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学校からの足を洗うのは高いハードル

2017年度スタート 生徒は増えない。

結果的に毎日の人数も変わらない、あるいは減少。

少ない人数でやっても「学校」の意味があまりないと私は考えていたので、人数が集まる日だけ行った。

結果、1年間で46回の開催。ほぼ週1回のペースとなった。

2017年度の試みの一つ。

夏期ツクルスクール

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夏休み中にツクルスクールのカリキュラムを行うことをやった。やはりそれなりに人は集まったが、通常の学校の引力には勝てず。通常のツクルスクールのメンバーが増えることはなかった。

また途中メンバーが増えたこともあったが、やはり毎日ではないというところもあり、結局は元の学校に戻って行った。

いずれにせよ、いったんどういう形であれ所属感を感じたところからは、なかなか離れられないということがよく分かったし、それに耐えうるような「学校」である必要を感じた。というか、やはり最初からツクルスクールを選択してもらう必要があると強く感じた。

「学校」に対する所属感は本当に根深い。学校が嫌いな生徒だとしても、「学校が嫌い」ということで、結局「学校」から足抜けできていない。

これは今でも思う。「学習」はそこそこ楽しいはずなのに、足を洗った今でも「学習が嫌だ」という昔の経験に足を引きずられているな、と思うことがある。もうそっちはそっちなんだろうって思うのだが。

もちろん理解はできる。アドラー心理学でもいっているように、所属感というのは人間にとって不可欠なものだ。日本中のほとんどが認める「学校」というところに一旦所属してしまったら、そこから抜けるのは非常にエネルギーがいる。

大人の転職とはわけが違うと思う。ほかに行く場所を自分で見つけることができないから。

「学校」は善意、いや無意識の正義の塊でがんがん寄せてくるし、それなりに承認欲求も満たしてくれる場所だ。そこから足を洗うのは本当に大変だと思う。

こんなことをよく感じていたから、今のツクル生には尊敬の念を持っている。

足抜けとか足を洗うとか、なにやら変な団体から抜け出すみたいだが、「学校」いや子供たちが所属しているのは「組」だから、「組」から抜けるのに足抜けといってもいいだろうw

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