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メルヘンハウスの三輪丈太郎です!

激変!覚王山!!!

8/18に覚王山に再オープンした、子どもの本専門店メルヘンハウス 二代目 三輪丈太郎です。1973年に初代店主であり僕の父でもある三輪哲が、本山に日本で初めての子どもの本専門店としてオープンし、本山で20年、千種で25年、そして今回3年のブランクを経て、覚王山へは新参者としてやってきました。どうぞよろしくお願いします!

僕は中学生まで隣駅の本山に住んでいたので、ケッタマシーン(自転車)で移動可能な範囲である覚王山は地元みたいなもの。よく友達と一緒にケッタマシーンで参道を流した(もっとカッコ良く言えば、ツーリング!)ものです。もう30年以上も前の話ですが、参道は今とは異なり、大衆食堂、串カツ屋、お好み焼き屋、旅館、墓石屋などが立ち並ぶ、下町情緒溢れる「昭和」感が満載でした(確か覚王山アパートもなかった筈)。

今でも随所にレトロ感は漂っていますが、ここ最近のスイーツ店の出店ラッシュにはビックリ!人気スイーツ店に並び、「ばえる」写真をアップしたりして、キャッキャしたいものですが、今年で46歳になり遂に老眼始まりました!おじさんには少しハードルが高いものです。

初体験は覚王山!!!

話はガラリと変わり、30年以上前のある夜にタイムスリップ!中学生であった僕は、参道沿いにある某飲食店に父、母、妹と僕で出向きました。

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某飲食店とは今となっては覚王山の老舗えいこく屋です。

当時、カレーと言えばカレーライスが定番というか当たり前。ライス以外にカレーを食す物体など知る由もなく、あったとしてもカレーパンという全く別の物体でした。

しかし、えいこく屋でカレーと一緒に出てきたものは、ひょうたんのような形状をした白い物体、ナン!パンでもクレープでもホットケーキ(今風で言うとパンケーキ!ちなみに名作絵本『ぐりとぐら』ではカステラと書かれている!)、どれにも属さない新種を発見したような、ドキドキ感と高揚感でテンションは最高潮に達しました。

まだココイチも全国チェーン展開していない時代。ザ・ブルーハーツの「リンダ リンダ」という曲を、はじめて聴いた時と同じぐらいの衝撃でした(後に英国のセックスピストルズと言う名のパンクバンドの存在を知り、中学生の僕は鼻血ブーぐらいの衝撃を受けることになる)。そして、カレーにも色々な種類があることを知りました。

今でも鮮明に覚えているのは、その時に選んだカレーはほうれん草カレー。当時、何故ほうれん草カレーを選んだのか?理由は思い出せませんが、「カレーは茶色である」という既成概念を見事に覆した緑色のカレー

そして現在に至るまで、えいこく屋では、ほうれん草カレー以外オーダーしたことがありません(よっぽど当時のインパクトが強かったのか、それとも意外にも僕は保守的なのか?)。

そう、僕のインドカレー初体験は覚王山だったのです!

今となっては、メルヘンハウスへ自転車で通勤する際に、毎日えいこく屋の看板を目にするようになり、当たり前の通勤路の風景となっていますが、30年以上前の初体験は、未だ鮮明に覚えています。

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そして、初体験からしばらくして、インドでは食に関しては右手で食べるのが当たり前であり、左手は不浄とされていることを知りました。左利きの僕は、厨房にいるであろうインド人に見つかって怒られたらどうしよう?と怯えながら、緑色のカレーに左手でナンを浸して、急いで口に放り込む小心者です。

最後は一応、子どもの本専門店らしさアピールして、次のつなぐメンバーへリレーバトンを渡します!

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『ラージャのカレー』(偕成社)という絵本があります。なんだかすごく元気になるので、こんな憂鬱なご時世にはピッタリ!是非一度ご賞味あれ!いや、ご一読あれ!

メルヘンハウス 二代目 三輪丈太郎



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