TenCap

20代後半。社会人やってる関西住みの一般人。昨今のブームに乗せられやすいウルトラミーハー人間。気になったこと調べて記事にしてます。ただ、最近はそんなに投稿してなくて、たまーに書きたいことができたら投稿してます。

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  • 書評

    過去にした書評のまとめです。

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『「てんぷら近藤」主人のやさしく教える天ぷらのきほん』 近藤文夫

 昨年の秋頃、滋賀に観光に行ったとき大津プリンスホテルに宿泊した。琵琶湖の畔に建てられた地上38階建の建物から眺める景色や系列のホテルには幾度か宿泊していたこと。そして、朝飯付きて1人8千円。僕の目には魅力的に映ったわけだ。  しかし、この大津プリンスホテルが不便な立地にあることは泊まってから気づいた。琵琶湖を眺めるロケーションは最高なのだが、周囲に食べるところがほとんど少ない。  そのため、宿泊者はほぼ必然的にホテル内で食事をすることになる。ホテルといえばビュッフェだな。

    • 別にテレビなんか見なくていい。テレビは君のためのメディアじゃない。

      テレビという極めて歪なメディア  主要な5つのテレビ局(日テレ・テレ朝・TBS・テレ東・フジテレビ)は全て東京都港区にある。番組制作を請け負うテレビ制作会社の本社も港区に多い。  そして、多くの出演者及びスタッフは港区、渋谷区、新宿区というテレビ局周辺の地域に住んでいる。これは単に通勤に便利だから選ばれている。  もちろん家賃がかなり高いため、都心に住むことを避ける人もいるが、少なくとも東京都23区内には住んでいる。  テレビの出演者は、容姿もしくは話芸等に非凡な能力

      • 権力・暴力・非対称〜クリエイティブとハラスメント〜

        クリエイティブとパワハラ、そしてセクハラ  表現の機会や仕事を得るために、暴言や暴力に耐える。……  私たちは、こういった表現の現場における不平等な状況を、仕方がないと諦めたくありません。時代とともに表現が変わり新しいものが生み出されるように、表現の育まれる場所も更新されて行かなければなりません。 『表現の現場ハラスメント白書 2021』https://www.hyogen-genba.com/qsrsummary    美術や演劇、映像などの「表現」の現場で、ハラス

        • 論文も書かないし、学生指導もしない。そんな人達を『学者』と呼ぶのは辞めませんか?

          ワイドナショーでテンション下がる 日曜日の朝、寝ぼけた頭。  とりあえずテレビの電源を付け、ザッピング。  日曜の朝10時。  ああ、しまった。『あいつら』が出てる時間じゃないか。  そう思っても時既に遅し。『あいつら』が僕の目に飛び込んでくる。  ため息をついてテレビを消した。    こんなことをほぼ毎週繰り返している。学習しなければと思うのだが、うまくいかない。 三浦瑠麗 古市憲寿    僕は彼らが嫌いだ。  そして、彼らを『学者』という肩書で仕事を依頼

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        『「てんぷら近藤」主人のやさしく教える天ぷらのきほん』 近藤文夫

        • 別にテレビなんか見なくていい。テレビは君のためのメディアじゃない。

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          15本

        記事

          『amazon輸入ビジネスの闇〜現役出品者が見た価格戦争と広がるやらせレビュー〜』 將口徹

          【前文】 今回の本は出版社によって販売されている本ではありません。  Kindleの電子書籍限定で販売されている、自費出版の類になります。  Amazonの自費出版はかなり怪しい本も多いのですが、本作はとても良かったです。自費出版の良さを生かした赤裸々な内容になっていました。  ちなみにKindle Unlimited加入者は無料で読めますので、ぜひ読んでみてください。  では、中身に入っていきたいと思います。 【要約】  40歳で務めていた会社が倒産したことをき

          『amazon輸入ビジネスの闇〜現役出品者が見た価格戦争と広がるやらせレビュー〜』 將口徹

          消費税法の改正で消滅するフリーランス!?

