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2019年4月16日のこと・・・

今回の場所は2回目。まだ2回目だけれど、子どもたちはだいぶ慣れた感じ。

10時に駅に集合。今日は4人。

一人来る予定だったので、10分ほど待ったのちに出発。普段は置いていくので、一応待つ目安だけ伝える。

このあたりの一貫性というものは結構子どもには伝わる。こういうときはこうするし、こういう場合はこうするという説明はある程度したほうがいい。

時間が来たので出発。いつも通り歩いていく。ここでは特に今回は配慮はないかな。ただ、たわいもない話をしたりする。このちょっとした会話が結構大事だったりもする。


公園に到着。楽しそうにやっていた。遊具で遊んだり、木陰でタブレットをしたり。また、見学者がいらっしゃった。保護者のみだったので、子どもたちといろいろ。こうやっていろんな大人が来ることはとても子供たちにとって刺激になる。

ツクルスクールの最初の卒業生である佐野くんは、ツクルスクールで一番よかったと思う点は、たくさんの大人と出会えたこと、だと言っていた。私もそう思う。これからもたくさんの人に来てもらえたらいいな、と思う。

見学者の方たちにスクールの説明。ほかのスタッフがいるときは極力私は絡まないようにしている。どうしても毎回いる私の影響力は大きいからだ。

時間が来たので、買い出しに移動。今回は人数が4人と少ないので、それほど買い出しにかかる時間を取らなくても大丈夫。いつもよりは10分程度遅めに出発。また歩きながらドミーまで向かう。ここでもちょくちょく子どもとのやりとりはある。

今回はさいふ係は前回やりたがった女の子。以前やりたくてできなかったときがこの場所だったので、「前回我慢したよね~、今回はお願いね~」と話す。こういうことを憶えておくと子どもたちからの信頼はアップする。

子どもたちはもう慣れているので、特に何もしなくても自分たちでやっていく。なにも手はかからない。

と思ってたら、まだまだ。予算オーバーしていた。

それを他のメンバーが補填していたので、それはないね、と伝えたが、それは聞いていない、ということになった。

確かにもうそれが当たり前だと思っていたので、伝えていなかったが、改めていえば予算内でやってね~としか言っていなかったな。

ルールとして守れていたけれど、改めてこれはルールとして明示する必要があるな、と思って、

「失礼しました。これはルールです。ツクルスクールの予算は300円です。理由は小学校の給食が300円だからね。ただ、その300円も税金とか使ってるから本当は300円じゃないだけど、まぁいいや。でもだから300円なのね。」と話をしたら、「だったら400円にしたらいいじゃん」っていってたけど、「それはない。」と一言言って終わった。次からはそうしてね、で終了。

決まっているものをあまりぐちぐち行っても仕方ない。きっぱりさっぱり。次に向かう姿勢を見せる。

調理室に入ると、二人が主に料理をしだす。ほかの二人もやろうとして、いろいろやっていたら、一人が「今日は僕たちがやるから、ゆっくりしてて~」とやろうとしていた二人に。「じゃぁお言葉に甘えたら~?」と伝えて、二人は二人でタブレット。

何事もみんなでやらなければならない洗脳を解くため

ラーメンもいろいろと自分たちで考えて作っていて、トッピングも買って来ていた。いろいろ作り方で迷っているところがあったけど、そこは何も言わず。やりながら、結果を経験してやっていけばいい。

大きい鍋を使っていたので、なかなかお湯がわかなかったけれど、とりあえず出来上がった。量もなぜか8人分買ってきたから、分け分けしていた。

で、私の食べる分もあるということになり、「あ、だったら、さっきの300円は私の分で大丈夫だね。」と伝えた。これでお金のことはチャラ、という感覚になる。次からはもう大丈夫なので、すっきりした気分で終わらせたい

ルールブックに記入したことを伝えると、「今日いなかった人、どうするの~?」といってきた。「おぉそうだね。じゃミーティングのときに確認しよっか。」ということになった。

みんなおいしく食べて無事終了。自分で食べたものもそれぞれで洗っていた。鍋なども洗っていた。最後の仕上げは大人がやったけれど、これも大きな目で協力した、ということになる。

ツクル人、片づける人、仕上げる人。なんでも子どもに全てやらせるというのはまた違うんじゃないかと思っていて。その場にいるのだったら、その場にいる人がやれることをやるというのでもいいんじゃないかな、と。

