【オリジナル】許望
ひらりひらり 色褪せないようにと
蓋をしたら 君の声まで届かない
暇つぶしに 小石蹴って歩いてたら
疲れてるな 嘲笑う君がいた
もう少しだけ僕を見てほしいと
手を伸ばした君に近づきたくて
くだらないとつぶやいていた
顔ももう出てこなくて
花吹雪の道の真ん中で
君を思い出せずにいた
それもそうさ、全部妄想だった
そんな君は最初からいなかったんだ
当たり前と首を傾げた
どんな声色だったっけ
幸福は義務だなんてさ
誰が言ってたんだっけ
それもそうか、全部夢の中だった
そんな世界最初から欲しかったんだ