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ケアマネジャーの未来を共に切り開くために

北名古屋市議会議員
ひろた幸治
「欲はかかずに、汗をかく。」が信条のしがない市議会議員です。

自分たちの声が制度を変える力になる



ケアマネジャーの未来を共に切り開くために

ケアマネジャーの皆さん、いつも本当にお疲れ様です。私たちは、皆さんの現場での頑張りを肌で感じて日々過ごしています。
日々の業務に追われつつ、利用者のために最善を尽くし続けている姿には心からの敬意を表します。

ケアマネジャーの皆さんは更新研修や事務作業にも時間を割かなければならず、業務に携わった事がない皆さんからすると想像ができない、想像を超える苦労があることを理解しています。

特に、更新研修が皆さんのキャリア継続にとって大きな障害となっている現状は深刻な問題です。
それでもなお、皆さんは利用者やそのご家族のために尽力し続けているのです。
私たちは、そんな皆さんの力になりたいと考えています。
皆さんの声を届け、現場を少しでも良い方向に変えていきたいという強い気持ちで活動しています。


更新研修の課題、皆さんも感じていますよね

ケアマネジャーの皆さんが抱える課題の一つが、更新研修です。
忙しい業務の中で、研修のための時間を確保することは本当に大変です。研修は長時間にわたり、費用の負担も重くのしかかります。
特に高齢のケアマネジャーにとっては、これが引退のきっかけとなるケースも少なくありません。

また、現在ケアマネジャーの業務に就いていない方々も、将来的に再びケアマネジャーとして働きたいと考えていることが多いですが、更新研修の費用負担が原因で、結局その夢を諦める人もいます。
この現状を改善するため、私は超党派の介護や福祉職出身の議員の集まり「政治と介護を紡ぐ会」の一員として皆さんの声をしっかりと国に届けるために活動しています。


更新研修の負担を軽減するために

更新研修がキャリアを続けるための障害となっている現状を、私たちは重く受け止めています。
ケアマネジャーが安心して働き続けられる環境を作るため、更新研修の負担を軽減する制度改革を強く求めています。

例えば、研修内容をより実務に即したものにしたり、更新と研修を分けて行うことで、負担が減るのではないかと考えています。
また、費用負担を軽減するためのサポートも不可欠です。ケアマネジャーが安心して研修を受けられるよう、私たちは具体的な提案を続けています。


ケアマネジャーの声が未来を変える

「政治と介護を紡ぐ会」では、皆さんの声を国に届ける役割を担っています。
ケアマネジャーの皆さんが日々感じる不安や課題、希望を私たちに届けてください。
皆さんの声が未来を切り開く力になります。

昨年、私たちは厚生労働省に対して初めての陳情を行い、現場の声を国に届けました。
目に見える成果はまだですが、これは始まりです。
今後もケアマネジャーの皆さんの声を集め、共に現場を変えるために前進していきます。


最新の検討会議から見えた課題

国の「第4回ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」では、ケアマネジャーの業務負担を軽減し、報酬を改善することが重要なテーマとして議論されています。
例えば、報酬体系の見直しや、ICTの導入による業務効率化が提案されています。
また、若年層とシニア層のケアマネジャー双方の人材確保が重要視されており、今後の制度改革が期待されています。

特に注目すべきは、居宅介護支援事業所の管理者要件の緩和や、地域連携の強化が挙げられています。
これにより、管理職を目指すケアマネジャーへの負担が減り、地域包括ケアにおける役割がさらに強化されることが期待されています。
こうした取り組みが進めば、現場での負担が少しでも軽減され、より良いケアマネジメントが実現すると期待できます。


もっと声を上げてください!  あなたの力が必要です

ケアマネジャーの皆さん、どうか諦めずに声を上げ続けてください。
更新研修の負担に苦しんでいるのも、報酬が低すぎると感じているのも、皆さんだけではありません。
多くのケアマネジャーが同じ悩みを抱えています。その声を一つにまとめ、国に届けることで、現場を変える力が生まれます。

私たちが行うアンケートや意見募集の際には、ぜひ皆さんの声を聞かせてください。
皆さんの声が介護保険制度の改革に直結します。
あなたの意見が、未来の制度改革の原動力になります。


ケアマネを取り巻く環境の変化の兆し

このコラムを書いている時点では、国政では衆議院が解散をし、これから衆議院議員選挙が行われる直前です。
各政党が公約を出す中でついに「ケアマネの更新研修廃止」を掲げる政党がでてきました。
これは史上初です。それが選挙後に実現するかどうかは不明です。
しかし、こうして選挙の公約として並ぶのは画期的です。
ケアマネジャーの皆さんが声を上げる事が政党を、国を動かすかもしれない事を是非分かってください。


共に未来を切り開こう

今、介護現場は非常に厳しい状況にあります。人手不足や業務の過多、報酬の低さや更新研修の課題など、解決すべき課題は山積しています。
しかし、私たちは皆さんと共にこの現状を乗り越え、より良い未来を作り上げたいと思っています。

更新研修の負担軽減、報酬の改善、業務の効率化など、やるべきことはたくさんありますが、皆さんの声を力に、これからも全力で取り組んでいきます。
どうか、皆さんの思いを届けてください。一緒に未来を作りましょう。

どうか、これからも現場で働き続けてください。私たちは皆さんを全力で支えます。未来は、共に作りましょう。

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