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親の悲しい顔を見るのが一番辛い。

1年前、レイプされたことを親に話した。

お父さんは言葉を失い、
お母さんは静かに泣いていた。

「頼ってくれなかったことが悲しい。」
「あの時自分達は何にも知らずにさくらに接してたんだと思うと苦しい。」

言葉に詰まりながら、震えた声でそう言われた。

あの時私がなんで頼らなかったか、
なんで話さなかったか。

それは、

心配をかけたくなかったから。
親の悲しむ顔を見たくなかったから。
親が泣いている姿なんて見たくなかったから。
20歳の私には話さない選択しかできなかったし、
それは今振り返ってみても、あの時話していればとは思わない。
「見ず知らずの人にレイプされました」
なんて親に言えるはずがなかった。

話さざるを得ない状況になって、
今日初めて言葉にして伝えたけれど、
話してよかったとはやっぱり思えない。

こんなに顔を崩して悲しむ親の顔なんて見たくなかった。
私のことを哀れで可哀想で心配しかない存在だと思って欲しくなかった。
全部私の自己中心的な考えなのも分かってる。
でも、私のことを大切に思ってくれてる人にほど知られたくないこともある。

ぐちゃぐちゃだ。
心の中がぐちゃぐちゃで、
もうどうしたらいいのか分からない。

だれか、助けてほしい。
自分で自分を救えるほど、今はもう強くない。

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