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お守りのプリクラ
2025年はいい年かどうかを友人に占ってもらう
余計なことを言ってしまう傾向、周りの環境で成長が変わる
この星に生まれた人は同じ運命なのかと思うと「おや?」だけど、とりあえず自分に響くものだけ腑に落ちる
2025年の1月にスマホを落として、友人と待ち合わせに失敗した
その日は慌てていて、荷物もたくさんあった
上着のポケットが浅いということもすっかり忘れ、ポケットに入れたスマホがどこかに行ってしまった
列車を降りた後、カバンの中に入っていないことに気付き、一度停車したままの列車に乗り込んだが、清掃員の方に「スマホの忘れ物ありませんでしたか?」と聞き「まだ届いていないですね」と言われて、すぐさま降りて
さて…どうしよう
高校時代の友人との待ち合わせ
まず電話番号を控えていない
LINEもPCからログインできなくなっていた
とりあえず繋がらなくては
と、私が思い出したのは友人の実家の電話番号
とてもロゴが良く、いまだに覚えていた
何十年も経っているのに
そう思ったら電話をしよう、公衆電話を探そう
しかし、このご時世、本当に公衆電話が見当たらない
ウロウロしていたら公衆電話一覧のように紙が貼ってあり、需要はあるんだろうなと推測
目的の公衆電話にたどり着いて財布を見ると、こういう時に限って小銭がオール1円玉
そんなことある!?と泣きたくなったが、コインロッカーの両替で千円を百円玉に
ちょっと百円は痛いなと思ったが、願掛けのつもりで百円で友人実家に電話
呼び出し音が鳴るたび、こんなオレオレ詐欺を警戒しなければいけないのに、ただでさえ不穏な公衆電話の着信、出るわけがないと思う
だから祈りだった
しかし、留守電になり慌てて「もし聞かれていたら出ていただけると嬉しいなと思い…」と動転しまくりのメッセージ
どこにも繋がらず、受話器を置いた
電話をし続ければいつか繋がるかもしれない
ちょっと望みを持ちながらも、次の手を考える
冷静にならなければいけないと思い、まずは建物の中に入ろうと移動する
大きなデパートが駅に隣接しているので、そこの案内所にまずは公衆電話の位置を聞く
おー目の前にある!いくらでも電話ができる
そして「両替できる場所ありますか?」と恐る恐る聞いたらなんとそこでやってくれるとのこと!
なんというお助けスポットなんだろう!
二百円分十円玉に両替をして、もう一度友人宅に電話(ほんとご実家の皆さま、しつこくてごめんなさい)
繋がらず、諦めムード
だめだ、なんとかネットに繋げなければ!
PCを持っていたので、「WiFiはどこかにありますか?」とまた案内所に聞き、「このデパートにあるんですが、1,2階は微弱なんです」と言うのでお礼を言い、3階へ向かう
ちょうどPCで作業できる用のデスクもあり、そこでなんとか繋げる
繋げたところでLINEは認証できず、フリーメールも知らないな…
繋がってるSNS…インスタもXも知らない…
あ…
Facebookだ
ちょうどスマホを使い始めたタイミングでFacebookができて、そこで繋がっていた気がする
超久しぶりに開いて、認証もフリーメールでオッケー
友人一覧に出てきた名前を発見し、メッセンジャーで電話をしたところ
繋がった!!!
なんかしゃべっているのに全然聞こえない!
私がミュートになっていた
もうすべてのことが情けなさ全開なのに、こんなことまでポンコツすぎる
でも、繋がったということは、会えるということ
彼女たちが昼ご飯を食べているお店へ出向くことができ、待ち合わせの1時間遅れで会うことができた
会えた時、泣いてしまっていた
安堵の涙、申し訳なさの涙
ずっと気持ちはそわそわしていたけど、少しずつ正気を取り戻した
その後はドコモで携帯探索サービスでスマホの位置を特定してもらった時、
列車の運行している場所が示され、間違いなく列車の中が確定した
そして、JRの忘れ物センターへ行き、スマホの特徴を伝え「見つかったら連絡します」と連絡先を友人の電話番号にしてもらって、きっと見つかるだろうの算段はとれたので、おしゃれな喫茶店で好きなデザートと好きな飲み物を堪能していたところ電話が来て、「見つかりました」と報告を頂いた
私はもっと安堵し、高校生の時を懐かしんでゲーセンへ行くことになり、太鼓の達人で体を動かし(2025年に入って2回目、2024年は0回なのに)「じゃあプリクラ撮ろう」と誘い、最新機種でアイドルのポーズをしてプリクラを撮った
機械の横では女子高生が鏡の前でヘアアイロンで髪を巻いていた
だけど、プリクラとして出てきた私たちは驚くほどの目のキラキラと、目の大きさと、さほど女子高生と変わらないではないかと勝手に思っていた
私はその落書きに「Facebookに感謝」と書き込んだ
これを機にその友人とインスタを繋げ、家に帰ってから到着と謝罪のDMをした
そしたら「楽しかったからよし!」と返ってきて、あぁほんとに付き合ってくれる友人に感謝しかないと改めて思った
その思い出がつまっているプリクラは、しばらくは私のお守りとしてカバンにしまっておこう
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