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おっさんずラブリターンズはディズニーランドでした

「おっさんずラブリターンズ」終わってしまいましたね。

わたしはひと通りシリーズを見ているだけの、ファンを名乗るのはおこがましすぎる一視聴者です。
ただちょっとこれを機に、おっさんずラブについて書きたくなって、ちょうどnoteも開設したところだし、ダラダラ書いていこうと思います。

有料表記になっていますが、本文8000字くらいはすべて無料で読めます。
最後の和菊愛がキモすぎるパートだけ有料です。キモすぎるから。
きっとこれが正しいnoteの使い方だ。


※作品の倫理的な部分にも思うところはありますが、今回はそういった部分には触れていません。機会があったら書くかもしれません。


おっさんずラブ シーズン1

一番最初の単発のときは存在も知らず、シリーズ1もリアルタイムでは見てなくて、毎週毎週なんか盛り上がってんなっていう雰囲気を察して後追いで見ました。

分かっているのは「おっさんずラブ」というタイトルと、何やら「人々の情緒が著しく乱れている」気配だけ。

察するに「おっさん同士の恋」のようなものが描かれているんだろうけど、どういう話なのか、どのレベルの話なのかは分からない。
有名俳優を揃えて、地上波で、いったい何が繰り広げられているのかは見当もつきません。

なんかそういうやつを田中圭がやれば、それだけで多くの人は熱狂してしまうだろう。
だからどんなに話題だと言っても、それと作品の出来とか面白さはまた別の話だろうと、若干斜め角度で入っていきました。

結論から言うと、めちゃくちゃ面白かったんですが。


コントのノリのおっさんのラブ

一話を再生し、始まったのは、部下に恋する部長の話。
その描写はかなりギャグっぽい。

「ホモを笑う」みたいなのって2018年時点ですでに扱いにくくなっていたから、若干今これ?って感じはあったけど、まあギリ大丈夫か、って感じ。
部長の愛そのものは真剣で、その様をコミカルに描いている。

不謹慎な笑いではないと思うけど、若手芸人のコントに描かれる同性愛のノリっぽいなと思いました。
昔なら「ホモネタ」とか言ってたような感じ。

なんだ、こういうのか、とがっかりすると同時に、若干安堵もあった。
下手なBL見せられても恥ずかしさとかこれじゃない感とかありそうだし、地上波っぽいコメディならその方が安心だ。
あんまり期待はできないけど。

これは間違ってはいないけど、この物語の「一面」にすぎませんでした。


これは完全に商業BL…!

それに気が付いたのは、春田が牧にルームシェアを持ちかけたとき。


「何らかの理由で親が不在」

「ひょんなことから始まる共同生活」


これ進研ゼミでやったところだ!!!!!!!!!!!!!!!!

BLのテンプレだ!!!!!!!!!!!!

こっちだったか。
人々の情緒を狂わせているのは。

全てを理解した瞬間だった。


そうか、こんな商業BLみたいなものを地上波に乗せようとしていたんだもの。
少々過剰なくらいのコメディで包み込んでおく必要があったのだ。
テレビ局とか事務所とかスポンサーとか、いろんな制約もあるでしょう。
そうでしょうそうでしょう。
ハチャメチャなコメディの看板でそういったものを黙らせて、中では正統派BLをかましていこうというんだな。
OK、把握した。

と思ったんだけど、それもまた違いました。


春田がつなぐ多面的な世界

「牧凌太」は間違いなくBL世界の住人。
異性愛者の春田を好きになり、こちらの世界に引き込んでしまう葛藤の描き方など、それそのもの。
都合よく近くから元カレが飛び出してくるのもそれすぎる。

だからといってこの作品のジャンルがBLとかそういった類なのかというと、そういうわけじゃない。
牧と春田の関係性はこのドラマのメインのひとつではあるんだけど、「メインのひとつ」でしかない。

部長は完全にコメディの中にいるし、ちずはベタな幼馴染の恋愛ものをやってるし、ゴールデンでやってそうな一話完結の不動産会社のお仕事ドラマをやってるときもある。

そのすべてのドラマをやってるのが「春田創一」なのです。

同性を好きな人、幼馴染のことをずっと好きだったって気づく人、うんと年上の女性を好きになったり、上司と部下という関係性や価値観の違いに悩んだり、いろんな「好き」を集めたのが「おっさんずラブ」。

