紡嬉

こんにちは 紡嬉(つむぎ)といいます。物書きになりたい今日この頃です。しばらくは、自分の趣味のこととか、観たもの読んだものの感想とかも一緒に書いていきたいと思っています。

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マガジン

  • 大河ドラマ「光る君へ」所感

    大河ドラマ「光る君へ」の所感、いたって個人的な感想をあげております。

  • 掌編・短編小説

    一記事完結のお話です。

最近の記事

大河ドラマ「光る君へ」第四十四話「望月の夜」所感

何度も思うこと  歴史の間の謎にこそ、創作の余地がある……。自分の作りたい物語に無理やり歴史を捩じ込んで「ほら、歴史ドラマでしょ」とは言わないで。それは歴史ドラマや大河ドラマにはそぐわない。  今年、よくぞnoteを始めた、よくぞ大河レビューを始めたと思います。そうでなければドロップアウトしていたかも知れないです。少なくとも俳優さんたちの演技や美術・衣装・音楽は素晴らしいのですから、平安ビジュアルとして見る価値ありなのですよね、きっと。 公任さま!  この人が、やっぱり

    • 大河ドラマ「光る君へ」第四十三話「輝きののちに」所感

      分かった  本編とはあまり関係ありませんが、ここ何話?十何話かの違和感の正体が分かった気がしました。えっと、まひろと道長の今更感の恋だのホワイト道長だのではなく、もっとぼやっとした違和感です。  一話四十五分(正味四十三分)の中での話のテンポや展開が「ものすごくおっそい割に中身があったか謎」と「それもそれも全部突っ込む?」みたいなのがあるんです。少なくとも私はそう感じました。あと、前回とその回のつなぎが「一秒後です」か「三年経ちました」かがバラバラ。この話のピッチの不安定さ

      • 大河ドラマ「光る君へ」第四十二話「川辺の誓い」

        出家の波紋  これこそ、波紋ってなもんでしょうが、実際史実ではそれほどの波紋はなかったようで、道長パパの本心はどうあれ、御堂関白記にはさほどのことはないように書かれているそうです。  顕信の明子ママは興奮し過ぎて失神からの寝込んでしまい、頼通から報告を受けた彰子皇太后もますますパパを恨むような結果に。  この顕信くん、明子女王ママの二番目の子。道長にとっては四番手という感じなのでしょうか。それにしても、頼通くんの「父上も傷ついておられます」の一言が救いです。ええ息子や。まぁ

        • 大河ドラマ「光る君へ」第四十一話「揺らぎ」所感

          双寿丸≒道長?  なんのためのキャラかよく分からん。強いて想像すれば「昔の道長(三郎)を思い出す」ため、かぁ?道長は全然クリーンにやっているのに、まひろ的には「みんなを泣かせて……あいつ、変わっちまったな」的に、道長への気持ちに「揺らぎ」が生じる……って感じですかい?う〜ん、必要か? 言動が過ぎる三条天皇と言葉が足りない道長  ご本人はさっさと地盤を固める為の取引のつもりなのでしょうが、道長たちはあんまりこの帝好きじゃないし、道長はさっさと譲位させる気で、本当に大事な人

        • 大河ドラマ「光る君へ」第四十四話「望月の夜」所感

        • 大河ドラマ「光る君へ」第四十三話「輝きののちに」所感

        • 大河ドラマ「光る君へ」第四十二話「川辺の誓い」

        • 大河ドラマ「光る君へ」第四十一話「揺らぎ」所感

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        • 大河ドラマ「光る君へ」所感
          47本
        • 掌編・短編小説
          3本

        記事

          大河ドラマ「光る君へ」第四十話「君を置きて」所感

          朗読会  平安時代、このように大っぴらに本を読むのなら、源氏物語は結構ハードな感じです。元服した敦康親王さま。前回は元服前の姿に「おぅ……」と思いましたが、元服後のお姿は流石に少し幼さが残ります。本当にあった部屋の名前が飛び交って、藤壺の中で「藤壺の中宮は、云々」なんて言ったらそこにいる中宮さま変な感じにならない?  そして、またまたみんなが突っ込んだ道長「不実は自分に返ってくる」発言。もうまひろとの夜は忘れたとでも言わんばかりです。まぁまひろの方も、物語に書いちゃうくらい

