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本と暮らす 図書館で暮らす
「図書館を建てる
図書館で暮らす
本のための家づくり」
森の図書館
館長 橋本麻里さん
司書長 山本貴光さん
おふたりの本。
約五万冊の書物と暮らす。
森の図書館という個人住宅を建て暮らしているお二人の本とともに生きてきた人生、日々の暮らしの物語。
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本屋さんにて表紙をみたとたん、電力がはしった!!なんとうらやましい!!本好きにはたまらない!図書館で暮らすなんて、これはわたしの夢ではないか!!と心で叫んだ。
大切なポイント、素敵なところは
人間のための家ではないこと。「本のための家づくり」であること。
図書館に住む。
そこに辿りつくまでの歴史や、実現するまでの家づくりについて、建築という視点や本との向き合い方、理想の図書館をつくるために何を大切にしているか、そしてお二人がお仕事として本にかかわられている活動(またこれがものすごく素敵!)
本と暮らす中で感じることなど、ことばで表現されているところに、おそれおおいけど、おっしゃるとうり!!そうなんです!と相槌をうちながら一気に読んでしまった。
仕事をするにも、ただ生きてるだけでも書物を必要とする…
生きているだけでも必要とする…ほんとにそう、、子どもの頃から図書館に行くたびに、ここに住みたい…ずっといたい…と何度も思ってきた。なぜそう思うんだろうと何度も問いながら生きてきた。
思いかえすと本を読んでいるときはものすごく自由でいられた。空想癖もけっこうあっし、こちらのほうが自分の世界の感じがしていた。自分にとってはただの書物としての存在ではなかったように思う。
「本のある空間で起こっていること」
というパートが激しく共感するところだった。
本からの呼びかけ
「本は呼びかける。」
「本からよびかけられる。」
「ぱっと目に飛び込んでくる本がある。どうしてこの本に呼ばれたのか、そういえば思い当たることがあるという現象。ものとしての本を空間に並べておく効能の最たる一つは、ここにある。」
本との関係を結ぶには、読んだかどうかはあまり関係ない。大事なのは、そこに本があって、不意に目に入ること。本を手元におけばすでに読書は始まっている。
本との関係を結ぶ。。。
本屋さんでひとつひとつの棚を見ていくとき、こういった「よびかけ」を感じることがよくある。
そのときめきといったら説明ができないけど。まさに本とはじめましてと挨拶をして、失礼しますと中身を見せていただいて、お迎えする、、という感覚。
立体的な空間に本棚を配置し、そこに紙の本を並べることの積極的な意義だ。ページを開いて読むまでもなく、何らかの分類に従って配架された、ジャンルごとのブロックや流れを見ているだけで、置かれた本を読んだ時の記憶が甦ったり、未読であってもその本と繋がる知識が呼び出されたり、さらに連想が働いて閃きがうまれたり…といった知的活動が、脳内で自動的にスタートする。
そして本から次へ次へと繋がる閃きや気づき、記憶へと繋がることは日常的で、なんならこういう気づきの方がとんでもなくスピードも早く答えや次の展開に辿り着く。なんとなく、とか、たまたま、はない。必然であるとしか思えないほどに。
立体的な空間の中で、本同士が増殖する神経細胞のようにつながりあっていく、あるいは小さな生態系が形成されていくことにも似た事象を、私たちは日々経験している。
本を読んでいるかいないかということはほんとにもはや関係なくて、本がそこにいることでもう現象が起こっていることをわたしも何度も体験してる。
他にも本の迎えかたや書棚へ配置していく方法、本と付き合いかたなど、多くの本と暮らしてきたからこそのお話しもたくさん盛り込まれてる。
さらに、本の空間にある歴史のところでは、「記憶の宮殿〜マインドパレス」のおはなしまで!!
(ここはまた別の記事でかきたい!)
読んだあとも、なんども本をペラペラ、まだまだ余韻を味わっています。そしてものすごく希望を感じている!わたしも図書館で暮らすこと実現できるんじゃない?!って!!
イメージをmy moleskine noteに書いてみようと思う⭐︎
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