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カタツムリ日記11- 魔界の姿

2泊3日家を空ける事になった。

ここで不在中のカタの餌問題が浮上、
暑さで餌が傷むのは目に見えている。

ストック野菜でドロドロにならないのは、キャベツの芯、カボチャの皮と種、ゴボウ、人参、サツマイモ位しか思いつかない。
他に、干し椎茸、卵の殻、西条干し柿、無いけどドッグフード、
紙も食べるようだからついでにコレもテストしてみよう。


ハウスをペットボトルに変え2日間楽しむけど、難点は掃除。
口径サイズ以下にした餌は、ハウスに水を入れ逆さにすると出てくるが、
壁面にくっついているカタの落としモノは、水を入れてシャカシャカ振り洗いするしかなく、壁面に張り付いているカタはいい迷惑。
カタは水攻めの霧揉み状態で、そのうち足が変形、規則性のない遠心力で
よじれた身が、殻から飛び出しそうな魔界の姿を見せても、
えーい、と構わずペットボトルハウスを振り続ける鬼ババ・・・
≡カタ、ゴメン、耐えよ・・・≡

ハウスが綺麗になれば新しい餌を入れるだけ。
けれど、この魔界シャカシャカを続ければカタは弱ると確信、そして反省


2日目は鬼ババ返上、水を入れ餌を出したあとペットボトルを立て、
習性で口まで上ってきたカタに、よく来たね、と訪ねてきた孫に
相好を崩すジジババの如し笑顔を向けながらも、すかさず捕獲。
そして空になったペットボトルに水を入れ、思い切りシャカシャカする、
カタに負担をかけない優しい掃除方法を確立、ヨシシヨシ・・・

でも不在3日分の餌を置くには、初代ハウス底面の直径はたったの9cmだし、横に寝かせるペットボトルには平面部が無い。
どちらにせよ、帰宅して、傷んだ野菜と落としモノだらけの中にカタがうずくまっている姿は見たくない

あれこれ探し回り、平ら(W21 x D11 x H5)なプラスチックケースを見つけ、目打ちで蓋に空気穴を開け、3軒目の新居完成。
広い! けど、無作為に餌を置いたらそれらが傷み、混ざりあって、その上をカタが歩き回ればさらに汚れが広がる・・・かも・・・心配性?!

んー

閃いたのはカタの非常食BOX (牛マークのコンビーフ容器)を餌箱にする方法。牛の絵の外装フィルムを剥がし穴を開けて出入り口を作って、その中にキャベツの芯とバターナッツかぼちゃを置いた。これなら中の餌が傷んでも、周りへの影響は少なくて済む。

ただ、この中に入って食べるかどうか・・・ 

ついでにキッチンペーパーを青くして置いた。
食べたら落とし物が青くなる筈


50分後

!!  気づくとカタは牛マークの中にいた


一体どこから入った?!
天井(蓋の裏)を這っていたのは見たから、天井から5mm下の牛マークに足を伸ばして降りた可能性大だけど、・・・はたまた、出入り口から入った?

もう目が離せない。このあとどこから出てくるのか、今日も眠れない 

カタツムリ日記12-中秋の名月は見たけど肝心なモノを見過ごす
につづく

#カタツムリ #飼育日記 #引っ越し #実験 #エッセイ #餌箱  #ペットとの暮らし #魔界 #ペットボトル #日記


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