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ぼくらが決めるサマーデイズ

2016年 夏 古民家を借り始めた。

今まではかからなかった家賃がかかる。これをどう生み出すか。そんなに大きい額ではない。これくらいの金額であれば、軽く生み出せるくらいの力を自分は持っていたい、と思い取り組んでいた。

「ぼくらが決めるサマーデイズ」

これはもともとは2015年に行ったプログラムだった。

およそ一週間、とにかく何もプログラムが決まっていない中で過ごす。そんなプログラムw

そもそもなぜこのプログラムをやろうと思ったのか。それは、いつもお世話になっている先生の学習会に出た時に学んだこと。

「子供が一番楽しいのは、自分たちが決めたことをやるとき」

ということだった。このことを踏まえて、子供たちが夏休みに参加する様々なプログラムを見てみたところ、すばらしく内容が詰まったプログラムが大半だった。

それはそうだ。レジャーとして考えれば当然のことだ。しかし、教育として考えた場合はどうだろうか。いや、レジャーとして考えてもどうだろうか。

上記の一番楽しいときを考えると、様々なプログラムは、「まぁまぁ楽しい」っていうことでお茶を濁されて、本当に楽しいということを提供できていないかもしれない。

枠組みだけ決まっていて、その中身がなにも決まっていなかったらどうなるだろう・・・

それこそ、「一番楽しい夏休み」を過ごせるのではないか?そして、これは教育を主にしているからこそできるプログラムなのではないかと思い、開催した。

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結果・・・予想通り、いや、予想を超える結果だった。大きな気づきがあった子供たちもいた。何よりきっと忘れられない記憶になっただろうと思う。

それから1年。今度は違う場所だったが、同じような古民家。ここで行い、売上の一部を家賃に充てるということで行った。

結果・・・数々の武勇伝やおもしろ話をたくさん聞くことが出来たw

いろいろと不完全なところも多々あったが、むしろその不完全さが子どもたちの思考を促したと思う。

そして、たくさんの大学生もスタッフとして参加してくれた。

ということで、なんとか家賃をやりくりしたいという思いの中から実行したプログラムだった。

しかし、それでも実際は数か月分の家賃にしかならず、1月には古民家を出ることになった。

力不足だと感じたが、そんなところに焦点を当てている暇はない。次へ向かていろいろ考えていた。

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