【ワーママ転職】コロナ禍にまさかの育休明け転職体験談


こんにちは。ぺんぎんです。
20代後半夫婦+2歳&1歳の年子で4人暮らしをしています。

今回は転職活動にまつわる話を書きたいと思います。(長いです。5000文字超え)
仕事が始まってだんだんと記憶が薄れているので、当時どんなことを思いながら動いていたか思い出しながら、自分のための記録としても書いてみます。

コロナで復職が延期、希望退職へ

まず簡単にまとめると、2年ちょっと育休取得後、昨秋に会社を希望退職。昨夏頃から転職活動を始めていて、昨年12月に内定獲得。この2月より転職先での仕事がスタートしました。子どもを産んでからは初となる就業。ワーママデビューを果たしました。

転職活動全体の結果を先にお伝えすると、こちら↓

【約4ヶ月の転職活動全体の結果】
応募 94件
 (1社に対し複数ポジション応募)
書類通過 6社
面接 3社
内定 2社
 (派遣の内々定含まず)
【職歴と資格】
・新卒入社したメーカー企業にて、直営店で接客1年、マーケティング2年→その後2回連続で産休と育休を取得し、約2年ほどキャリアブレイク
・保有資格
 英検2級、TOEIC905点、FP3級


それでは転職することになったきっかけから順に追っていきます!

2020年4月に復職予定だったところ、コロナで緊急事態宣言が発出。会社とも話して復職は延期になりました。夫も仕事が休みになり、家族4人で約2ヶ月間ひたすら家に引きこもっていました。
そして宣言解除になっても会社からなかなか連絡が来ず、私から問い合わせると「現時点で復職してもらうのが厳しく、できたとしても前のポジションが空いていないのでどうしましょうか…」という話に。え?4月の頃と話が違う!??となり、そこから色々ありました。

当時はなかなか納得がいかず、労基や社労士などに問い合わせたりもしました。そこから2ヶ月ほど会社と話し合いをしていた頃に社内で希望退職の募集がかかりました。「どうせ悩むならもっと明るい将来に向けてエネルギーを消費したい!」と思い、応募を決断。とはいえ子どもの保育園のこともあってかなり悩みました。退職すると2ヶ月以内に次の仕事に就かないと退園になるので。

そして退職希望が通って形式上の復職をし、有給を消化してから昨秋に退職しました。復職できない状態で育休手当の支給が終わり、一時期は夫の収入だけになりました。家計もそれなりに厳しく、かといって会社が休職手当を出してくれるわけでもなく…。日頃の貯えって大事だなと実感しました。

転職については、第一子を授かる前になんとなく考えたこともあります。その想いがあったのも退職を決意した後押しになりました。ただその考えも産後には少し変わっていて、育休後に復職して仕事と生活リズムを掴んで、良きタイミングで転職できればとぼんやり思っていました。まさか育休明けにすぐ転職とは。しかもコロナで転職市場も冷え込んでいると聞く今!?という心境でした。

ワーママ転職活動の葛藤

実際の転職活動についてです。
昨夏頃にどうやら会社がまずいらしいぞ、復職も難しいらしいと知った私が取り組んだことは主に4つ。

①転職エージェントサービスへの登録
②転職本読む
③TOEIC受験
④キャリアの棚卸し・自己分析


①転職エージェントサービスへの登録

まだ退職の意思をはっきりと固めていない時点で転職市場の様子や自分の市場価値を知りたいと思い、エージェントサービスに登録しました。色々と登録して担当の方とお話しましたが、エージェントサービスはいかに相性の良い担当者の方とマッチできるかどうかだと思いました!!!