誰からも愛され、単純で、全てにまっすぐ全力な「春田」が全ての世界の中心にいて、シームレスなひとつの世界を作り上げてる。

このバランスが素晴らしい。
もともとの単発ドラマだと「おっさんずラブ」の名前の通りそれが主題になっているんだけど、それをそのまま生かしながらより間口の広いより多くの人が楽しめる連続ドラマに仕立て上げたのは見事だと思います。

BLはいろんな「好き」のひとつに過ぎず、コメディも異性愛ドラマも決して隠れ蓑のためにあるわけじゃない。
全てが必要で大切に描かれた、春田を中心に絶妙なバランスで作り上げられた世界だった。

そんなおもちゃ箱みたいなバラエティ性と、それをまとめるバランスの良さと、小気味いいテンポ感。
加えて共に笑い涙できるほど感情を揺さぶる恋愛要素やBL要素もあり、おっさんずラブはとてもいいドラマだなと思いました。


おっさんずラブ リターンズ

そして映画やらインザスカイやらはさておいて、2024年、待望のシーズン2が始まったわけですが、すっごくバランス悪いな~と思って見てました。

あんなにバランス感覚に優れていたのに。
バランスこそがおっさんずラブだったのに。

とはいえそれって結構仕方ないことだなとも感じていたので、憤りとか怒りとかは特になく、流し見してました。
まあ、もっと次週が楽しみで仕方がなくて激しく胸が張り裂けそうみたいな気持ちになれたら楽しかったでしょうし、そうでなかったことは残念だけど仕方がない。
その分いただいたものも大きいし、その代償だと思っているので…

すっごく簡単に言うと
期待にお応えしてBL盛った分、コメディも盛って均衡保とうとした結果
みたいな感じ。

その「感じ」は、1期の終盤にもありました。


抱えきれないクソデカ感情と共感性羞恥

その発端はほかでもない、おっさんずラブ史上最高の名シーン


「春田さんのことなんか好きじゃない」


これです。

みんなの情緒をぶっ壊したの、これでしょ?
ここまでは触れるか触れないかで弄んでた、僕たちの心のやらかい場所を握りつぶす勢いで締め付けてきたでしょ?素手で。
ベッタベタに指紋つけていったでしょう、やらかい場所に。

そりゃあ牧と春田の幸せエンドを祈りつつも、多面的なドラマとしてお行儀よく楽しんでいたわけじゃんこっちもさ。
それが一瞬にして牧の物語になっちゃった。
一要素にすぎないはずだった牧主演のBLが、作品の全てになっちゃった。
なんなら我々の世界の全てになっちゃうくらい何もかもを破壊した。

私はアマプラで連続で見ていたからいいけど、これで待て次週はつらすぎる。
しかも次回予告で結婚式でしょう?
誰と?誰が?
いとしさとせつなさのカフェオレに慟哭を注いで飲み干せど飲み干せどこの渇きは癒えず、そんなゾンビが彷徨いまくっていたわけでしょう、当時は。
本当につらい。
本当にかわいそう。

そんな中、一方の部長はフラッシュモブですよ。


個人的な話をして申し訳ないけど、私は幼少期から恥ずかしいシーンを見るとか、いたたまれない思いをさせられるのが本当に無理で…

小学生の頃「りぼん」とか読んでても、主人公が勘違いして恥ずかしい思いをするのを察知したらページを飛ばすなどしていた。
今もYouTube見てて途中でやめるとかしょっちゅうある。

だからこれは作品の善し悪しとは別の私の癖の問題でもあるんだけど、部長はちょっと苦手なんですよね…

部長のことが嫌いなわけじゃないんです。
部長が嫌なんじゃなくて、部長のことを嫌だと思わされるのが嫌

もともとの頼りがいのある部長からのギャップと、吉田鋼太郎さんが全力で演じる面白さとか、そういうのがやりたいのは分かるし、魅力的な部分もたっくさんあるんです。
でももはや行きすぎちゃっててもともとの部長はどっか行っちゃったし、ここまで恥ずかしいキャラじゃなくてもいいんじゃないかなと私は思っちゃってました。

