学校づくりで考えたこと 5
学校づくりはライフスタイルづくりであり、文化づくりでもある
自主学校瀬戸ツクルスクールのできることについていろいろと書いてきましたが、最後は、
ライフスタイルの提案
なんだかこうやって書くと、ちょっと違うニュアンスがするな~ どちらかというと、
「ライフスタイルの形成」なのかもしれない。
いずれにせよ、今までとは違ったライフスタイルが身につくのではないかと思っています。
今までのライフスタイルは、ざっくりいうと、
「ないよりはあったほうがいい」
お金もないよりはあったほうがいい、知識もないよりはあったほうがいい、家だって小さいよりは大きいほうがいい。
そんなライフスタイル。
これは社会もそうだけれど、学校教育が育んだ結果のひとつだと考えています。
でも、この考え方ってこれからの社会ではどうなのだろうか?と思うわけです。
なぜなら、もっともっと!という意識を促すような気がするからです。
こういったものとは違うライフスタイル
いろいろな言い方があるかなぁと思いますが、
「足るを知るライフスタイル」でもあるでしょうし、
「省エネ」でもあるでしょうし、省エネという意味でも、
「持続可能なライフスタイル」とも言えるかもしれません。
必要なときに、必要なところを、必要な分だけ
そんな感覚を育めるのではないかと思っています。
なぜなら、
そういう運営スタイルになっているから。
教育において中身も大切ですが、全体としての枠も人を育むときは大切な要素だと思っています。
まずは、メンバーたちの過ごし方。
メンバー(子ども)たちは大人たちから、何かを与えられることはありません。
必要なのは、昼食メニューを決めることであり、買い出しにいくことであり、昼食を作ること。
こういった生活に必要な最低限のところだけはやりますが、それ以外はすべてメンバーが決める。
そして、昼食費もまとめてではなくて、その日その日参加した人が払うだけ。
1か月分もらったりはしません。必要な分だけ。
通常の公立の学校と変わらない費用。
そのほかの活動にしても、実費です。
また、スタッフメンバーも同様に省エネ思考です。
スタッフメンバーには支払いは生じません。
そういう条件のなかで、参加できるときに、参加できる分だけ参加する。
スタッフメンバーのミーティングもありません。
必要なことはメンバーに聞けば十分に分かるからです。
こんな風にしているので、
できる範囲で、できることを。
必要なときに、必要なところを、必要な分だけ。
そんな雰囲気がメンバーに伝わって、育っていくのではないかと思っています。
そして、その分節約したエネルギーを、自分のやりたいことに投下していく。
そして、伸ばしていく。
そうすることで、今までとは違った時間の過ごし方、働き方、ライフスタイルを創り上げられるのではないかと思っています。
そして、これが積み重なっていくと、「足るを知る」という文化になっていくのではないかと思っています。
そして、これからの社会に向けて、とても大切なことなんじゃないかなと思っています。
ということで、いろいろとまとまりがないところもありましたが、自主学校 瀬戸ツクルスクールが貢献できることはなにか?ということを書きました。
ママの学び場一尾塾 (思春期の子育てを中心に、子育てについてのあれこれなどを話しているYouTube動画です。)