食卓から「善い暮らし」を探求する・生活共同体TSUMUGI 新メンバーを募集します!
こんにちは!生活共同体TSUMUGI 事務局のかよこです。
私たちは、「自分にも地球にも善い暮らし」を探求する生産消費者コミュニティです。来年度から、一般社団法人として独立し、新たなスタートを切ります。
この新たな門出と共に、一緒に生活のつくり手を目指す仲間を募集します!
このnoteでは、これまでの活動もふまえつつ、4月からの活動内容について紹介していきます。noteで説明しきれない部分も含めて、オンライン説明会でお話しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください!
生活共同体TSUMUGIとは
と、思ってはいても…実際に生活を変えるのはなかなか難しいもの。この葛藤にひとりではなく、みんなで向き合うために、私たちはTSUMUGIを作りました。
循環型の暮らしを仲間と共に探求することで、誰もが「生活のつくり手」でいられる環境を作りたい。そして、生活者が連帯し、「豊かな食循環」という共有資源(コモンズ)を守り、育んでいきたいと考えています。
具体的に何をやっていくの?
食にまつわる生産〜消費〜廃棄までの一連のプロセスにみんなで参加していきます。
ここからは、それぞれのカテゴリーごとに活動内容をご紹介します。
① お米を育てる - 共給共足 -
農的暮らしに興味があっても、実際に作物を自分一人で育てるのはとてもハードルが高いこと。
でも、みんなで取り組めば、できることも広がります!TSUMUGIでは、耕作放棄地をコミュニティで管理し、有機農法で作物を育てる「共給共足」の取り組みを行なっています。
昨年同様、今年も千葉県佐倉市のはぎや農園さんと協働して、タネからお米を育てていきます。
お米作り初心者の私たちですが、昨年は、無農薬・無肥料・ほぼ機械なし…で、450kgのお米を収穫することができました🔥
収穫したお米は、共同体の全員に分配。大人も子どもも一緒に汗を流して作ったお米の味わいは格別です。
食べて美味しいのはもちろん、普段は消費者である私たちが「生産」に取り組むことは、消費の在り方を見直すきっかけをくれたり、万が一の時に食べものを生み出すスキルの獲得、耕作放棄地の活用や、日本の食伝統の継承・食育 etc… 良いことづくし!
今年は、千葉の田んぼに加えて、都市と地方の連携、環境再生型農業に取り組む生産者の応援という意味合いも込めて、島根県雲南市の出雲SP!CE Lab.さんと共同の田んぼも運営していきます。
② 食べられるお庭をつくる
自宅で採れた野菜やハーブで料理をするーーそんな豊かな時間を過ごしてみたい…でも、何から始めたらいいか分からない…そもそも庭がない…そんな方も多いと思います。
TSUMUGIでは、タネや苗など、一人で用意するのが難しい資源をシェアしたり、オンラインで育て方を教え合ったり、コミュニティならではのアプローチで家庭菜園や屋上菜園に取り組みます。
昨年1年を通して学んだパーマカルチャーデザインの考え方を応用しながら、ヒトにも自然にも無理のない形で「食べられるお庭」を作っていきます。
③ 自らの手で仕込む
自家製のお味噌や梅干しは、少し手間はかかりますが、出来上がった時の美味しさは特別なもの。手仕事は、一人だとおっくうだったり、やり方が合っているのか分からなかったりしますが、みんなで楽しみながら、先人の知恵を次世代に紡いでいきます。
私もお味噌はTSUMUGIに入って初めて作りましたが、みんなが教えてくれたので、上手に作ることができました!
④ 食卓を囲む
ご近所メンバーと一緒にご飯を食べましょう!