(あとから単発ドラマを見ましたが、部長の振り幅ってあの40分くらいだとちょうどいいんですよね。その部分を連ドラでは2話くらいで使い果たしちゃったんで、もっともっとその先へ行くしかなくなっちゃったんでしょうね…そしてリターンズではもっと遠くへ…)

私だって牧と平等に部長も応援したいし、春田は渡さないにしてももっと部長の幸せを願ったりしたいよ!
でもさぁ、ここまではなんとか頑張ってきたけどさぁ…
春田のために身を引いた牧と、自分の思いをただぶつけ続けてる部長じゃ心象的に分が悪いしさぁ…
フラッシュモブはもう致死量なんですよ…


ただ、これもきっとバランス。
テンプレ幼馴染界のちずがとことんテンプレ幼馴染展開をやり、テンプレBL界の牧がどでかい感情を揺さぶりつくしたからには、突き抜けた勘違いコメディおじさんはもうフラッシュモブやるしかないんすよ…

なんだよフラッシュモブやるしかないって…

そんなわけないだろ…

でもなんか、そういうことなんだと思う。
著しくBLに傾いた作品の均衡を保とうとして、コメディの濃度上げてるんですよ。

見かけ上はゴールデンのドラマのような、誰でも入れる、夜道に明るい光が灯ってる、コンビニのような佇まいの作品。
その均衡はものすごく気にしてるかも。

加えてこの作品、キャラへの愛がとても深いと思います。
主要キャラクター全員にスポットを当てたいし、全員に幸せになってほしいと思って作っていそうとシーズン1は思いましたね。
それがこの作品の最大の魅力なんじゃないかなとも思ってる。

あとやっぱり、この物語は春田と部長で始まった物語っていうところは、制作側はすごく重きを置いてる感じがしますよね。
そのバランスもとろうとしている。
(これはリターンズにも強く感じています)

部長も、結婚式のシーンはものすごく良かったですしね。
「神様の前で嘘は付けないね」と言いつつ、自分は春田に嘘をつき、みんなの前で正直に情けないところを見せるところとかはすごく良くて、シーズン1はやっぱりよかったなぁと思う次第。


で、リターンズは、そのシーズン1終盤の良くないなぁと思った感じがシリーズ全編続いてた印象でした。

そもそも「家事代行を頼んだら部長が来る」っていう、リアリティの欠片もないところがスタート地点。
シーズン1のドタバタコメディどころの騒ぎじゃない「与太話」。
リアリティのレベルというか、世界のレイヤーみたいなものが、そもそもシーズン1と同じじゃないですよね。

いかにして部長を春田に絡ませるか、というのは頭を悩ませたかとは思いますが、どうにか自然と部長が絡むように緻密にあれこれするよりも、思いっきりデフォルメしちゃった方が話は早い。

絶対全員キャラクターの頭身縮んでるよね。
部長はもう、アラレちゃんくらいになってる。


そして過去のヒットがあって、天空不動産やわんだほうが立派になったように、ドラマとしてもかなり立派になったんでしょうね。
土地が広くなって、建物も豪華になって、人材も豊富になって、豪華ではあるんだけど、その分それを全部楽しめるように提供するのが難しくなったように見えるし、それを全部楽しむのも難しくなったのかなと思います。


おっさんずラブのリアリティ

デフォルメが強くなったのは、部長の設定の問題ともうひとつ、男同士のラブ要素の強さも要因かと思います。

このドラマにハマっていた人の多くが、続編を熱望し続けていた人の多くが、おそらくBL的な部分の視聴者、もっといえば「春田と牧」の物語の視聴者だと思います。

そして何より望まれていたのは、春田と牧の「その後」

映画で見られると思ったら見られなかったものだから、続編やるならそれをやれ、それだけを見せろな感じ、あったと思います。

事件起きなくていい、喧嘩もしなくていい、春田と牧が送る幸せな生活を、人生の一片を、僅かながら私共にも拝ませてくださいませんか…
そんな風潮、あったかと思います。知らんけど。

しかしながら、連続ドラマ「おっさんずラブ」は決して同性愛やBLをテーマにした作品ではない。
それをど真ん中に置く気は、多分ない。
将来を誓い合った春田と牧の「その後」を描くって、ドラマ的に波乱も起きないし、イチャイチャほのぼのをただ流すのか?
「結婚」について深く切り込むのか?
どちらももともとの作風的に「なし」だろう。

