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詞・散文的な

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バイトの休憩時間にポツポツ書こうと思ってます。
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創造の理由

人と関わると死にたくなる。

僕の精神を病む原因は、いつも僕以外の人間だ。

だけど突出した能力を持ち合わせていない僕が金を稼ぐためには、人間と関わる職種に就くしかない。

生きるために金を稼いで
そしてそのせいでまた死にたくなる。
浮世はそんな円環構造でできている。

だけど僕は死にたくはない。

なんとかして生きのびたいのだ。

僕は考えた。

人に関わらなくても稼げるようになるには、圧倒的な

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対立する波の上で

対立する波の上で

対立する2者の意見を聞いていた。

どちらも尊敬する人だったから耳を傾けてみたのだが、

2人の意見はまるっきり違ったのだった。

2人とも優しくて、世界を憂いていた。

だから僕は2人を尊敬している。

話を聞くと

どちらも正しいと思うこともあれば、

どちらも行き過ぎだと思うことがある。

僕は一体どっちを信じればいいの?

どっちが正しいか分からなくなり

吐きそうになった。

たぶん立場

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ガンボウ

誰からも見えない存在になりたい

自分という自我をもたなければ

生きていけない自分は嫌だ

誰かに存在を認められなければ

食べて行けない存在なんて嫌だ

ヒトノタメ?

シャカイコウケン?

そうやって自分をアピールしないと

報酬を得られないなんて最悪だ

だってボクはヒトと関わっている時が

いっとう寂しいんだ

だから

もっとトウメイになって

もっとトウメイになって

それでいてさり

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塗るように描く

塗るように描く

塗るように描く
塗るように描く

一筆で確信の持てる線なんて
引けやしない

塗るように描く
塗るように描く

一つ一つの線を見分ける繊細な心なんて
持ち合わせちゃいない

オレにできることは
この辺だと見当をつけて
何度も何度も
塗るように描くだけ

塗るように描く
塗るように描く

重ねた線が次第に濃くなってくる

見えなかったキャンバスに
カタチが浮き出てくる

塗るように描く
塗るように描

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梅雨から日差し

梅雨から日差し

さわやかな光

昨日までは死にたかった

今日は思わない

結局そんな単純なもの

梅雨から日差し

鮮やかな光

そんなもので気持ちは変わる

だってしょうがない

ぼくらは太陽の子

梅雨から日差し

さわやかな光

きっとまた繰り返す

陰と陽

結局そんな単純なサイクル

梅雨から日差し

鮮やかな光

そんなもので気持ちは変わる

だってしょうがない

ぼくらは太陽の子

そこで佇むあなたは悲しい

そこで佇むあなたは悲しい

安息の楽園でなくなった場所

いつしか笑顔が消えて
冷たい空気が漂うようになった

あなたの幼子がその場を温かくしようと
大きく笑顔ではしゃいでいる

あなたはもっと自由でいたいと
思ってしまった

いつの間にか大きな檻に
閉じ込められていた

3人には大きすぎるローン40年の家

これからの未来のあるあなたの幼子

「愛してる」という言葉で必死に
繋ぎとめようとする男

その言葉は一体誰のための

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ソイツに飲み込まれるな

ソイツに飲み込まれるな

《飲み込まれるな》

ソイツとオレの生きている時間は同じじゃない

《飲み込まれるな》

ソイツとオレの役割は違う

《飲み込まれるな》

ソイツのシゴトはオレとは違う

《飲み込まれるな》

歩みを乱すな

《飲み込まれるな》

命ある間にするべきシゴトを考えろ

《飲み込まれるな》

前へ進め

《飲み込まれるな》

死ぬ前にオレのシゴトをやり遂げろ

《飲み込まれるな》

ソイツの生きている

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人間ドック?に行く夢をみた(実話)

人間ドック?に行く夢をみた(実話)

人間ドック?に行く夢を見た。

面倒くさいけど

どうやら会社の決まりかなんかで

僕は人間ドック?を受診しなければいけない立場らしい。

看護師らしき人に名前を呼ばれ、

僕は彼女の後をついていった。

途中

イスを一列に並べて

腰掛けながら胃カメラを苦しそうに飲んでいる

受診者たちの一団を横目に見た。

僕もこれからこんな検査を受けるのだろう。

診察室らしき場所に着きイスに腰掛けると

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数パーセントの恋心

数パーセントの恋心

きっと彼はあの人を好きなのだろう。(70%)

あの人も彼と話している時は楽しそうだ。(80%)

でもまだ付き合ってはいない。(100%)

彼が「付き合いましょう」と言ったら

きっと付き合えるのに。(85%)

ここで僕が言ったら付き合えるだろうか?(20%)

だけど僕はそんな確率を度外視してまで

愛の道を進む気などさらさらない。(50%)

だって僕は自分のことが一番好きだから、

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諦めと平穏

それなりに長い時間生きてきました。

できることとできないことを知りました。

楽しいことと嫌なことを知りました。

望めるものと望めないものを知りました。

許せるものと許せないものを知りました。

人間のあなたはそれを求めるかもしれないが、

私には無理です。

私はそれを諦めることにしました。

少なくとも後回しです。

その時、平穏が訪れました。

知らぬ間のサイン

知らぬ間にため息をついている
知らぬ間に愚痴ばかり言っている
知らぬ間に夜更かしをしている
知らぬ間に酒を欲している
知らぬ間に異性を求めている
知らぬ間に笑顔が消えている
...

それはサイン

キミの体が
キミの本能が
ココではないと言っている。

物語と現実

大事な人との対話によって

この世界のパズルのピースがまた一つはまった

自分が描く物語にもピースが一つ追加された

物語は現実を生きる

終焉の必要性

終わりがあるのはいい。

終わりがあるから計画できる

終わりがあるから我慢できる

終わりがあるから馬鹿騒ぎできる

終わりがあるから永遠を夢見れる

終わりがあるから再生できる
#詞

『雨の日の翌朝の情景』

先日の豪雨から取って変わり
今朝は晴天。

何だか清々しい気持ちで闊歩した。

雨に打たれていた土手の野花たちも
今朝は生き生きしている。

みんな みんな
地球のツンデレにやられちまってる。
#詞