『便箋と向き合う』
手紙を書くとき私は
便箋を選ぶところから始まります。
渡そうとする相手の雰囲気や好み…
季節に合わせたもの…
どんな便箋で書くと内容と合うのかなど…。
選んでいるときも、相手のことを想う時間。
私は、この時間がとても好きです。
先日は、どんぐりや落ち葉の描かれた
秋らしい便箋で書きました。
大切な人に。
秋を感じられる色使い、落ち葉やリスのかわいらしいイラストが素敵な便箋。
大切な人が作業している横で、その便箋に
その人宛てに書きました。
いつも書く時に使う筆ペンを持って行って
いつも書くのと同じように。
手紙って、突然届いたり、思ってもみないときにもらったりすると嬉しいものですが…
この日は、あえて目の前で書きました。
大切な人を想い書く時間を
大切な人の目の前で…幸せな時間です。
私の書いている姿を横に見て
どんなことを書いてくれているんだろ…
と気になったかな?
読むのが楽しみだと思ってくれてたかな?
その時間、同じ空間にいて隣にいるのに
違うことをしながら相手のことを考える。
私は、素敵な時間だと思っています。
皆さんは、手紙はどんな風に書き始めますか?
内容を大体決めてから書き始めますか?
きちんと時候の挨拶から書き始める方もいるかもしれませんね。
相手や手紙の内容によっては大切なことです。
私は、あまり内容など決めずに書き始めます。こんなことを伝えたいな…
くらいのことは考えますが、ほとんどは書きながらまとめていきます。
そのため、よく最後がまとまってないよね。
なーんて、言われることも(笑)
大きなお世話です。
書いているときは、もちろん
相手のことを想い書きます。
こんなことを言ってたな…とか、あの話の時言えなかったけどこう思ったんだよ…とか
あとは、一番伝えたいことを。
手紙って、思うんですけど
会えない…一緒にいれない時間があるからこそ書けるんだと。その間に自分が思ったことや、考えたことを伝えたいと思うからこそ書ける。
そして、声で話で伝えないからこそ伝わるものがあるんだと。
一文字一文字に想いを込めて…
読んでくれる姿を思い浮かべて…
そして私は必ず、書いた日付を入れます。
何故かって、その書いた想いは、その日の私の大切な気持ちだから。
相手にも、この日、こんなことを想っていたとわかるように、必ず日付を入れるんです。
手紙を書いていて、もちろんその私の想いに
どう思ったか、返事が欲しい。
そう思うことも少なくありません。
でも、なくてもいいかなって思うんです。
相手が私からの手紙を読んで
少しでも心が温かくなってくれたら
一人じゃないって思ってくれて
誰よりも大切にしてくれている人がいるんだとわかってくれたら…
その書いた手紙に返事をくれなくても
よいなって。
話が少しズレましたが…
書いた手紙を、私の横で読んでくれる
それがまた幸せです。
私の大切な人は、何度も読み返してくれます。
大切そうに一文字一文字を…穴が開くんじゃないかって思うくらい読んでくれます。
私が、もういいよ。っていうくらい、何度も。
そんなわけで…
結局また最後がまとまらない感じですが…
手紙を書く、私にとって大切な時間で
大切な行為。
相手に想いを伝える手段として
私には大切なアイテムです。
その書く時の私のこだわり?
私の書いていく過程を今日は綴りたくて
ここに書きました。
これからも、手紙はたくさん書いていきたいと思います。もちろん、大切な人にだけではなく、自分の周りの人たちにも同じように。
便箋選びは楽しいですよ
ぜひそこから始めてみてください。
相手の喜んでくれる顔を思い浮かべて…ね。