シーズン1は、いろんな要素を詰め込み、多くの人にとって見やすい楽しい作品だったからこそ、いろんな人に見てもらえた、話題作になった。
おっさんのラブだけを描いた単発ドラマはあまり振るわなかったという実績もある。
ミニストップがソフトクリームが一部で熱狂的に人気あるんでっていって、ソフトクリーム専門店になったら一部の熱狂的なファン以外は行かない。

そうは言っても、メイン視聴者層はそれを望んでいるし、実際問題「その後」を描けばそういった描写が増えるのも避けられない。

だからおっさんずラブリターンズは、とにかく物事の解像度をめちゃくちゃに下げてる
これは現実味のないファンタジー、コメディだよというのを強く強く主張する。
それをリターンズは、シーズン1の何倍もやらないといけない。
部長を無理やりにでも介入させたせいでもあるし、BL度合いが半端なく強いから。

BL視聴者からしてみれば、BLはファンタジーと心得てる(BLが倫理的にどうかという話はここでは致しません)。
だからリアリティは不要というか、ファンタジーにはファンタジーの、BLにはBLのリアリティがある。
それをやってくれればいいんだよ、と思う。

ただ、広く間口が開かれたこの作品は、その作法を知る人だけが見るわけじゃない。
特にこの前のシーズンに「きのう何食べた?」をやっていたわけで、「同性愛の話でしょ、同じでしょ」という理解で見る人もいると思う。
その差は多分、分からない。

だからおっさんずラブリターンズは、「現実にはあり得ないフィクション」を強調してる。

その象徴が「公安」でしょう。
これ見て「公安はこんなんじゃない!」って呆れる人はいても怒る人いないでしょう。
テニスの王子様見て「テニスを名乗るな!」って怒る協会があるわけがない。
いや、あったのかもしれない。
例えが悪かった。

他人に鍵を渡すなとか、メモ紙の仕組みどうなってんのとか、そもそも武川さんってカミングアウトしてたの?とか、相談室に社内の人どころか部内の人がいたらダメでしょとか、言い出したらキリないし言うのもバカバカしいくらいなんだけど、そのくらい現実じゃないですよ~ギャグですよ~って言わなきゃいけなくなっちゃった。

もちろんコメディのすべてがダメというわけじゃなくて、面白く見たところもたくさんありました。
ただ結果的にコントラストが強すぎたというか、見たいものが見られた分、コメディが振り切りすぎたり長ったらしくなったりして、バランス悪いな~って感じに見えちゃった。
頭身下がったついでに知能も下がった感じあったし。

ソフトクリームに割く面積と人員を増やした分、弁当売り場も茶色いデカ盛り弁当しか置かなくなっちゃったミニストップ。
今まではついでにおにぎりとか総菜とか買ってたんだけどな~ってなってる。


特に熱海旅行の乱闘シーンは、あれどうだったんですかね。
もちろん笑い転げたって人もいると思うし、各人のファンだとこんなこの人が見られて嬉しいとかもあると思うし、否定しないんですけど、さすがに長いと思っちゃった。
CMまたいだよね?
その間に離脱してしまいました。

そもそもキャットファイトも多用しすぎだし、映画のサウナも長いな~と思ってたけど、さすがに長かったです。
単発ドラマに始まり、シーズン1の2話での喧嘩は「おっさんずラブ」を象徴する名シーンだと思うし、それは色褪せないし、伝統にするのはいいんですけどね。
バランスもそうだけど、テンポ感も随分損なわれてるなぁと思いました。

わたしが最もしんどかったのは「余命1か月引きずりすぎ問題」です。

さっき言ったようにわたしは勘違いして恥かくシーンが本当に苦手なので、もうこんなん絶対勘違いだし、話はどんどん大きくなっていくし、丸々2話使ったし、吐血から撤回まで4週に渡ってるし、いや、早く撤回しろ~~~~~~~~~~~~~検査とかしろ~~~~~~~~~~入院!手術!服薬!!!病名!!!!!!!!!!!なんかしろ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早く!!!!!!!!!!!
撤回しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
っていうのが頭の中8割くらいを占めちゃって、最後の方全然楽しんでなかった。

それこそ「嘘過ぎる公安」同様に、そんなわけあるか!をちゃんとやってくれているんですよ。
だからこそ早くしてって私は思ったけど、逆に絶対撤回するから気楽に楽しんだ人もいるだろうし、武蔵本当に死んじゃうのかな…って心配してた人もいると思うんで、ほんとうに個人的な話ではあるですけど…

