見出し画像

「で、結局何が言いたいの?」と言われた私を救った3冊

上司から
「〇〇の資料作っておいて」

と頼まれた私。

参考データを渡され
自分なりにデザインやらフォントやら
練りに練って3日かけて作った
人生初パワポ資料。

自信満々に提出しましたが
読み終えた上司の第一声


「うーん。これは結局何が言いたいのかな?」


3日もかけて作った資料が一瞬で否定されたような
気分になって、自分の無力さを痛感した出来事でした。(3年経った今でも、悔しくて泣けるくらい)


皆さんもこんな経験はおありでしょうか?


悔しくて読んだ本の中で
ダメ社員だった私を救った3冊をご紹介します。


どうにかせねば!と焦っている方。
おすすめ順に紹介していますので
まずはこちらから読んでみてください。



今回のオススメ本です
1分で話せはAudibleで耳からインプットしました

マイクロソフト伝説マネージャーの世界No.1プレゼン術


こんな人にオススメ

・パワポはデザイン性が全てだと思っている人
・プレゼンは話し方で決まると思っている人
・ビジネスの専門用語を知らない人

この本では、プレゼンのゴールを以下のように定義しています。

プレゼンのゴール
・聞いた人がハッピーになる
・聞いた人から行動(決断)を引き出す
・聞いた内容を他人に言いふらしたくなる

マイクロソフト伝説マネージャーの世界No.1プレゼン術  著:澤円

ビジネスシーンで「ハッピー」なんていうと

深く思考していない、
主張の根拠が薄い、
真面目に取り組んでいない、

なんて思われるのでは?

という思い込みがありました。

しかしこの本を読んでから

「聞いた人がハッピーになる未来って何だろう?」

という視点で資料作りを実践するようになって
先の上司に少しずつ褒められる機会が増えました。


1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 


こんな人にオススメ

・説明が長く言いたいことが分からなくなる人
・相手から話した内容を質問された経験がある人


プレゼン資料ができると次は話し方をどうすれば良いか?を考えると思います。

そんなときに参考にしたのがこちらです。

「プレゼンは相手に行動を促すもの」という主張は
先の本と同様ですが、その伝え方が参考になりました。

それがこちら。

プレゼンとは自分の伝えたいことを伝える行為ではなく相手の頭の中に自分の伝えたいことの骨組みや中身を移植していく作業である

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 

これも実践してみました。

具体的には
話すときに
相手の中に白紙のA4用紙を想像して、
そこに私の頭にある内容を伝えていく
という方法です。

意識したのはただ、上から順に話すではなく
まずは大きい項目を伝えて、次に詳細に入る
といった感じで話す順番を意識をしました。

さらにこれを聞くときにも
実践しました。

「この人は何を言いたいんだろう?」
と漠然と聞くのではなく
自分なりに骨組みを作るのです。

すると話がわかりやすい人とそうでない人の違いが
明確にわかるようになりました。


例えば営業会議で報告を聞く時は
・新規顧客へのアプローチと
・既存顧客へのアプローチ
の2つの枠組みがあって

その枠の中に
・先週の行動の振り返り
・現状の課題
・今週の取り組み事項

の項目をそれぞれ用意して聞いてみました。


こんな感じで枠組みを用意してみた。



すると、Aさんは新規顧客の話の途中で
既存顧客の話を始めて、また新規顧客の話に戻るということを繰り返していたため

私の頭の白紙メモは
今どこの何を話しているのかついていけず
途中から「今日のお昼食べよう」と思考が違うところに行きました。

一方Bさんは
「報告事項は2点、ご相談が1点です。
報告は新規顧客の〇〇についてです・・・」
と話したのです。


Bさんの話しを聞いた私の頭の中はこんな感じ

私の考えていた枠組みとは違いましたが
最初に目次を伝えてくれたようで
私の脳内メモはどんどん埋まっていき
メモが完成した時は嬉しくなりました。

この経験から
枠組みを作ってから話すのは
相手の脳の消耗が少なく
話に集中できる環境を作るのか!

と気付きました。



グロービス MBAクリティカルシンキング

最後はかなり硬めのビジネス書です。

こんな人にオススメ

・会議で自分が仕切る役割を担っている人
・経営層にプレゼンする人
・上記の状況から考え抜くトレーニングをしたい人

グロービスというビジネススクールが作った書籍です。

私は先の上司にビジネスの基本が学べるから
オススメだよ、とアドバイスをもらい


3ヶ月間みっちり修行してきました。


その時の参考図書がこちらです。
今でも振り返ってこの本を読むことがあります。

ただし、1冊目や2冊目の本と異なり
かなり表現が固く、文字も小さいため読み進めるには根気が必要です。


1分で話せにもあった
人に伝えるときに骨組みを用意する、


ですが「骨組みの作り方」をより詳細に教えてくれるのがこの本です。


プレゼンの目的は自分の主張を伝えて
相手に行動してもらうことです。

ただその主張が

「過去の自分の経験からこうしたい」

というだけでは
会社という組織では説得力に欠けるため
上司を納得させられません。


特に経営層は
「本当にそうなのか?」を
突き詰めて考えています。

そのため主張を裏付ける
かつ聞き手が納得できる根拠が必要です。

その根拠をどんな切り口で用意して
どこまで深く考えるのか

聞き手の情報の理解度や
どんな順番で話を進めると
相手に理解してもらえるのか

話が飛躍しすぎないように伝えるには
どんな項目があれば良いか…等が
詳細に書かれています。


各章末には演習問題がついていて
会社のワンシーンを疑似体験できます。

自分で会議を主催する場合や
経営層に向けた報告資料などを作るときに
とても参考になります。

以上が私をダメ社員から救った3冊です。


みなさんの参考になると嬉しいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?