          【前文】 2019年10月1日。  新しい消費税が施行され、それまでに全て商品に一律にかかっていた税率が、各商品ごとに異なる税率を適用するようになりました。  いわゆる、消費税軽減税率制度と呼ばれるものです。  この軽減税率制度が改正されてから、施行されるまで、かなり議論され、多くの批判がされていたことも覚えている人は多いと思います。  店内飲食は10%で、テイクアウトは8%。お菓子は8%だが、おまけ付きお菓子は10%。  今でも批判はあると思いますが、すっかり

          消費税法の改正で消滅するフリーランス!?

          中学1年の定期試験で人生が決まるという絶望の物語

          あいつ今何してる?  最近、小学校中学校時代の友人達に15年ぶりに会った。  皆の容姿の変化。  近況報告。  学生時代の思い出。  お互いに持っている話題が出尽くした後は、テレビ朝日の人気番組よろしく、その場にいない他の同級生の進路について語り合った。  大学進学を機に地元を離れてしまった僕は、その辺の情報に弱かったが、幸いずっと地元に暮らしている友人のおかげで話は弾んだ。  また、友人が知らない人についてはFacebookやInstagramで名前を検索する。そうすれ

          中学1年の定期試験で人生が決まるという絶望の物語

          更に見えてきたアメリカの分断。BLM運動に欠けている連帯という戦略。

           BLM運動という単語を聞けば、眉をひそめる人も多いだろう。  それもそのはずだ。  日本において、黒人はアメリカのような生命の危機に発展するような差別はない(他の差別はあると思いますが)。    むしろ、世界的に言えば、アジア人は差別を受ける側だ。  例えば、コロナウイルスの流行初期は、地下鉄を歩いてるだけのアジア人が突然殴られる事件が何件もあったし、アジア人の小さな目を揶揄して、つり目ポーズで写真を撮ることも多い。  スポーツでも当たり前のように行われている。

          更に見えてきたアメリカの分断。BLM運動に欠けている連帯という戦略。

          Wechatを利用した誰でもできる輸出ビジネスについて、簡単に解説してみる。

             ここ数年、百貨店やコンビニで急激に見かけるようになったこのマーク。見覚えがある人もいるのではないだろうか?  Wechat(中国名だと微信、Weixin)。  中国のIT企業テンセントが開発したメッセンジャーアプリだ。  2020年にWechatの月間利用者数は12億人を超え、InstagramやTikTokを超え、世界第4位のユーザー数を誇る。  僕は仕事柄、貿易業を営んでいる中国人と関わることが多い。  出会う全員の中国人が必ずこのWechatを使用して

          Wechatを利用した誰でもできる輸出ビジネスについて、簡単に解説してみる。

          『宗教化する現代思想』仲正昌樹

          【まえがき】  現代思想を好む読者を敵に回しそうな、センセーショナルな表題だ。  筆者は現代思想界隈では、初学者向けの解説本を多数出版している(『集中講義!日本の現代思想――ポストモダンとは何だったのか』、『今こそアーレントを読み直す』及び『プラグマティズム入門講義』等)ことで有名であり、現代思想を批判する立場というよりは、むしろ現代思想そのものを養護する立場である。  不思議なタイトルだなあ、と思った。  また、現代思想を少しでもかじっていれば、分かるのだが、現

          『宗教化する現代思想』仲正昌樹

          コロナとインフルエンザ。元2ch管理人ひろゆきが語る、メディアに蔓延る害悪とは?

          【史上最強の炎上請負人ひろゆき】 AbemaTVやTBSの朝の情報番組『グッとラック!』のコメンテーターとして有名なひろゆき(西村博之)。  2chの創設者であり、ドワンゴ元取締役の彼の意見は非常に鋭く、最短距離で相手を論破する。  知識量も豊富で、異常に頭の回転が早いため、共演者もついていくのがやっとである事も多い。  ひろゆきは、視聴者の期待に応えて、様々な論客を炎上させてきた。  ニコニコ大百科から引用の画像 【新型コロナ報道におけるメディアの功罪】  今回の相手

          コロナとインフルエンザ。元2ch管理人ひろゆきが語る、メディアに蔓延る害悪とは?

