あなたには、本音の本音を話せる人はいますか？

世界中の子どもたちをワクワクさせる！

メンタルプロコーチの津村柾広（つむちゃん）です👍

みなさんには、本音の本音を話せる人はいますか？

本音の本音とは、心の奥底に鍵をかけて隠してある、浮かばれない思いみたいなものです。

私たちコーチやカウンセラーは、本音を引き出すプロです。

そのために、傾聴スキルを駆使し、安心安全な場づくりをします。

だから、クライアントは安心して、時にネガティブな思いを吐露できるのです。

しかし、そのスキルも「本音レベル」までしか、通用しないのかもしれません。

本音の本音は、その人のドロドロしたダークサイドにあります。

本人さえも直視できないような一番汚い部分です。

できれば一生隠しておきたい、墓場まで持っていく案件なのです。

そんなものを誰かに吐露することなど、できるのでしょうか？

あなたには、本音の本音を話せる人はいますか？

私も自分の胸に手を当てて考えてみました。

自分のダークサイドを吐き出せる相手は誰だろうか？

幸い私の周囲には、優秀なコーチやカウンセラーがたくさんいます。

きっと、力になってくれる人はいるはずです。

だけど、本音の本音を本当に話せるだろうか・・・？

親友のような人なら話せるだろうか？いや、親友だからこそ話しずらいかも・・・。

コーチやカウンセラーではなく、家族ならどうだろう？

きっと家族は受け止めきれないだろう。青天の霹靂みたいな顔が思い浮かぶ。

本音の本音を話す相手は近い関係性ではなく、ちょっと距離があったほうがよさそうです。

『悪魔の傾聴』という書籍では、社会のダークサイドで生きている人たちの

リアルな現実（本音の本音）を聴き出すスキルが書かれていました。

ものの善悪や、倫理観や、合法か非合法かなど、まるで通用しない世界の話です。

作者が大切にしている傾聴のスキルは「HHJ」の３つ。

H：否定しない、H：比較しない、J：自分の話をしない。

私たちは生身の人間です。ドロドロしたダークサイドを否定せずにはいられません。

言葉尻は否定せずとも、表情や仕草に拒否反応が起こる可能性は充分にあります。

比較についても、長い人生の中で培ってきた常識やモラルは当然あるし

そこから大きく逸脱したダークサイドを受け入れるのは難しいでしょう。

「自分だったらこうする」といった、自分の価値観を黙らせるのは、至難の業です。

ダークサイドを丸ごと受け入れてくれそうな人は、なかなか見つかりませんね。

結果、本音の本音は厳重に鍵をかけられたまま、その人の心に居続けることになります。

ドロドロしたネガティブな思いを抱えながら生きていくのはしんどいものです。

十字架を背負ったまま、足を引き摺りながら生きる毎日。

夢や希望を見出せず、前向きな気持ちになれず下ばかり見ている人たち。

そういえば、学校やチームや職場で、時々見かけるな〜と思います。

きっと、心の奥底に浮かばれない思いが鎮座しているのでしょうね。

私は「本音の本音を引き出せるコーチ」になりたいです。

クライアントが自らのダークサイドに対峙する勇気になりたいです。

もはや、コーチングのスキルだけでは対応しきれないかもしれません。

おそらくは、人間としての在り方、人間力を問われることでしょう。

酸いも甘いも、苦味も辛味も、時には毒味まで、乗せられる大きな器になりたいです。

本音の本音に気づけなかった悔恨を糧に変えなければ、

私のコーチングは未完のままで終わってしまうからね。

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