サバイバルカード(普段は使わないが、本当に、軍の前線で自分だけ孤立してしまった場合の、「釣り針」、「簡易ノコギリ」などの「自力で食料を調達するための道具」がカード状になっていて、切り取って使う道具)
・折りたたみ式の小型シャベル
・メタルカードホルダーウォレット(耐久性が高い金属性のカードケースと財布がくっついたような物)
・ダンプポーチ(木の実とかキノコなどを拾って入れる折りたたみ式の袋)
・蜜蝋(ビーワックス)(敵に察知されないように、黒煙を発生させずにゆっくり燃えるロウソク)
「プレッパー」、「難民移動」の人達が、「ナイフ(薪などを割る「手斧」が必須という人もいる)」、「パラコード(ロープ)」、「折りたたみ式の小型シャベル」が必ず必須と言っている理由は、「ブッシュクラフト」といって、「自然界にある物だけを使って、自力で必要な道具を作るために必要だから」です。
欧米の軍の前線で孤立しても生き残れるサバイバルの知恵と、日本の防災のやり方とではだいぶ違うので、参考までに、これだけ違うのだという程度の知識として知っておくといいかもしれない。
(徴兵制度のある欧米人が前線で自分だけで生き残れるために絶対必要な道具)
・大型のサバイバルナイフ、手斧、ナタ(この中のいずれかが絶対必須)
・折りたたみ式の小型シャベル
・ファイヤースターター(キャンプで火を最初につける道具)
・鍋、水筒(水を溜めておく事ができ、火にかけて調理できる道具)
・防寒具(夜の野宿で、低体温症になると、自力で動けなくなるので、自力の食料調達も不可能になるので、「死ぬのを待つだけ」みたいな状況に追い込まれる)
徴兵制度のある欧米人が最も重要視している「サバイバル」術では、
・「火をおこせる(暖を取る事)」、「水の確保」、「自然の食べられる食材の確保」
この3つができないと長期生存できずに、「死ぬ」ようです。
サバイバル術だと、上の道具は、「絶対必須道具」のようです。
(「日本の平和ボケした防災計画」)
・「使い捨てトイレ」を防災リュックに入れましょう。
・「野糞」をしたら逮捕。
・「ナイフ」を所持していたら逮捕。
・長期間停電しているのに、「平時の法律」が生きており、店舗の食料品などを腐らせるだけ。(「廃棄食品」という手法を維持する事だけが日本人にとっては大事である。目の前で、子供が餓死しそうになっていても放置するしかしない。逮捕されるので)
(「緊急時の法律」の考え方が必要で、欧米では、「リソースをいかに生かせるか?」、「トリアージ(triage)(少ない資源で最大限の効果を発揮させるには、どのようにするのか)」という発想を使うようです)
欧米人から見ると、日本人の防災対策は、かなり狂っているようです。(というか、どうやって、それで生き残れるのか?)
特に、現在、日本では、
・月面基地を考えている。
なんかの計画の進行中なのですが、そのような時に、現在のような、「全く使い物にならない、狂った「日本の平和ボケした防災計画」」のままではいけない。
イーロンマスクの「火星移住計画」のような事を未来に考えるのであれば、今から、発想の根源を変えて、
・「リソースをいかに生かせるか?」、「トリアージ(triage)(少ない資源で最大限の効果を発揮させるには、どのようにするのか)」という発想を使えるように、人類の思想の進化が必要な時期に来ているようです。