当時エージェントに伝えていた希望条件
●時短希望:子どもの保育園送迎をする為。両家とも両親が遠方なので、家庭のことは夫婦で協力しないとやっていけません
●希望職種:マーケティング(経験有)、WEBマーケティング(未経験)
●持病があるので、ある程度理解があるところ


この条件に対してどのエージェント担当の方も口を揃えて言うのが

最初から時短を希望しているとかなり厳しい
希望職種は忙しい職種だし、最初からフルコミットできる方を採用する傾向にある。フルタイムで残業もがっつりやれます!という他の応募者と並べられた時に、時短希望は落とされる。ただでさえコロナの影響で募集自体が少なくなっていますし…。(※2020年夏秋頃)
時短でも企業に来てほしいと思われるのはよほど何かスキルをお持ちであればですね。

応募条件の間口をもっと広めて、職種にこだわらないとか非正社員のものなどいかがでしょうか?」

これ、本当にどのエージェントにも言われました。職種へのこだわりをなくす?…とんでもない!なぜ時短希望だと自分の歩みたいキャリアを捨てなければいけないんだろう?と思いました。

転職活動は孤独だといいますが、エージェントにこんなことを言われて、会社とのことも含めて、この時期はどんどん気持ちが暗くなっていった気がします。夫は子どもが産まれる前も後も何の支障もなく働けているのに…なぜ私が時短を選択しなければならず、キャリア断絶されるんだろう…と。転職活動や退職のこと、子どもの保育園継続のことで悩んでいる間にも通常通り働いている夫が、とても羨ましかったのを覚えています。明るい未来に向けて悩みたい!と思って最終的には会社を出る選択をしたのに、そんなに上手くはいかないよね…と転職活動中もよく落ち込んでいました。

②転職やキャリアに関する本を読む

もともとビジネス本が好きで、ハウツー本や自己啓発系など好きなんですね。(産後はぱったりと読まなくなりましたが)転職活動に合わせても何冊か読みましたが、ワーママを想定した転職本やビジネス本って少ないなと感じました。(見つけられていないだけで、たくさんあるのかも)話題の人気本を読むと、子育てなどのキャリアブレイク期やブランクについて書かれているものは見つけられませんでした。(あくまで転職という切り口で本を探していたからかもです)

本を読んで参考にできる部分はしつつ、自分のキャリアプランは自分で考えながら切り開いていくしかないんだなと思いました。

そんな中でもおすすめの本は以下の2冊。motoさんのマインドやハウツーはどんどん真似て、活かしていくべき!と思いました。

motoさんの考え方に共感したので、WEBサイトやnoteも参考にさせて頂きました。職務経歴書の書き方は本当に参考になりました。エージェントサービスも「転職アンテナ」で情報を得て選びました。

そして2冊目は尊敬しているマーケター、森岡毅さんの著書。motoさん著書もそうですが、転職を考えている方・そうでない方、もとより全ての社会人におすすめの本です。こちらは転職本というよりビジネス本になるでしょうか。森岡さんの著書はどれもおすすめです。全て揃えて、度々読み返しています。

③TOEIC受験→905点獲得

2015年に受けたきりで英語力も錆びついていたので、前々から受けたいなと思っていました。そこに復職できない状態が続いて、「何かしていないと焦る」状況に追い込まれていました。転職活動をするならTOEICの最新スコアがあった方が受けはよいだろうと考え、受験を決めました。この頃はコロナの影響で試験の開催が中断されていましたが、なんとか再開の一発目で受験でき、転職活動にも間に合いました。

2ヶ月勉強した結果905点をとることができ、エージェントにも企業にもTOEICについて触れてもらえ、良いアピールポイントになりました。

④キャリアの棚卸しと自己分析

2年も育休をとっていると産休前の仕事内容について結構忘れているんですね。職務経歴書を書くにも「仕事何してたっけ?」状態でした。転職活動を今後のキャリアを考える良い機会だと思い、仕事内容の棚卸しと同時に自己分析を行っていました。

仕事内容については過去の手帳を読み返したり、同期と話をしたりして、記憶の糸口を探っていきました。手帳のカレンダーやメモと照らし合わせて、ノートに入社時点から時系列に取り組んだことを、思いつく限り書き出していました。

そして自己理解におすすめの本はこちら。この本に沿って自己分析を進めていきました。わかりやすくワークを進めることができ、改めて過去の自分や価値観などについて振り返ることができました。


この他にも転職活動で気分が落ち込んでいる時には、友人とオンラインで話を聞いてもらっていました。
普段は何か用事がある時以外に、私から誰かに連絡することってない(相手に迷惑だという心理的ハードルが高すぎてできない)のですが、友人にそんなに遠慮することないよねと夫に諭され(笑)、珍しく連絡していました。
育休中って家族以外と話すことが少なくなるじゃないですか。(私だけ?)追い打ちをかけるようにコロナ禍で、他人との接触がめっきり減って気持ちも萎えていたので、友人との話はリフレッシュに繋がりました。

転職活動、実際どうだったか?

