レンタルキッチンを借りて焼き菓子販売をした話
私はレンタルキッチンを利用してイベントでの焼き菓子販売をしてきました。
ここでは、レンタルキッチンでの製造・販売における注意点や出店イベントの探し方、初めての出店の経験談などを書いていきたいと思います。
事情により3件のレンタルキッチンを利用したことがあるので、その違いについてもざっくりご説明します。
焼き菓子を販売してみたい!という方の参考になれば幸いです。
菓子製造業許可付きレンタルキッチンについて
菓子製造業許可とは
販売される食品に関する規格基準は基本的に「食品衛生法」によって定められています。
食品の製造・販売を行うには①食品衛生責任者(業種によっては食品衛生管理者)の設置と②施設の営業許可が必要となります。
①食品衛生責任者は一日の講習会で取得できるのでそんなに大変ではありません。
各都道府県や中核市等の食品衛生協会主催で開催されています。
試験の有無や受講料については地域により異なるので、詳細については受講予定の保健所まで問い合わせた方が良いと思います。
②施設の営業許可については、業種によって内容が違いますが、パンやお菓子を製造する場合は「菓子製造業」の許可が必要となります。
これは法律で定められていますが、実際は各都道府県が定めた条例にのっとって審査され、窓口は各自治体の保健所となります。
そのため、内容は各自治体によって異なることがあります。
詳しい内容はここでは割愛しますが、要は自宅の一室または貸店舗、賃貸等の部屋を借りて基準に合うような改装をしなければなりません。
正直なところ、いきなり設備工事をするのはハードルが高く、なかなか販売に取り掛かる勇気がありませんでした…。
そんなとき私は、菓子製造業許可取得済のレンタルキッチンを利用すれば焼き菓子販売が可能であるということを知り、探してみることにしました。
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