乳がん治療 19-リハビリ後退、 ウイッグ失敗、 連携医のアドバイスー抗がん剤開始までの18日間　 (過去ログ） 　

◾️ストレス解消とリハビリ

胸を開く（＝胸を張る）事が楽になってきて、腕はそう挙がらないけどシビレはモーラステープで楽になり、元旦もリハビリ、ヨシ頑張ろうと決意。

・常勤ストレスに休みを
ストレス解消に1泊2日で海に出かける。確かに解消になるけど体は逆戻り。たった2日間なのに、寒くて縮こまっていたせいで体が固くなり、再び胸に突っ張り、腋に痛み、胸が開かなくなり愕然とする。

・今のうち
好きな海に行くのも、遠出のドライブも、所属の某クラブに顔を出すのも、美味しい物を食べるのも、今のうちだからと、欲張り根性を解き放つ。
ただ、寒さと遠出のドライブは、体を固めてしまうから要注意、積み重ねてきたリハビリの成果を簡単に後退させてしまう。･･･体は正直、ｳｿﾂｶﾅｲ

・リハビリ進捗状況
抗がん剤治療AC（ACは標準治療）が始まる頃には、前より腕が挙げられる様になり洗濯物を干すのが楽に、腕も大きく振って歩ける様になる。
ただ包丁やカッターを使う等、腕に力を入れる事はまだ厳しい。
それから恥ずかしながら告白、右手でお尻を拭くのが楽になってくる。
≡ｵｼﾘﾌｷ,実はﾀｲﾍﾝ,ｷｷｳﾃﾞﾉ右がｳｼﾛﾆにﾏﾜﾗﾅｶｯﾀｶﾗ≡

◾️外見にショック　

抗がん剤開始直前の沖縄行きは朝1便なので、羽田に近いホテルに前泊。
そのホテルの明るい浴室の鏡で、右鎖骨の上に大きな凹みが出来ているのと、右肩の骨が内側に入っているのがよーく分かり、大ショック。

自宅にも大きな鏡があるのに気づかなかった情けなさ。
教訓：体のチェックはヌードですべし。リハビリは怠らないコト。

◾️ウイッグ選び失敗

ウイッグはピンキリ。有名メーカーは知らなかった事にして、原宿でファッションウイッグを買う。

人工（化繊）のウイッグは熱がこもる事、毛量の差がそのまま頭に影響するとはツユ知らず、翌月買い替える事になり無駄使い

・原宿：95g 　¥14,000
・青山：38g（公称40g）¥30,000
両方人工毛（化繊）で髪の長さもデザインもほぼ同じ、大きく異なるのは重量でその差57g　


はるか昔、小学校の家庭科実習で、ゆで卵を作るのでオウチから卵を1個持って来るように、卵は1個だいたい60gですよー、と言った甲高い先生の声が甦る。（57g≒60g　昔、卵は自宅から持参、今そんな事は多分無い）

頭に卵を１個乗せて歩く事は無いけどこの差は大キイ。

青山はとにかく軽く、熱がこもらない。最初からこれを買えば良かった。
これは2月の話で、夏なら頭は沸騰確実。
（青山のお店はいつの間にか無くなった）

◾️連携医

・連携医*受診
G病院発行のプログレスシート（病状記載）と連携手帳持参で、ガンが見つかったクリニックへ。

腋下リンパ節郭清の場合、以前と同じ挙上は望めないかもしれないが、リハビリを根気よく続ける事。壁についた手を上に這わせてゆく体操（医師はG病院勤務経験有りその頃G病院で推奨）を勧められる。

この状況だと、まともになるまで半年位かかるかも、と言われガッカリ。でも、半年かければ治る、とも言える。逆もまた真なり

早速壁に紙を貼り、つま先を壁につけて立ち、手を上に這わせるように挙げてゆき、そこに日付と線を引く事にする。
この線が、左手の高さと同じになるのが目標。結果は一目瞭然、サボると線は前より下･･･　目に見えるコレは良い方法で ”壁つたいリハ"と名付ける。
（肘に手を添えて手伝って貰うと良いと聞くが、息子が助けてくれたのは1度きりの現実）

* 連携医
患者の症状にあった医療を切れ目なく行う為、病院と連携を取る地域の医療機関のこと＝患者にとってかかりつけ医の意味合いが強い

・処方薬の目的と役目
G 病院処方の痛み止めロキソニンは、外傷などの物理的要素の痛みや炎症の抑制が目的で、今の痛みとは種類が異なるので中止するようアドバイス。処方薬の目的と期間はチェックが必要とインプット。

自宅まで、ポカポカのお日様の温かさを背負いながら歩く坂道に沢山の雀の声。この声をいつまで聴けるのだろう･･･独り言が多くなる

◾️衣類　

• かぶり物：何とか着ても脱ぐのが大変、ほぼ前あき洋服生活

• 靴下：右腕が足先まで届かず、膝をお腹に近づけて丸まって履いてきた靴下が、楽に履けるようになってくる

• 腹巻き：胸のビリビリ対策に、足から通して胸までたくし上げている腹巻きの洗い替えが見つからない。夏ならビスチエタイプがあるけど、まだ1月。ビリビリ対策など予想もしなかったし情報も無く、経験しないとわからない事だらけ

◾️抗がん剤治療開始直前の4日間

検査
抗がん剤AC（標準治療）開始前の、採血、胸部撮影、心電図、心機能検査は異常なく、予定通り4日後の開始が決まる。

沖縄へ
ｻｲｺﾞﾆﾅﾙｶﾓと半ば脅し、息子とその友人が参加する沖縄美ら海センチュリーライドに同行、土曜の朝1便で沖縄へ。日曜は160kを走る2人をレンタカーで追い、フィニッシュ後自転車を分解。オリオンビールでお疲れサマ乾杯は那覇空港で15分。行きと同じ羽田そばのホテル着は、抗がん剤治療の日付になっていた。
これだけ遊んだんだから悔いなしと開き直る可愛げの無さ、ジタバタしても仕方ないモン

アルコール解禁：退院後は自己責任で度を越さない程度に。
≡ ﾀﾏﾆ甘ﾔｶｻﾅｲﾄｼﾇ, ･･･ｼﾅﾅｲｹﾄﾞ≡

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＜欄外＞長い駄文を読んで頂きありがとうございます。症状や副作用は個人差大。また来て下さると嬉しいです