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本金継ぎ教室の見学行ってみた

ハンズで本物の漆を使った金継ぎセットを買ってみたものの、説明書に書いてある内容が難しすぎて一人で直すのを断念した私は、このセットの販売元の本金継ぎ教室(本物の漆を使った金継ぎ教室)の見学に行くことにしたのです。

こんなところに金継ぎ教室が

会社の終了時刻と共に、足速にそのお教室へ向かいました。会社から近いということで、そのお教室に決めたのですが徒歩20分。夏だったので汗だくになりながら到着しました。そこのお教室は上野の雑居ビルのようなところの3階で、知らない人は通りすぎてしまいそうな場所です。3階まで上がり扉開けて入ると、優しそうな受付のスタッフの方が出迎えてくれました。手前には、更木のお椀やお皿や漆芸に使うであろう道具や材料が置いてありました。受付のスタッフの方に教室についての簡単な説明をしてもらい、いざ金継ぎ教室の見学へ。

お教室の雰囲気は

受付の方から、先生を紹介して頂き教室内を案内してもらうことになりました。その時は、受講されていた生徒さんは5、6人でしたが、作業する机が4列ほど並べられていて20人ほど一度に受講出来るくらいの広いお教室です。両サイドには、作業途中の器が沢山並べてある棚があります。生徒さんは黙々と作業をされていて、とても静か。金継ぎをやっている方もいれば、漆の作品を作っている方がいました。金継ぎだけだと思っていたので、先生に聞いてみると、そこのお教室は何名か講師が所属していて、先生たちは東京藝術大学を出られている方が多く、作家活動と大学の講師などの傍ら、こちらの教室でも先生をされているそうで、金継ぎだけではなく漆芸全般を教えているとのことでした。金継ぎしか知らなかった私は、漆を使って色々なものが作れることを知り、更に漆に対しての興味が湧いてきました。

簡易金継ぎで直した長皿をみてもらうと

恐る恐る、簡易金継ぎで直した長皿を先生に見てもらうことに。漆芸を長らくされている職人の先生なので、なんで接着剤で着けたの?とか怒られるかと思ったのですが、先生は優しく『大丈夫ですよ。綺麗に取ってやり直せますよ』と言ってくれました。やっとこれで、お魚を乗せて食器として使えるんだと安心し、こちらの教室に通うことを決心するのでした。ここまで、試行錯誤しながら辿りつくまでに1年。ここから更に長い道のりになるとは・・・次回に続きます。


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