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えがくために<鍛えることってなんなのかなぁ>

わたしたちは、なにかをつくりえがくために日々してないといけないことがある。
以前に書いたことは、自分のかけらを集めることだったけど、
えがくための技と腕を育てないと、せっかく集めてできたイメージを受け入れたり表したりできない。
それはきっと美術や図工だけでなく、他の科目でも同じ。
 
 
絵の具を、パレットの上でぐるぐるに混ぜてしまい、濁ったものにしてテンパって落胆して下絵をダメにしてしまうからと着彩に苦手意識を持ってしまう子どもたちがたくさんいた。

だから、
絵の具の色を混ぜすぎず、びっくりしないくらいの濃さで画面に持ってゆく方法を、彼らに伝えたい。
伝えるといっても、そんな時の彼らに言葉は届きにくいから、別の課題で気づいて欲しいなと思う、、、、

例えば、それは、絵の具のにじみを活かした心象画であるかもしれないし、印象派のような点描画であるかもしれない。

そこで、色が画面の中で混ざり合ったり脳内で混ざり合ったりする楽しさを知れば、絵の具で絵を描くことという一歩を踏み出せるかも知れない。


それら小さな絵の具の現象を楽しむことは、一見造形遊びに見えるかも知れないけれど、大事な鍛錬の一つなんじゃないだろうか。
因数分解を、四則を知らない人が苦痛に感じるように、
デッサンを、材料の特性や眼の特性を知らない人がしても苦痛を伴う。
指や手の筋肉を鍛える前の子供に、リボン結びは苦しく辛い、、、、


小さな努力を小さく重ねるくらいでいいんだと思う。
少しの努力は気づけば大きくなれる。きっと。


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