          大河ドラマ「光る君へ」第四十話「君を置きて」所感

          大河ドラマにラノベ風タイトルをつけてみた話〜お遊びにお付き合いいただける方どうぞ〜

           十月二十日の放送から、また何か政治的なあれこれが詰まってきそうなので、今日のうちにこのお遊びをやっておきたいと思います。絵も、普段は使えない可愛いピンクをチョイス。 真面目な方ほど、ご注意を。  アラートです。今日は大河とラノベで遊びます。真面目な方ほどご注意を。「おま、コラ!大河さまとラノベさまで遊ぶとは何事か!おちょくってんのか!」とお怒りになる方は、今ここでこのページを閉じてください。ちなみに、この記事は大河やラノベを否定するものではありません。ここまでお読みくだ

          大河ドラマにラノベ風タイトルをつけてみた話〜お遊びにお付き合いいただける方どうぞ〜

          大河ドラマ「光る君へ」第三十九話「とだえぬ絆」所感

          年子の皇子のつぶやき  倫子さま「次も皇子さまならいいわね」  まひろ「宿世……」(謎い)  みんな最近呟き癖がついていませんか?「如懿伝」の如懿は、後半結構声が小さくて呟きみたいな話し方になっていますが、年取って偉くなってくるとこうなるのかしらん。 ええ?為時パパ知らんだの?  前回の「あれ」は何だったんだよ。ただ、戸惑いながらも意外とあっさり受け入れた岸谷五朗さんの名演が光ります。真面目な為時パパなら、娘の不実に一旦は怒りそうな気もしましたが。昔のちやはママの一件か

          大河ドラマ「光る君へ」第三十九話「とだえぬ絆」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十八話「まぶしき闇」所感

          清少納言  冒頭のこのシーン、私は割と素直に見ましたが、今後ひっくり返るかもしれません。  源氏の物語を絶賛しながらも「恨んでいる」と言い、されどまひろのことはちょいちょいけなしながらも「腹を立てている」と言ったファーストサマー納言。これまでことあるごとに訪ねてきてくれるお友達として「まひろを恨んでいる」とは言いません。この感じをこの上なく可愛らしいと思ったのは私だけでしょうか。  対してまひろは無神経すぎると思ってしまいました。あれだけ「光り輝いていた皇后定子さま」を大事

          大河ドラマ「光る君へ」第三十八話「まぶしき闇」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十七話「波紋」所感

          倫子さま  赤染衛門は「お方様を傷つけないで」と言っていましたが、光る君への物語に関しては、道長の作戦に賛成したのだから、傷ついたって言われても……ですね。そしてもう一つ。果たしてまひろが妾になっていたら、お方さまは傷つかなかったのか。  この、倫子さま案件に関しては、正直言ってまひろにはどうしようもできないかも知れません。まぁ、道長とゲス不倫していることは相変わらず全ての罪の根源ですので、このマイナス点はあるとしても、倫子さまはそれだけじゃない気が、個人的にします。  元

          大河ドラマ「光る君へ」第三十七話「波紋」所感

          勢いだけで(いや、そうでもないが)、坊ちゃん文学賞に応募しました。夜中のラブレターです。詳細は後日記事にするやらしないやら。同じ賞に応募された皆様、お邪魔いたします。そして、お疲れ様でした。

          勢いだけで(いや、そうでもないが)、坊ちゃん文学賞に応募しました。夜中のラブレターです。詳細は後日記事にするやらしないやら。同じ賞に応募された皆様、お邪魔いたします。そして、お疲れ様でした。

