touch the roots ①
"touch the roots"
(ルーツに触れる)
というタイトルで、yogaティーチャーのさやちんと2人企画したイベントの初回が終わりました。
最初は、自分の人生を振り返る"自分年表"つくろう、とか、呼吸を整え内観するヨガをやろうとか
いろいろプログラム組んでたんですが
さやちんとお互いそれぞれ自分のルーツを探っていたら、"道祖神"にハマっていっちゃったので
実際の"touch the roots vol.1"は
道祖神をめぐる旅になりました。
いきあたりばったり感。
今回は、道祖神の神、猿田彦大神つながりで
男鹿の里山カフェににぎさんと真山神社へ!
☝︎サングラスがドレスコード🕶
カフェににぎさんのオーナー猿田さんは
猿田彦大神とご縁が深いそうで…
なんてったってご住所が塞の神(道祖神)…
なまはげが降りてくる真山神社の入り口におられます…
時間足りなかったのが悔やまれます。
まだまだ聞きたかった、猿田彦大神話。
……くっ…!
また伺いたい。
ここからは、そもそも、
なんで、道祖神になったか?を記録しときます。
これは、わたしの魂の旅をたどる記録。
why 道祖神?
なんで道祖神だったのか?というと
道祖神が昔からなんか好きだったという感覚が
38歳になったいまなぜか再び蘇ったわけで
実家の集落には"オシラさま"が祀られていたり
お墓の入り口にある無縁仏がなんか好きだったり
そういう感覚がわたしの中に確かにあったのでした。
そして、いま住んでいる秋田県鹿角市にたくさんある"紀行家 菅江真澄が立ち寄ったしるし"
菅江真澄が何を記録していったのか?
何が目的だったんだろう?
気になったら調べ出す。
菅江真澄は愛知県出身で
新潟⇨山形⇨秋田⇨津軽、そして
岩手、仙台方面を旅していました。
わたしは津軽生まれ
愛知県に初就職して
結婚が決まり新潟へ転勤
1年神奈川で過ごしたあと秋田へ!
いま、秋田におります。
菅江真澄が辿ったルートに関連してるじゃーん
と知ったら俄然くいつきまして…
調べ出したら
菅江真澄が注目してた
秋田の文化のひとつが"道祖神"でしたー!
☝︎鹿角のおとなり大館の雪沢地区道祖神さま
"道祖神"は、境にいる神さま。
厄除、旅の安全を守る。
道と道を結ぶ"縁結び"そして"子授け"でもある。
秋田県は、鬼の人形の道祖神が数多く残る土地だそう。
道祖神といえば"庚申塚"
☝︎庚申塚
道教の"庚申信仰"に基づき60年に1回建てられるという石碑
集落の境にある。
三尸(人間の中にいる3種の悪い虫)が、庚申の日の夜騒ぎ出して寝てる間に日頃の悪さを閻魔さまに報告にいくから、寝ないように宴会してたらしい。(庚申待ち)
夜通し起きてるために、胡椒ふったり、顔に墨塗ったり、踊ってたみたい。
☝︎庚申待ちの名残か…?
そして!!
秋田県象潟道の駅にある
"才の神"
⇨塞の神でしょうね
(塞の神:境にあり、侵入を防ぐ神。砦)
わが鹿角市にもあります。
"駒形神社"
こちらは、岩手と大館方面を結んだ鹿角街道と三戸方面への来満街道(らいまん)の分かれ目にあります。
この金精さま(男根)は
ちょうど、大館方面、盛岡方面、鹿角(毛馬内)方面へ行ける3方向の境。
(先述の庚申塚は、この駒形神社裏にあるやつ!)
一里(3.93km)ごとにおかれたという、一里塚もあります。
そこに植えられたのが榎。
猿田彦大神=道祖神の神
道祖神を調べていったら
猿田彦大神につながりました。
☝︎大館地区でたまたま見つけた猿田彦大神の道祖神
猿田彦大神といえば
旅の安全を守る神。
みちひらきの神様。
天狗の姿で描かれる神様。
キリスト説も…。
天狗の長い鼻は男根をあらわしたそうで
だから、道祖神が男根だったりする。
また道祖神は、いろいろに結びつきがある。
庚申信仰の本尊が"青面金剛"
三尸を抑えてくれる(三猿を足元におく:みざる、きかざる、いわざる)
庚申信仰の申(さる)と
"さる"つながりで
神道の猿田彦大神と結びついてる
比枝山(現 比叡山)の山王信仰(山岳信仰、アニミズム的)による神社
日吉神社、比枝神社には三猿がいる
山 王⇨三本の線を一本が貫く
人々は、たくさんの存在に神を見出して
言葉の音や文字の形、
フォルムに結びついてゆき
どんどんMIXされてゆく。
日本文化のカオスさよ‼️
ルーツ
道祖神にみる、日本のミクスチャー文化。
わたしらのDNAも複雑にうつくしくMIXされてます。
"touch the roots"ってのは
自分のルーツを自分で探ること。
親から"ただの農民"としか聞いてなかった
わたしのルーツ。
そんなわけなかった。
touch the roots② 自分のルーツ編 につづく!