#つなレビュー(2022/09/11)
ぶどうがおいしい季節になってきました〜🍇 そんな今週のサムネイル画像。製作者・ミナミちゃんのポートフォリオはこちら。
サイボウズでのお仕事
チームビルディング支援の依頼がちらほらと増えてきて、ヒアリングからスタートすることが多い最近。目的の達成のために手段はいくらでもある中で、ベストな道を探るのは楽しい。
所属しているチームで担当している施策「Teamwork Survey」の紹介記事が出ました👏 チームワークの状態を可視化するツールを内製しています。診断→対話のサイクルをいろんなチームで回していきたい。
コーチング
今週のセッション件数は1件。ひとりの人間の中にはいくつものロールが存在していて、それぞれの役割が立ち現れてきたときに、各ロールの関係性をどう捉えるかも大事だな。GCIでの学びも楽しい。ドリーミングの領域からくるエッセンスをCRの次元に昇華する。そこがつながるとめちゃ納得感高い。
観たもの・聴いたもの・読んだもの
喜多川泰『運転者』
喜多川さんの著作は久しぶりに読んだなぁ。「運」についての別の角度からの見方を得られた。運に良いも悪いもなく、貯めるか使うかでしかないこと。「実らない努力はあるが、報われない努力はない」ということも、改めて心に留めおきたいなと感じた。
緩和ケア医・関本剛先生のお別れの挨拶
以前、書店で著作を見かけて存在を知った関本先生。今年、亡くなられていたんだ。お別れの挨拶や、関連する晩年の動画を見て、こういう人生を送った人がいるのだなと沁みいる気持ちになった。自分はこの命を、なにに遣うだろうとか。
プライベート・雑感
最近機会があって、改めて自分にとってのコーチングの定義を言語化してみました。
「コーチングとは、クライアントが自らの可能性を最大限に開花させ、心からの願いを実現する旅路を支援するために、コーチとクライアントが結ぶ特別な協働関係のこと」
「コーチがクライアントに対して○○する」という、単なる一方向性の動きではなく、コーチとクライアントの間の関係性から生まれる営みを指すイメージです。
その関係性をコーチと共創する中で、クライアントが自身の内発的な動機に気づくきっかけを得られるといいのかな、とも思ったり。
加えて、現在学んでいるプロセスワーク・コーチングでは、プロセス指向心理学(プロセスワーク)の知見を多分にコーチングに応用しています。これがまた、コーチングを通じた対人支援の営みを新たなステージに連れてきてくれていると感じます。
プロセスワークは、プロセス、つまり「物事の流れ方や変化の過程、そしてその物事自体も含んだもの」に注目した心理学であると解釈しています。あらゆる現象(物理的な事象、人間の感情などの心理的な現象、集団や社会の動き)が生じる背景に、大きな流れのようなもの(≒プロセス)があり、その流れは何かしら意味があってその事象をもたらしているのかもしれない、と捉える見方。目的論的な世界観でもあります。(他にもたくさんの智慧があるんですが、もう多すぎて書ききれないので、自分のざっくり理解している上記の範囲で留めておきます)
プロセスワーク・コーチングは、物事が変容していく過程において役に立つプロセスワークの智慧を、クライアントの変容を支援するコーチングの営みに応用しているものです。背景にある理論が個人の行動変容に限ったものではなく、集団や社会の力学に関する研究や、歴史や宗教、ジェンダー等のアイデンティティが与える影響の考慮など、幅広い領域を参照しています。そのため、単にPDCAサイクルを回すような手法論に終始せず、クライアントの思考や行動に影響を与えている深層の部分にアクセスして、より根本的なところから変容を支援できる可能性がある、と感じています。
とまぁ、文章にすると堅くなってしまったのですが、そんなことをコーチとしては意識しながら活動しています、という近況でございました。クライアントさんも新規募集をしています。もしご興味があればご連絡ください。
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