          大河ドラマ「光る君へ」第三十六話「待ち望まれた日」所感

          諸事情あって  私ごとですが、諸事情あって心身ともに大変疲れた三連休でした。然るに、今回の大河も疲れませんでした?あいも変わらずまひろと道長をいちゃつかせようとするし、それがさも素敵な秘密みたいになっていて、馬鹿馬鹿しい。何度も言ってますが、大河ドラマは人間ドラマですから。そして、歴史ドラマですから。いい加減気づいて。  養子の皇子  後宮ドラマではあるあるネタ。母親の身分が低すぎたり、早くに亡くなったりしたとき、高貴な身分出身の妃あるいは皇后(中宮)などの養子になる。

          大河ドラマ「光る君へ」第三十六話「待ち望まれた日」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十五話「中宮の涙」所感

          いや、まず言わせて。  中宮さま!いきなり泣き怒りでいうことじゃないのよ!「お慕いしております」は!  ドラマの彰子のキャラ、今でいう高機能自閉の傾向が結構あからさまで、しかもちょっと現代の診断がおりている人たちへの理解がない感じ(作り手がね)がしてしまうのは私だけでしょうか。それに藤原彰子の伝えられている歴史と違いすぎて戸惑うポイントです。歴史に伝わる藤原彰子は、控え目で真面目ではあるけれど空気読めて人の気持ちも分かって賢い人。この、いきなり爆弾落とすイメージないわぁ。ど

          大河ドラマ「光る君へ」第三十五話「中宮の涙」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十四回「目覚め」所感

          興福寺がやっぱりちょっと分からん  これは、私が歴史に疎いからだとは思いますが、ドラマだけ見ていると「先生!質問!」と言いたくなるところもございました。先週の記事で言及した歴史解説系Youtuberさんの解説動画を見ても尚、でございます。  「明日陣の定めにかけて」と言って、道長はそれに応じました。なのに、その陣の定めの最中に突入。ええー?中止させてどうするよ。で、自分で陣の定めを中止させておいて、政治の人事に口出したうえ、蓮聖さんのことも申し文出す前から通ったような言い方

          大河ドラマ「光る君へ」第三十四回「目覚め」所感

          【実録小説:掌編】9.11の回想

          ※この小説は、筆者が経験した事実を元にした小説です。ドキュメンタリーではありますが、一部改変してあります。また、作中で述べられている思いや考え等は、あくまで筆者の当時の個人的な意見・感想であり、誰かを害そうとするものではありません。 9.11の回想  テレビ画面に、淡いグレー一色の瓦礫が積もった地面が映り、ひたすらゆっくり前進していく。そこを、おそらく慎重に歩いているだろう、ザッザッザッ……と誰かが歩く一人分の足音だけが聞こえてくる。それが、最初の記憶だ。  九月になる

          【実録小説:掌編】9.11の回想

          大河ドラマ「光る君へ」第三十三話「式部誕生」所感

          意外と普通の職場  前回、ネットの皆さまを恐怖に陥れた勤め先、藤壺ですが、ただのお嬢様の集まり+もうママンにしか見えない赤染衛門さま。  そして、史実で言われているように、モノの言い方を知らないまひろは高貴な姫たちから反感を買います。まぁ、いじめが横行するほど鋭くはない姫たち、という設定。みんながリラックスしきっているので、緊張しきっているまひろが浮いちゃう。それにしても、まひろビビり過ぎ。  ってか、ちょっと待て。女房たちは中宮さま級のお嬢様ばかりという設定かも知らんが、

          大河ドラマ「光る君へ」第三十三話「式部誕生」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十二話「誰がために書く」所感

          のっけから、タイトルに合わせて鐘が鳴る。 伊周  一回休みだった伊周さん。オリンピックなどなどを含めると、呪詛シーン以外はほぼひと月ぶりですね。生まれた時から自分が偉いと思ってしまうような家庭環境に育ったやつって、たまにほんまに手に負えない。その代表のような偉ぶりようです。  漢詩の会になぜ伊周を招いたかは謎ですが、結局道長に牽制しまくっている場面を描きたかっただけでしょうか。詩はご本人の作。杜甫かっ!というくらい「被害者ヅラ」な詩でしたねぇ。ということは、史実でも漢詩の

          大河ドラマ「光る君へ」第三十二話「誰がために書く」所感