【SPOON】つながる快感を理解して使いこなす
こんにちは。つくしです。
最近、東京大学の岡ノ谷一夫教授の本をあれこれ読んでいます。生物心理学、動物行動学、言語起源論が専門の先生です。
きっかけはこのnoteから↓
気になったのは、”歌のほうが言葉より先に存在したのではないかという説がある”という一文。言葉の前に歌があった??歌が先?ん???と疑問に思い、図書館でまとめて借りてみました。
歌や言葉についての話はまた次回、ご紹介出来ればと思っています。今回は他者とのつながりの話。
SPOONで人とつながること
SPOONの配信を通して人とつながることは、とても楽しいと感じる場面が多くあります。自分の知らないアーティストを知れたり、自分の声を評価してもらえたり、自分の知らない職業の話を聞けたり、ただ知っている人の配信に居るだけで人の輪の中に入ったようで安心出来たり、友達が増えたように感じたり。
ただ同時に、ハマりすぎてしまうと、独占欲や虚栄心や嫉妬、その他なんだかドロドロしたものが心を侵食していって、睡眠不足になったり体調を崩したり…なんて話をチラホラ聞くことがあります。
つながりの機能
人間にとって、他者とつながることは快感だと岡ノ谷先生は言います。
私たちは、できれば他者とつながっていたい。他者とのつながりを大切にすることが、自分の適応度を上げるような環境で進化してきました。他者とつながることで、危険の察知や食料の調達が上手くできるようになり、社会的に安定した地位にいることができたわけです。だから、他者とつながることは、私たちにとって快感です。
会わなくてもつながれるようになった時代に、つながることに時間を費やしすぎて他のことができなくなる状況を、先生は生活習慣病をもじって、情報習慣病と呼んでいるそうです。
甘いものや脂っこいものの摂りすぎで生活習慣病になるように、他者とつながりすぎていれば情報習慣病になってしまう、というのも納得。
「情報習慣病」にならないために
SPOONを楽しんでいる人なら誰しも一度は、気づいたら休日の半分SPOONに入り浸っていた、とか、連続でクタクタになるまで配信した、とか、夜少しだけ聴くつもりが楽しくなって気づいたら朝だった、とか、そんな経験があると思います。
つながることは、悪いことじゃないし、日々の疲れを癒したり、自分の成長に繋がったりと、メリットもたくさんあります。
ただ「つながりっぱなしになっている」「つながっていないと不安になる」状況は、あまり良い状況ではないことを、頭の片隅に入れて置いてほしいです。
以前紹介した、デジタルデトックスを実践するもよし、他者とつながらずに時間を過ごす趣味、たとえば、音楽を聴いたり、写真を撮りに出かけたり、運動したり、コーヒーをいれたり、本を読んだりといったことを楽しむのも一つかなと思います。
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久しぶりに長めの文章を書きました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。また次回もお楽しみに( ᐛ👐)
前回の投稿が20投稿目だったようです!一応続けられてる!
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参考:「つながり」の進化生物学
岡ノ谷一夫(朝日出版社)