初めてエージェントサービスへ登録したのが昨夏で、現職に内定を頂いたのは昨年末でした。冒頭にもお伝えした活動の結果↓

約4ヶ月の転職活動全体の結果
応募 94件 (1つの会社で複数ポジション応募有)
書類通過 6社
面接 3社
内定 2社 
(派遣の内々定含まず)

この記事を書くにあたって初めて集計してみましたが、書類選考でいうと6%の勝率だったんですね…。

当初は全く書類が通らず、この時期が辛かったです。中盤を過ぎて面接がぽつぽつ入りだすとそれもそれで別の悩みが出ましたが。
あるエージェントでは1通も書類が通らなかったのですが(今思えば背伸びした求人に多く応募していた)、motoさんの経歴書の書き方を参考に何度も書き直していき、メイン利用を違うエージェントに変えたところ通過するようになりました。

このご時勢もあってか、面接に進んだ3社のうち2社はオンライン面接がありました。オンライン面接でちょっと気を遣ったのは化粧と、表情や相槌を普段より大きくすることです。画面越しでも印象良く見えるように、めったに塗らないマスカラを濃いめにつけたり、チークも少し濃く塗ってみました。また相槌も大きめに打ったり(声を出すと相手の音声を遮ってしまうので無言で)、オンラインだとマスクはせず顔が全て見えているので常に口角は上げる!を気をつけていました。効果の程はわかりません。この内の1社は現職となりました。

育児中の転職で大事だと思ったこと

子どもがいる方が転職を考える上での重要事項は保育園問題!!!
私の場合、退職を決めた時には子2人とも既に入園していました。先程もちらっと書きましたが、うちの自治体では退職して2ヶ月以内に次の就業先に勤めないと退園になります。このことがあって次の就職が決まっていないまま退職を決めるのは相当な覚悟が必要でした。
退職を決める前に保育園の在籍条件を必ず確認しておいた方が良いです。私も復職問題で揺れていた時、何度か役所へ足を運んで条件を確認したり相談をしていました。

また、転職活動と同時並行で、退職後2ヶ月以内に開講予定の職業訓練コースの申込みをしていました。エージェントにスキル不足を指摘されたこともあり、職業訓練校でWEB関連の勉強をしてWEB業界へ挑戦してみたいと思ったのも大きいです。
再度うちの自治体のケースになりますが、卒業後就労を目的とした学校への通学も保育園在籍の条件内(時間や日数など細かい条件あり)でした。自治体によって色々と条件が違うと思いますので、役所へ確認してみてくださいね。

現職の選考と今後の展望

現職にはフルタイム契約社員(正社員登用あり)として入社しました。未経験でのWEBマーケティング職です。
この選考では当初、エージェントを介して時短希望を伝えて応募していたつもりなのですが、担当者との認識のズレで先方へ伝わっておらず。面接で時短について質問すると少し驚いた反応をしたのであれ?と思い、後にエージェントへ確認すると発覚しました。(冷や汗もの)

しかし有難いことに面接の評価が良かったのか、後々フルタイムで再度打診されました。コロナの影響で当面は在宅勤務と聞いていたので、それならと了承。現在は延長保育を利用しながら在宅で働いています!

在宅勤務の1日のタイムスケジュールはこちらからどうぞ↓

今後の私のキャリア目標として、一人前のマーケターになること市場価値を高めることがあります。
そのためにはまずは今の会社で仕事を早く覚え、自信を持ってWEBマーケターと名乗れるようになりたい。また、就職市場での私の価値を測るのにわかりやすい数値指標が年収だと思っているので、正社員になって年収アップを目指し、市場価値を高めていきたいです。

長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます!


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