雪辱
雪辱を果たす
なんで雪なんだろう
調べてみたらどうやら雪ぐで
すすぐと読むらしい
雪には確かに水が含まれているけど
どちらかというとすすぐのは雨の方じゃないか
でも昔の人は雨ぐじゃなくて
雪ぐにした意図がある
元は諸説あるそうですが
中国古代に起きた二国の争いで
敗れた側が酷い辱めを受け
数年後苦労を重ね
最後に敵に勝利した史実から生まれた
古事成語だそうです
なるほど
他人から受けた酷い辱めは確かに
水なんかじゃ洗い流せない
むしろ悔しい想いを根に残しつつ
努力を重ねる
そうしてまた真っ白なキャンバスに戻る
だから
『雪ぐ』は
洗い流してなかったことにするんじゃなく
過去を背負い乗り越えて強くなる
そんな解釈をしました。
時間が過ぎようと変わらず心を打つ
いつの時代も
言葉にならないこの気持ちを
伝えようともがいて、重ねきた証
雪がれ研ぎ澄まされていく言葉たち
こうしていつまでも繋がっていくことが
どうしようもなく愛おしいことだと
あなたは思いませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?