#やめとも話「本の海」

 本が好きな私。
 本は購入するものではなく、借りて読むものという時代とも言われて久しいが、本が売れない理由の一つを担っている。家では本の置き場にスペースが取られることも理由にあげられる。
 大学の留学生支援の会でボランティアをしており、支援するための予算が少ないため、生活必需品などの品物を寄付して頂いて、年二回のバザーを実施して必死に稼いでいる。日本語や日本文化専攻の留学生が多く、辞書や本の寄付もある。「源氏物語の本はないかしら」と探している大学院生がいたり、漫画本や辞書を持っていったり。残っている中で読みたい本があれば、借りてきて読み、こちらは読み終えれば返却する。
 図書館で廃棄処分の本が出ていたり、大学などのバザーや大きな催しで自由にお持ちくださいと本があれば、頂いてくる。絵本も好きでもらってくる。
 という訳で本がどんどんと集まるのだが、読む方がどっこい進まない。それは図書館で借りてきて読む本は多いからである。エッセイや童話など文章も書くことから、本は多くを読んだ方がよく、読書会にも入ってしまい、その他欲張って図書館の公開読書会にも出かけて行く。自分では読まないような本、読みたいと思いつつ読めないでいた本が読めたり、また、私とは異なる読み方や感想や思いなど意見が聞けるし、それは善い面がある。
 当然ながら毎月課題図書を読まなくてはならず、本に追いかけられるようになり、家にある本には手が出なくなっている現状である。なのになのに、ご自由にどうぞとあるとせっせと本を頂いてきてしまう、とまらない私がここにいる。
 本の幸せな海に浮かび、たくさんの本を読みまーす!

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