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風邪予防に飲みたいお茶レシピ

こんにちは、TSUNAGUTO広報です。

寒い日が続いていて、気を付けていても風邪を引いてしまいそうですね。ふと寒気がしたり、喉がイガイガしたり、風邪気味のとき皆さんはどうしていますか?
この時期は、軽い風邪で病院に行くのも躊躇われますよね...。

家でできることとして、よく寝て栄養のある食事をとるのに加え、お茶を工夫してみるのはいかがでしょうか?

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今回はお茶に加える食材の効果も合わせてご紹介します。
風邪予防か、喉が痛いのか、悪寒がするのかなど、お悩みに合わせてアレンジしてみてください!

①梅干し入りの大福茶

おめでたい名前で、年末年始や1月中は特に見かけることの多い「大福茶(おおぶくちゃ)」。煎茶に梅干しや結び昆布が入っているものが多いです。

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この大福茶は、1000年以上前に京都で疫病が大流行した際、空也上人が梅干しを入れたお茶を病人に振る舞ったのが始まりとされています。その後、疫病は下火になったとのこと。
梅干しにはエポキシリオニレシノールというインフルエンザの増殖を抑える成分が含まれており、その効果だったのかもしれませんね。

作り方は、温かい煎茶(200ml)に梅干しを一個入れるだけ。お好みで梅干しの潰し具合を調節して飲んでください!

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冷蔵庫から出したばかりの梅干しを入れると温度が下がるので、ぬるくなってしまった場合はお茶を電子レンジで加熱してくださいね。

結び昆布の代わりに塩昆布を入れると、梅昆布茶のような味になってよりうまみがしっかり感じられますよ!

②柑橘系と三熟番茶の大福茶

大福茶を三熟番茶で作り、柚子や金柑で少し加えてみました。

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温かい三熟番茶かほうじ茶(200ml)に梅干しと柚子の皮(または金柑のスライス)を適量足すだけ!

煎茶などの緑茶は身体を冷やし胃への刺激もありますが、焙じてある三熟番茶は身体を冷やすこともなく、低カフェインで負担も軽いです。
そこに柚子の皮や金柑のスライスを加え香りとビタミンCを足すと、より上品な味になり風邪予防にも。

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柚子の香りと梅干しの塩気でお食事系の味となり、柚子と大福茶はベストな組み合わせだと思います。ただし金柑だと咳止めの効果もあるので、既に咳などの症状があるときは積極的にとりたい食材ですね。

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③はちみつ大根おろし茶

はちみつも大根も喉の炎症を緩和する作用があり、喉の痛みや咳、たんを改善する効果が期待できます。
お茶は紅茶でもほうじ茶でも、お好みのものをお使いください。今回は身体を温める効果のある発酵茶をセレクトして、和紅茶で作ってみました!

お好みのお茶(200ml)に大根おろし(大さじ1〜)またはおろし汁(大さじ1〜2)を入れ、はちみつ(大根おろしと同量)を混ぜ、耐熱容器に入れてラップをして、電子レンジで30秒以上加熱します。

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写真は大根おろしを全て入れていますが、大根の繊維の食感と味がかなり残ります...!すり下ろしたときの汁のみを入れると、辛みだけを抽出できるので飲みやすいです。(もちろん大根おろしとおろし汁を両方入れても大丈夫です!)

生のままだと辛みが強い大根おろしでも、電子レンジで加熱することでまろやかになります。大根の食感が気になる場合は、吹きこぼれに注意して10秒ずつ追加で温めてみてください。
温めるとはちみつの甘味も感じやすくなります。

こちらは予防というより、既に喉が痛いときにオススメです。

④スパイスティー

紅茶は茶葉を発酵させているため身体を温める効果があります。同じく身体を温め冷えを解消するスパイスと組み合わせると相乗効果が期待でき、風邪予防としても飲んでいただけます。

特にインフルエンザの薬(タミフル)の原料でもある八角(スターアニス)は、強力な抗ウイルス作用があると言われています。香りが苦手でない方はぜひ入れてみてくださいね!

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ホールスパイスは鍋で煮出す必要がありますが、粉末のスパイスを使うと手軽です。生姜チューブや黒胡椒、山椒や花椒の粉末を入れるとアジアンなスパイスティーになりますよ!
この場合は和烏龍茶(こちらも発酵茶!)に入れるのもオススメです。

↑その他、身体が温まるスパイスティーのレシピはこちらの記事でご紹介しています。

お手軽なブレンドティー

風邪を引きかけている時は、スパイスを買ってきたり大根をおろしたりする元気もないかもしれません...!
本格的に風邪を引く前に、お湯を入れるだけで飲めるお茶を常備しておくのはいかがでしょうか?

オススメは「レモングラスティー」や「よもぎ茶」、「熊笹茶」といった、ハーブが入ったブレンドティーです。

例えば、ハーブティーの定番素材でもあるレモングラスには抗菌・殺菌作用があり、風邪予防にも効果的と言われています。
その他、よもぎの強い香りには殺菌作用があり、気管支炎の改善や風邪予防に効果があるとされています。また、熊笹は免疫力の向上に役立つとされ、抗ウイルス作用に関する研究も進んでいます。

それぞれ風味を楽しむのはもちろん、体調が優れない時にも飲みたいお茶ですね。

お茶があると、心強い!

毎日栄養を考えて食べるのは難しくても、お茶であればうまく食材を取り入れられそうではないでしょうか?
急な体調不良など、いざという時のお守りとして、お茶を常備しておくと安心かもしれません。

ネットで購入でき、定期便もあるTSUNAGUTOのお茶もぜひご覧ください!
それぞれ特徴の異なるブレンドティーも5種類あります。

TSUNAGUTOのインスタグラムでは、他にも季節のお悩みに合わせてお茶をご紹介しています。ぜひこちらのnoteと合わせてご覧いただき、こまめに身体を労って過ごしましょう!

W:矢島愛子

参考文献:
・宇都宮 洋才(2016)『やせる! 元気になる! 焼き梅干しパワー』宝島社
・喩静、植木もも子(2018)『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』西東社
・北陸大学 薬学部教授/健康長寿総合研究グループ(2019)「クマザサはウイルスに強い」

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