ふるさとワーキングホリデーについて
セレクトショップを始めようと思った背景には「ふるさとワーキングホリデー」という制度を使って色んな地方を旅した経験があります。
今回はそのふるさとワーキングホリデーについてお話したいと思います。
(すこーし長くなります。笑)
ふるさとワーキングホリデー(以下ふるさとワーホリ)とは総務省、国の制度です。地方に一定期間滞在し、仕事をしながら地域交流、観光もできる旅行以上移住未満の体験型制度です。
参加条件は「18歳以上で健康であること」
である事が多いです。
「◯◯歳以下」が無いのが大きな特徴です。
最近では62歳の方が本業しつつ、お休みを取って「セカンドライフの候補地探し」として利用されてる方に出会いました。素敵〜✨
簡単にいうと日本版のワーホリなんですが、期間や年齢の面であったり、目的という点では海外でのワーホリとは少し意味合いが違います。
私は基本的に日本全国の地方(主に過疎地域)に2週間~1か月前後滞在します。(募集は長くて1カ月、短くて1週間など様々です)
ちょこっと田舎暮らしを体験してみたい。
地方移住に興味はあるけど、いきなり住む!っていうのはなかなかハードルが高いなぁ。
日本の色んな景色を見てみたい。
農業体験してみたい。
田舎が好き。
人との繋がりを増やしたい。
観光地ではない、玄人な場所に行ってみたい。
転職期間中で時間がある。
地域おこし協力隊に興味がある。
などなど色んな方におすすめです。
一番大きなメリットは、
滞在費が抑えられる(もしくは無料)
就労できるのでお給料が出る
人と人との繋がりがたくさんできる
ポータルサイトには求人情報のように
・どこの地域か(都道府県、市町村)
・仕事内容
・お給料(時給)
・どこに住み込むのか(ゲストハウス、シェアハウス、研修施設、温泉旅館、などなど)
・参加条件(運転免許がいるとかいらないとか)
勿論、地域によって多少条件に差はあります。
(交通費の補助があったり、レンタカーの貸し出しがあったり)
私自身はこの制度のおかげで本当にたくさんの場所を訪れることができました。
どの場所も訪れて観光するだけでなく、一人のスタッフとして扱ってくれるので仕事仲間にもなりますし、色んな考えや思いなどを話し合える時間も多いです。
そしてその地域に詳しい方とすぐに繋がれるので、観光マップやネットで調べても行けないような所に辿り着けます。
❀
ふるさとワーホリのHPには「第2のふるさと探しの旅へ」
とあるんですが、(参加するまで、「そんな訳ないやーん。上手い事いいすぎやろ…」と思っていました)
割とほんっとーにその通りです(笑)
どの地域を訪れてもやはり皆さん歓迎してくれるし、たくさん構ってくれる。高齢地域に飛び込んでみると、職人の技を目の前でまざまざと見せつけられつつ、孫のように可愛がってもらい、はたまた若い世代が住んでいる地域に飛び込んでみると、「今日の夜ご飯行く~?」なんて、友達も作れちゃいました(笑)
今振り返ってみても、また遊びに行きたいと思うし、また会いたいと思う方々ばかりです。
「ただいま」と言える地域ができたことは本当に嬉しい事です。
地域活性、地域おこしの一環としてふるさとワーホリを取り入れている市町村がほとんどなので、現地の方は割と歓迎的でした。
自分、受け入れ先地域の方(役所、役場)、受け入れ事業先
の三方でやり取りするので、事業先でなにかあれば受け入れ地域の方に相談する事も可能です。(経験談では、やりにくい、言いにくい事はなかったです)
あくまでもその地域を知る期間を過ごす中での仕事なので、仕事内容はごく簡単な事が多いです。
✰
今までで合計で8回利用しているのですが、
「ふるさとワーホリまじで楽しくて一生やってたい、そして日本大好き」
というのが率直な感想です。
私が仕入れた商品を通じて、訪れた地域のPRもできるし、ふるさとワーホリの存在も認知してもらえる。この制度を利用する人が少しでも増えたら良いなと思うしそうなれば地方に多くの人が出入りする。色んな人が出入りすると地域活性にもつながる。
私のセレクトショップを通じて、より多くの人が、地域が、紡がれていけば良いなぁと思い「つむぎ」にしました。
楽しかったことや良かった事は聞いて欲しいのが私の性です。
このセレクトショップは正味私のエゴでもあります。でも新しい出会いを私も作っていけたらと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
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