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#13 単元を超えて、仕事をデザインする
「これって私がタスク管理を作ったから必要性に気づけたってことですよね」
最近、クライアントの方と、Notionを活用した業務効率化のシステムづくりを行なっている際にこのようなことを言われた。
元々はタスクの管理をしたいという話で取り組み始めたものだったが、使っているうちに類似する仕事のタスクをまとめて扱えるようにした方が便利だと考えたらしい。
そこで、作っていたタスク管理のシステムと連携して動くプロジェクト管理の仕組みを紹介した。
その方にとっては何気ない一言だっただろうが、こう言うことを感じてもらえるようにカリキュラムを考えてた僕にとっては嬉しい一言。
学習段階を踏まえた上での単元構成をこれまでしてきた経験が思わぬところで成果として出たように感じる。
単元を作るイメージで仕事をしていく
教員として教壇に立つ際、学習内容のまとまりというものを意識しなければならない。いわゆる「単元」というやつだ。
僕が指導してた中学校の数学科では、1年間が6〜8の単元に分かれており、それぞれの単元ごとに学習する内容がある程度決められている。
学習する内容が決められているのであれば、それを一つずつ順番にやっていけばいいだけのように感じるかもしれない。
しかし、そうもいかないから面白いのが単元というもの。
一つの知識を習得するために必要な前提となる知識が存在しており、その前提し知識を習得するために必要な知識というものがまた存在する。
巡り巡って考えると小学校1年生の1学期まで遡るくらいに長い系譜をへてそこに座っている生徒たちに「今」の学年の学習内容を習得させるように働きかけなければならない。
当然、足し算ができない生徒に掛け算ができないのと同じように、その生徒が何を知っていて、何を知らないのかという当たり前のことを常に意識・確認・修正していかなければその単元で抑えるべき項目を達成することはできない。
そして、すべての生徒に等しく力をつけることは難しく。その可能性を高めるために学校の先生たちは日夜研究に励んでいる。
という具体に、50分間の授業だけで教えたいことだけを考えても授業は成り立たず、「単元を通して」どのように力をつけていくのかを考えていくことが大切になる。
と、少し逸れた話を冒頭に戻すが、常に取り組むべきことをまとまりで考えてきたから伝える相手の状態を考えて、一気に教えず必要な粒度で伝えていくということが自然と出来上がっているのが現在の僕なのかもしれない。
場所は学校ではなくなっても、人を相手にしている場面でそれが自然と出てきたことに面白さを感じた。
人が相手でなくても「単元を通した」考え方って活きてくるかもしれない。
ここまで、考えていく中で、何も人相手でなくてもこの「単元(ある程度のまとまり)」を考えるということは仕事の場面において活きてくるということも記しておく。
日々の仕事の中でやらなけらばならないことは数多くあるが、その一つ一つは単発に見えても実は繋がっていることはよくあると思う。
仕事のプロジェクトやクライアントごとの取り組み、コンテンツの作成など。一つの事業に対してやるべきことが複数存在するということはよくあると思う。
そんな時も、それぞれのまとまりを構成する要素や必要な前提知識、これからやらなければいけないタスク。これらを考えなければ本当の意味での意味のある取り組みはできないだろう。
今の状態から「単元」の終わりにどんな状態を目指すのかという「まとめ」を少し意識するだけで、確実な取り組みは増えてくるように感じる。
そうなると前進する力も高まっていくのだろうなあ。そんな人が増えていってほしい。
GWの土日にイベントを盛り沢山にしたせいで日曜日にNoteを書くというルーティンを守れないという事態が発生したけど、何とか修正。(できてないか・・・笑)
最近よくリーチされる方のSNSで
「SNSが捗れば仕事が捗らず、仕事が捗ればSNSが捗らず」という投稿を見たが、仕事じゃなくてプライベートやなぁと感じる。
とはいえ、できなくても続けることで習慣ができるのは間違いない事実なので、またちょっとずつ更新していくことにする。
それでは今日も、ここまで読んでいただいてありがとうございました。