          『元プロボクサーが発案 売れる営業に変わる37のトレーニング』西野龍三

             依頼があったため、書評させてもらいました。  どなたからでも書評依頼受け付けているので御依頼していただけたらと思います。  さて、今回書評するのは、西野龍三さんの『元プロボクサーが発案 売れる営業に変わる37のトレーニング』です。  僕自身は、営業のみを専門にやっているわけではないのですが、どういう内容か気になります。  読んでいきましょう。 【解説】 『本書では、対戦相手と直接やりあうボクシングという過酷な格闘技から学んだ試合テクニックを、営業というこれも生

          『元プロボクサーが発案 売れる営業に変わる37のトレーニング』西野龍三

          『ブラック霞が関』 千正康裕

          【前文】   以下は繁忙期の財務省主計局でされている会話だ。  『「ゆうべはオークラですか?」と尋ねると   「僕は帰ったけど泊まったやつもいる。今夜は長いよ。」』  【庁舎地下のホテル「オークラ」】毎日新聞2020年12月8日朝刊8面  オークラといえば、港区虎ノ門にある41階建ての高級ホテル『ホテルオークラ』を普通思い浮かべる。  が、官僚の言うオークラは、それとは違う。  オークラとは財務省地下にある職員用の仮眠室のことなのだ。旧名称の大蔵省をもじって名付けら

          『ブラック霞が関』 千正康裕

          東京都の不都合な真実。国の基準では重症者数は既に200人超えか!?(日刊ゲンダイ参考)

           2020年12月3日  大阪府の吉村知事は府内のコロナの感染状況が深刻だとして、大阪府の独自基準『大阪モデル』において赤信号を点灯させ、『医療非常事態宣言』を出した。  大阪府下の厳しい経済状況を考えれば、このような宣言を出したくなかっただろう。  しかし、止まらない重症者数の増加が彼にこの決断をさせた。  コロナ対策本部会議の記者会見で吉村知事は苦悶の表情を浮かべながらこう述べた。 『このままでは、重症病床使用率が1週間以内に7割を超える』  確かに大阪府の重症者

          東京都の不都合な真実。国の基準では重症者数は既に200人超えか!?(日刊ゲンダイ参考)

          『前祝いの法則: 日本古来最強の引き寄せ予祝のススメ』ひすいこたろう 大嶋啓介

           「アヤコ🍼“元気“を味付けするエッセイスト」さんから依頼があったため、書評しました。  どなたからでも書評依頼受け付けているので応募していただけたらと思います。  さて、今回書評するのは『前祝いの法則: 日本古来最強の引き寄せ予祝のススメ』です。    前祝いの法則、引き寄せ、予祝。  聞き慣れない言葉が並んでいますが、一体どんな意味なのか。  読んでいきましょう。 【要約】  冒頭の一節、本書は印象的な言葉から始まる。   『なぜ日本人はお花見をするのか?……

          『前祝いの法則: 日本古来最強の引き寄せ予祝のススメ』ひすいこたろう 大嶋啓介

          『小池百合子 権力に憑かれた女 ドキュメント東京都知事の1400日』 和田泰明

          【前文】 為政者という立場である以上批判はつきものである  『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』横田一  『女帝 小池百合子』石井妙子  『小池百合子 権力に憑かれた女 ドキュメント東京都知事の1400日』和田泰  2020年に出版された小池百合子に関する本は強烈だ。タイトルで好意的でないことがわかる。  『女帝 小池百合子』は、小池百合子の凄まじい権力欲と、虚飾の経歴を克明に描いた傑作だった。  以前に書評を書いたので、詳しい内容は、そちらを参照してほしい。

          『小池百合子 権力に憑かれた女 ドキュメント東京都知事の1400日』 和田泰明