優しくないのは事実です
先日あるBtoBのお仕事について機会をいただき打合せに弊社スタッフとともに行きました。お仕事の話は一通り終わったところで先方から「ホームページを見ましたが女性だけなんですね」と言われました。
つむぐ設計はワークライフが変化していく中でも仕事を続けることができるようにするのもミッションの一つとして始まりました。ただし女性だけでやっていこうと思ったのではなく、結果的に女性だけになりました。という話しに「うちは今全員時短勤務ですしね」とスタッフが付け加えてました。
そういえばみんな育休明けなので設計部は全員時短勤務中でしたね。
担当していただいた方の奥様も私たちと同業であったとのことで一級建築士なのですが両立の大変さから辞めてしまわれたとのことで、私共のあり方を社交辞令も含めてでしょうけれどもご理解いただき「それは良いですね」といわれたうちのスタッフは「はい」と言ったあと「結構厳しいですけどね」と続きました
あれ?今どさくさに紛れてなんか言ったな(笑)
私が事務所登録をしたのは12年前だけれど、さらにその10年前から請負で仕事をしていました。その時、業務そのものはできるし見積書や請求書のつくり方は他の会社のを見よう見まねで作ったけれど、大事な報酬料の相場がわからない。
色々なつてを頼って聞いてみたりしたけれど、どんなに親身に話を聞いてくれる人でもお金の話になると言葉を濁す。積み上げてきたものを社会人生活をろくに歩んでないやつにそう簡単に教えなくて当然です。
今ほどあちこちに情報が落ちている時代でもなく、挙句に相手の言いなりになってひどい金額で請け負っていたのを後々になって知る始末でした。
その中でもありがたいことにヒントはくれる方はいて試行錯誤の上今があります。ただ時代のスピード感が全然変わった今はそんな試行錯誤している間にどんどん変化していきます。今私が持っているものなんて今しか通用しないのだからスタッフにはどんどん手の内を明かしていきたいと思っています。
スタッフに部下になって欲しいなんて思っていません。彼女たちは今すぐ一人でも仕事を始められる人であって欲しいと思うし、実際可能です。そんな人たちだからこそ一緒にお仕事をしたり話をしたりしたいと思うのです。
うまくこなすだけや言われたことをやるだけの人、資格があることに甘んじている人には興味ないので、結果優しくはないのは事実かもしれません。