「ワンオペ育児のお助け!親子食堂」、「一品持ち寄りでご飯を食べるオフ会」など、コミュニティのみんなで食卓を囲める機会を設けていきます。(※ 新型コロナウイルスの感染状況によって実施の頻度は変わります)
食事は誰もが欠かさないこと。子育て中のママ・パパや、ひとり暮らしの方、仕事が忙しくて手料理が食べられない方にも、豊かな食卓とつながる時間が増えたらいいなと考えています。
⑤ 生ごみから堆肥をつくる
食事の後に必ず出てしまう生ごみ。この生ごみを堆肥に変える「コンポスト」が、最近注目を浴びていますよね。
自宅でやってみると困るのが、やってはみたものの、堆肥の行き場がないこと。
TSUMUGIでは、オンラインでサポートし合いながら、家庭で実施したコンポストをコミュニティで回収。さらに完熟堆肥へと追熟させるプロジェクトを行なっています。
興味はあったけど、始めるきっかけがなかった人、一度やってみたけど諦めた人も、コミュニティで取り組むことで挑戦できるかも!
もちろん、「コンポストって何?」という方も大歓迎です。
⑥ 環境再生に貢献する
みんなで育てたお米を精製する際にできる籾殻と米糠は、上記の堆肥化プロジェクトの資材として活用しています。また、お米を収穫した後に残る稲藁は、全国の里山の再生に取り組む「NPO法人・地球守」さんに、寄付しています。寄付した稲藁は、土壌の改善資材として使用されます。私たちの「食べる」という営みを通して、環境再生に寄与します。
その他の活動
メンバー同士は、Slackのオンラインコミュニティでつながり、交流を育んだり、有志で集まり、部活動を行なったり、同じ関心を持った仲間との繋がりを活かして、さまざまな挑戦ができます。noteでも少しご紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。
コミュニティの仕組み
メンバー1人1人が、コミュニティオーナーであり、参加者として関わるだけではなく、運営にも携わることができます。
共同で運営していく田んぼや、食循環を生み出す自然環境を「共有資源(コモンズ)」と捉えて、コミュニティみんなでそれらを支えていくイメージです。
メンバーの中には、会社員、公務員、自営業、子育て中のパパ・ママ、そして農家、料理家、栄養管理士etc… 食の分野の専門家もいます。それぞれの力を出し合って、協力しあいながら、運営を行なっていきます。
参加方法
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!
活動に興味を持っていただいた方は、ぜひオンライン説明会にご参加ください。
私たちは、いわゆるオンラインサロンとは主旨が異なります。また、年間を通した活動になるので、できるだけ理解に相違がない状態でご参加いただきたいと考えています。そのため、最初に説明会への参加をお願いしています。
説明会にご参加いただいた方から、参加申込を受付、選考を行った後、4月からの活動にご参加いただきます。(説明会の日程がどうしても合わない方は、事務局までご相談ください)
共益費
1口 5,000円 /月 (地方在住・学生の方は、2,500円 / 月)
1 対マスの情報の受け取り方、ビジネスとしての一方通行的なお金のやり取り、運営側 対 お客さまといった関わり方を避け、全員がフラットに関わり、協力し合う関係を目指しています。そのため、共同体に参加する全員が、運営に必要な共益費を出資する方式を採用しています。
会期
会期 2022年4月〜随時
お問い合わせ
ご質問があれば、Instagram・TwitterのDM、もしくはメールにて、ささいなことでもお気軽にご連絡ください。下記によくあるご質問もまとめておりますので、どうぞご覧ください。
共に考え、手を動かしながら、みなさんと一緒に「善い暮らし」を一歩ずつ、目指していけたら嬉しいです。説明会にて、お待ちしています。
よくあるご質問
Q. どの程度のコミットが必要ですか?仕事や家庭状況によっては、イベントへの参加が難しいのですが、大丈夫ですか?
A. 全てのイベントや体験への参加はあくまで権利であり、義務ではございません。ご自身のペースに合わせてご参加ください。
Q. 子どもと参加できますか?
A. お子さまとの参加も大歓迎です。子育て中のメンバーも多くいらっしゃいます。ただ、野外での農作業は、怪我や熱中症などのリスクを理解した上で、十分にご注意いただければと思います。
Q. 引越しなどで、オフラインで参加が難しくなっても、共同体に参加し続けることはできますか?
A. 可能です。実際に地方に住みながら、オンラインでの活動にのみ参加されている方もいらっしゃいます。