シーズン1はテンポが良くて、こういうのすぐ回収して次に行ってくれたからよかったんだけどなぁ。

まあ、引っ張った分、真相も最高にろくでもなくて、清々しいまでに心からバカ!ってシーンにしたのは良さ出てた気はしますが。


おっさんずラブリターンズはディズニーランド

終わってみれば、デコボコを整地してみれば、平均化したら、なんだかんだで良かったねってなるような気もするんだけどね。

やっぱり何より登場キャラがみんな好きだし、彼らが生きてる姿を見られるだけで良いっていうのはある。

シーズン1ではとにかく終盤のマロ蝶子が良すぎて良すぎて、ここの行く末見たさに映画館行ったまであったので、また会えて嬉しかった。
マロなんてキャラの良さそのままに立派になっちゃってさ…
ママが馬場ちゃんなのも最高。

そうやってキャラのその後に会えたのも嬉しかったし、公安ずが加わったのもよかったし、見たいものも見せてもらったわけだし。
制作側が見せたいものを見せようとした結果だと思うし。
何もかも飲み込む必要はないけど、その代償は払わないといけない、という気持ちで見てました。


私はこう言ってるけど、コメディで腹ちぎれるくらい笑ったっていう人もいるだろうし、公安ずは余計だったっていう人もいるでしょうね。

だからさ、シーズン1はミニストップだったんだけど、リターンズはディズニーランドなんだよね。

は?

唐突だけど、そのくらい規模変わったと思っていい。
前は一緒に楽しんでた人と、なんかリターンズは一緒に楽しめなかったな、見てたものが違ったなって人、いると思うんですよね。
仕方ないです、ディズニーランドなんで
楽しみ方が人それぞれ違うから。


私はディズニーランドでどう過ごすかというと、アトラクションに乗ることはほとんどありません。
酒を飲んで、シートを敷いてます、主に。
ほとんど花見です。

6時間レジャーシートの上にいることは平気なのに、美女と野獣に2時間並ぶかと言われたら並びません。並ぶのはだるいです。
ディズニーランド=アトラクションっていう人からすれば、8000円とか払って何してんだって話になるかもしれないけど、全然いいんです。8000円は高いけど。

ミッキーの形したワッフルのために120分並ぶ人もいるし、20分くらいのショーのために朝3時から開園待ちする人もいる。
3大マウンテンに乗って、カリブ乗って、ハニーハント乗って、アトラクションにいくつ乗れるかを価値とする人もいるだろうし、中には同じアトラクションだけを1日中周回してるっていう人もいます。
私はシー行ったら酒だけ飲んでます


それと同じくらいくらい「楽しみ方ひとそれぞれ」の状態になっているから、好きなところだけ楽しんで見ればいいんじゃないっていう結論です。
(一応言っとくけど批判するな嫌なら見るなって話じゃないですよ)

そして、わたしも一緒に行った人がアトラクション乗りたい人だったら全然乗るし、乗ったら乗ったで楽しいので、「この人の前であのシーン笑ったなんて言えない…」なんてことはないですからね!
むしろそういうのは積極的に知りたいまであるかも。
「このシーンを楽しんだ人この世に一人もいない説」の方がいたたまれなくてつらいので。
私にいたたまれない思いをさせないでくれ…

そんなわけで、私は好きな酒啜りながらレジャシ敷いて地蔵してます、菊ポジ最前で。


あのね、本当に自分でも意外なんだけど、何故なんでしょう、何故私の中に菊様がいるんでしょうか!!
続編、スピンオフ、なんでもいいです、お待ちしてます。
これ書き上げたらTELASA課金してきます。

菊様語りはまた機会があったらしようかなと思いますし、リターンズの部長の扱いの話ももっとなんか書きたいことあったんだけど、もうトータル1万字超えだからやめておこう…

これnote開設して一発目なんですけど、コスメの話じゃないことなんでも書こうがコンセプトだからいいんだけど、この先ずっとおっさんずラブのこと書くだけにならないか?
これの反響次第ですかね…

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
そしてこの先は菊様メインに「左右」の話をします。
興味のある方、なんでも許せる方だけどうぞ!

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