101人目と101軒目のstory〜Neverland dinerを読んで〜
タイトルの本を読んで、ふと、実家のお店のことを思い出した。私を育ててくれたあの店のことを綴ってみたいと思った。
あの店は、もうないんだ。切ないような寂しいような、心がキュッとなる気持ちをかき消すように書いたエッセイ。
黄色い照明にワインレッドのソファ
レンガの壁
出窓には古ぼけた船の置物
高めのカウンターに足がつかない椅子
サイフォンでコーヒーをたてる香り
着色料たっぷりのメロンソーダは特別な時しか飲めなかった
あの分厚い冷凍のホットケーキはどこのメーカーだったんだろう?