見出し画像

空にあこがれて【エビ、フラミンゴ、スキューバ】

背ワタの処理をしていないエビを食べる時に浮かぶ。「ウ○コ味のカレーか、カレー味のウ○コか」どちらを食べるかという究極。

家でならまだしも、コロモを剥がしてちまちま背ワタを取っても許される外食エビフライを私はまだ知らない。だから立ち上がって声高々に叫ぶのさ。「今、私はエビ味のウ○コを食べてるぞー!」と。

私はカリントウが、何かとは言わないが見た目がある茶色い物体に似ていることから、好きではない。しかし、仮に(カリントウだけに)歪んだ楕円形ではなく球体や角ばった形をしていたとしても、「丸いウ○コだ」「四角いウ○コだ」と思うだろう。

あっ、それ「ウンハラ」ですよ。なわけないじゃないですか!

あなた、こう思いましたよね。「ウ○コ味食べてねーじゃん」と。世の中に味を知っている人がどれだけいるんですか。仮に(カリントウは関係ない)、完全再現されていたとしても常人にはわかりませんよ。誰もがピンクフラミンゴではないのです。

と、まあ、ここまでは数ヶ月前の私。随分と前にこれを書いたことで私の中でいろいろと消化(昇華)されたようです。今では別に背ワタ入りエビも抵抗なく食べることができます。

いや、もちろん取れることなら取りますよ、当たり前じゃないですか。誰が好んでウンを食べたいものですか。ピンクフラミンゴじゃあるまいし。

例えるならお茶の席で適当に拭いただけの器を廻し飲みするがごとく。いえね、お茶なんてやったことないですから想像ですよ。お茶好きな人お気を悪くしないでください。

ほら、スキューバの講習で口に咥えたポンプみたいなやつを洗面器の水にチャッと付けただけで廻していく感じ。いえね、私の前は密かに恋心を抱いていた人だったので不快ではなかったのですけどね。

だから要はあれですよ、外食でエビフライが出てくるとするじゃないですか。わざわざ衣を取って背ワタを確認しなくても食べますよと言いたいわけです。好んでしたいとは思わないけど不快度はそれほど高くないですよと。まあまあ受容できますよと。そりゃ、家だったら背ワタは確認しますよ。ピンクフラミンゴじゃないんですから。

つまり我々は多かれ少なかれ既にウ○コは食べているわけである。美味しく食べている。エビの例しか出していないがこれ以上は不快線を超えてしまうので自重している。ピンクフラミンゴじゃあるめぇし。

食物に含まれる微量のウ○コを食べているとしても、その事実に打ちひしがれ食べるのをやめるほど我々は弱くはないはずだ。人類はつよい!

もしも、食べてウェッとなるとしたらそれはウンの味を感じてしまったからに他ならない。ウンを食べた事実にウェッとなるのではない、ウンの味にウエッするのだ。

となると、「ウ○コ味のカレーか、カレー味のウ○コか」の答えも自ずと出てくる。

結論としては断然、カレー味のウ○コ派。

でもまあ、積極的に食べたいかって言われたらもちろんNoよ。ピンクフラミンゴじゃないんだから。

いいなと思ったら応援しよう!

爪毛川太
爪に火を灯すような生活をしております。いよいよ毛に火を灯さなくてはいけないかもしれません。いえ、先祖代々フサの家系ではあるのですが……。え? 私めにサポートいただけるんで? 「瓜に爪あり爪に爪なし」とはこのことですね!