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『君ときみと私』

「どうかしてると思うわー。」
ちょっと呆れ気味に私が言った。
「いやいや、あなたも大概だと思うよ。」
君から返ってきた言葉。

「私たちおかしな関係だよね。」
わたしがポツリ呟いた。
電話越しにきみは言った。
「翠は、寂しがり屋で愛に生きてるからでしょ。」

どっちも私が今大好きな人。
君ときみ。

君ときみは、同じような年齢だけど
生まれた場所も育った環境も場所も違って
性格だって、話題だって、好きな事や物だって
当たり前だけど、全然違う。

君は、話好きだけど電話は嫌いで
きみは、話好きで電話も好きで
君は、英語が嫌いで海外に興味がなくて
きみは、英語が話せて海外思考で
君は、文章を書くのが得意で自信があって
きみは、文章を書くのが好きじゃなくて苦手で
君は、自分のこと色々話すけど気持ちや感情はあまり言わなくて。
きみは、自分のことは多くは言わないけど気持ちや感情をストレートに伝えてきて。
君もきみも本が好きで面白い本があると薦めてくれるけど、そんな本の趣向も違って。
君ときみの悩みやぶつかる壁も全く違う。

でも、同じとこもある。

音楽が好きなとこ
同じクリエーターを知ってるとこ
面白い動画を見せてくるとこ
他にも好きな子がいるとこ
私の書く文章を褒めてくれるとこ
私からの手紙を喜んでくれるとこ
でも、私に手紙の返事はなかなかくれないとこ
私より寂しがり屋なとこ
私と出会う前は1人で寝るのが苦手だったとこ

そして何より私を好きだと言ってくれるとこ

君と居ても、きみと居ても
私いつも同じ
君が知ってる私も、きみが知ってる私も
きっと同じ

2人で話すことがあったら、きっと私の事で
わかるわー、あるよねそういうとこ。
なんて盛り上がったりするのかもしれない
それはそれで怖いから絶対ないだろうけど…
絶対やめてほしい。


2年半と1年半
君ときみと過ごしてきた年月
色んなことがあったね。
色んな壁乗り越えてきたね。
一緒に泣いたこと何度もあった。
たくさん話した、たくさん教えてもらった
2人といて新しいことを私は沢山知った。
そして2人とも変わったね。良い意味で

この先、私たちがどんな道を辿るかわからないけど
私は、君やきみがどんな大人になっていくのか
傍で1番近くで見ていきたいって思う
それが今、1番強く願うこと。


私は、君のこともきみのことも大好きなんだ。

私も君もきみも…大概おかしいね笑
これからもよろしくね。













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