特に今週は「協力する」というルールだったので、それでいいと思う。そこもあえてさらっと伝えたりする。「そういえば今日は協力っていうことだったけど、みんなそれぞれで協力していたね。」といった感じでサラッと伝えた。帰りの会のときにいってもよかったかな。

時間通りに終了。そういえば、さとの家についたときに、おばあちゃまたちがでてきていて、メンバーに声をかけていた。「ぼくたち(ツクルスクールを指さして)これなんだよ~。ラーメンつくるんだ~」なんて話しかけている。

おばあちゃまたちは目を細めていた。こういうことをやっていくと、きっとどこかでつながっていくんだろうな、と思っているので、今日もよかった。

あと終わったあとに、二人に軽くeboardをトライ。一人は、「勉強」と聞いただけで腰が引けていた。


こういうのを見ると、私に学校に対する嫌悪感がでる。楽しいはずのものなのにね・・・

「大丈夫大丈夫、ちょっとやるだけだから。内容は聞かないから、やり方だけだから。だから小1のやつをやってもいいんだよ。」と伝える。

とにかくスモールステップ。できると思うということをベースに関わる。結局小1のやつをやって、全問正解。でもそれでOK。やり方だからね。「そう、こんな感じでね、自分で好きな所からやっていいんだよ。もし小4のやつをやりたかったらそれでもいいし。そして、テストもね、自分で受けたいなと思ったら受けたらいいし、またやり直しも聞くんだよ。」っていうことも伝えると、だいぶハードルが下がる。

で、満点を取ったので「いぇーい」とハイタッチ。こういうのも最初の動機づけとして、記憶に残すためにも大事だ。楽しいんだよっていうことを感じてもらいたい。

ただ、まずは操作だけ、というところだからはそこは外さないようにしたい。また、タブレットをうまく使っているので、そのあたりも伝える。タブレットを使うわけだけれども、そのタブレットの扱いはとても上手にやっているのでね。本人は当たり前だと思っているかもしれないけれど、それはそれで十分得意な事だと言える。


次のメンバーにバトンタッチ。このときも先にタブレットに使い慣れているメンバーにやらせることで、大丈夫感を出すことを意図した。なにやってもいいんだよ、というと、慣れた手つきで、いろいろ操作。結局「時計」


で、その後、帰り道で、子どもたちがいろいろ話してた。
「あれって、小5とか小6のやつもできるの?」「できるよ~何年生でも。動画もあるから小3でも小6のことが出来ちゃうかもね。中学もあるし、高校1年生真でああいうのがあるんだよ。」と伝えると、メンバーの一人が、「へ~そうなんだ、安心した~」と言っていました。

これから先どうやって勉強していけばいいかという不安があった様子。こうやって見通しがつくと安心するのだと改めて思った。

終わったあとは公園へ。

今日は人数も少なく、やや慣れてきたところでもあるので、新しい遊びをいくつか用意しておいた。ジャンケン系をいくつかと反射系。こういった遊びは、アイスブレイク集などから持ってきている。

ジャンケン系は計算にもつながるので、よい遊びだと思っている。とにかく気軽にできる感じ。もちろんまずはやりたい子だけでやる。やる?とは声はかけるが、無理やりはやらせない。

ただ、やりたくないわけではないということもあるので、やりながら誘ったりしている。すごく積極的に参加してくれたので、とても盛り上がった。

目標とは違う遊び方をする子もいるけれど、楽しければいいので問題なし。みんなでたくさん大声で笑った。たまにはこんな感じでやる。外遊びの仕方をいくつか教えておけば、人数が増えたときも子ども同士でやるだろうからいい。

そういう遊びをしているなかで、子どもたちは「負けること」を学んでいる。いつもいつも勝たなければいけないわけではないし、誰だって負けることはあるし、負けても大丈夫なんだということを肌で感じていると思っている。アドラー的に言うと、「不完全である勇気」だと言える。

そうこうしていると、あっという間に時間がきて、終了。帰りの会。ラーメン作りが楽しかったという感想が多かった。なかなかぱっとでない最年少メンバー。最年長メンバーが助け舟を出す「パスでもいいんだよ。」たぶんもう少し時間をあげれば答えると思うので、今後もよかれと思ってしてることなので、うまく促していく。

その後、駅に。今日も楽しくできたんじゃないかな。

いつもと違う人がいると、それだけで雰囲気が違う。人数も違うしね。

以上

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