私のこだわり、次の行き先
何年か前に通っていたアフタースクールで
「自分の叶えたいことを4コマで書いてください」
という授業があった
その時、松尾芭蕉にはまりたてだったので
奥の細道をたどって旅行する内容を書いた
講師の方に
「必ず、その夢は叶います」と言われた
その時、違うこと書けば良かったかなとちょっと後悔した
旅のこだわりってなんだろう
人の数だけこだわりがある
食べ物、持ち物、見る場所
絶対これ!
と決めてしまうと窮屈になってしまい、自分の首を絞める
旅って自由なのに、その道中を楽しめなくて苦しくなる
全くフリーなわけではないけど、ちょっとの制限の中で楽しみを探す
「なにも計画しない方が楽しい 計画しだしたら完璧にしなきゃいけないと思っちゃう」
と、かりそめ天国でも話していて、同じ感覚なんだとちょっとホッとした
旅はしている方だと思うのに、自分のこだわりは何か分からず、しばらく考え続けていた
先日、日本民藝館で行われている芹沢銈介の展示を見に行った時、ふと頭によぎったことがある
そう言えば、「ここの美術館に一緒に行きたい」って友人が言ってたっけ
展示を見ながら、誰かと話したあの瞬間を思い出す
そうだ、誰かと話したときに出てくる場所へ、私は行きたくなるんだ
最近行った岡山の旅は、民芸好きな友達が「大原美術館へ行きたい」と話していて、「大原って世田谷?」なんてとぼけた答えをしていたのに、なぜかとても行きたくなり、岡山へのチケットをタイムセールで購入した
次行く場所は秋保温泉
「とってもいい場所だから一緒に行こう」と誘われ、叶うことがなかった旅行を誰かと行きたくて、家族旅行の地に選んだ
そうしたらたまたま生誕130年を迎える芹沢銈介の記念展示が行われているとのこと
https://www.tfu.ac.jp/kogeikan/?page_id=193
ついてる!
こうやって行動すれば何か繋がっていくんだ
しかも土日が基本やっていない美術館なのに、そのタイミングで開館している
そんなちょっとした小さな「ついてる」を見つけるのが楽しい
そして
その次に行く場所は静岡
年に4回訪れる芹沢銈介美術館への旅
それを今年出会った友人と行けることになった(予定)
出会った初日に民芸話で盛り上がり、この美術館のことを話したら「行きたい場所の1つ」と話していたので誘った
その友人にとってはお初
だからいろいろ静岡紹介しようかと思うけど、だけど初めて訪れる感じも楽しんで欲しいという思いもあったり
今のところ口をつぐんでいる(ハンバーグのさわやかだけは話してしまった…)
「何で移動する?レンタカーでもいいよ!」
なんていつもの旅行と違う提案を頂きながら
「静岡ってJRの本数が多いので、不便はないと思いますけど、どうします?」
「電車も好きだから全然いいよ!車のメリットは、人目気にせずしゃべれるってとこかな?」
というワクワクすることを教えてもらったり
自分以外と旅をしようとすると、新しい見え方がするもんなんだな
そしてここでも記念展示が行われている
私には記念展示をコンプリートする力があるのかもしれない
「次どこへ行こう」って考えることが好き
友人が行きたい場所、友人が行って良かった場所、江戸時代に旅した紀行文に出てくる場所…
いつも情報をくれるのは近くにいる人だったり、もう会うことはない人だったり、生きる年代が違った人だったりする
数年前までは旅行雑誌を読み、出てくる土地の写真を見て行く場所を選んでいた
しかし、47都道府県行ってから行先の決め方は変わった
より自由になった
より自由に見られるようになった
どこでもいいのだ、旅の行き先は
どこでもいいけど、次の行き先を決める時はこだわりがある
「誰かの話に出てきた場所」
いつか行きたい場所は、ロサンゼルスシェラトンホテル
ずっと木版画の先生の話に出てくる
そこには先生の作品が飾ってあるそう
アメリカに先生の作品
来年にでも見に行きたい
そして、行く時に大谷選手の試合が見られたら
それはそれはついている案件
#旅行
#旅行記
#旅
#一人旅
#行き先
#私のこだわり旅