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2019年4月15日のこと・・・

午前中は、私が講座だったため、地域の方にスタッフとして入ってもらった。

感謝しかない。

何度もも入ってくれているので、基本的方向性も分かってくれている。先週一週間私がずっとついていたので、よい機会だったかもしれない。

12時過ぎに子どもたちが買い物から帰ってきた。

なにやら会計のつじつまが合わなかったらしいが、まぁとりあえずはOK.。

今はそこを強くいう場合ではない。ただ、今後の話し合いのときの、ひとつの具体事例として使える。

また買い物時に、お金が足りないということがあったらしいけれど、それもよい経験。間違えることは悪いことではないし、次どうすれば考えればいいし、毎回その場で考えるというのでもいいんじゃないかな、と思う。

失敗を恐れるよりも、「とりあえずやってみる」ということを大事にしたいからだ。

今日、体験する子どもがいた。まったくの初めてだったけれど、顔見知りがいるらしく、それだったら問題なし。

やはり知らない人だらけのところにいくのは子どもも緊張するから。でもまったく問題ない感じ。そういうことがある場合は、私ははやめに手を放す。

そういうことがわかったので、場所移動のときは、いつも通り先頭に立ち、どんどん進む。

数名は行ったことがあったので、なんとなく覚えている感じ。

やはり子どもは他に助けてくれる大人がいないとわかると、自分たちでなんとかしようとする。

ここでも子どもたち同士の会話もいいと思う。ただなんとなく話しながら歩くということは、分団登校や下校のときにすることだろけど、ツクルスクールはそれがないので、よい時間になっていると思う。

12時から予約してあったけれど、12時30分に到着。事前に電話はしてあるからよいだろう。

最初に今後の予定を伝える。

14時30分にこの状態にしたい!と伝える。14時30分に片づけ終わっておいてね、といっても、どういう状態が終わった状態かが認識の差がでる。こうやって終りの状態を最初に伝えておくことは有効。

そして、その後ミーティングをするからよろしく、とだけ伝える。(その後は内容を軽くホワイトボードに書いておく。一週間どうだったのか、ルール、プロジェクト、スペシャルと書いた。これも見通しを少し持たせるという意味だ。)

その後、ゆっくりするのかな~と思いきや、がんがん作り始める。今回の場所は広く、キッチンも使いやすい。ひたすら作る。

今日は合計12名だった。


がんがん作る生徒が4,5名。今日はカレー。

そうすると、なかなか役割分担が難しい。すぐに終わってしまう役割もあるし、小さい子がやると時間がかかり過ぎたりすることがあるからだ。

もちろんやりたがる子たちも多いので、さて、どうするといった感じ。

もちろんただ眺めているだけ。

しばらくすると、やることがなくなってしまってきた子どもたちが数名。

「何をやったらいいの~?」という感じ。

「まぁ特にないならゆっくりしていればいいんじゃない?」と伝える。

このあたりは、とにかく全員が協力しなければならない、という考えを取り払うためだ。

そもそも何のために全員が協力するのか。

もちろんその都度目標は違うわけだけれど、この場合は、早くおいしく作ること、だとすると、全員が参加することでそれが達成されなかった場合は、むしろ参加しないという決断をしたほうがいいわけである。

その分、自分がやれることを他でやっておいたほうがいいだろう。やりたい人がいて、それをやりたくてやっていて、特に助けを求められていない場合は、何か自分で探してそれに準ずるものをしなければいけないわけではないからだ。ということで、やることない子はタブレット(笑)

一人グテンと座っている男の子。「体調が悪いの?」と聞くと、「やることがない。」といっていた。「だったら漫画を読んでたらいいんじゃない?_あっちにあるし。」と促す。無理に何かをやらせようという必要はない。

その後、ひとりで漫画を読んでいた。集中したら周りは気にならないタイプだから、それでOKかな。でも最後に、「今日のカレーおいしかった!」と言っていた。そうやっておいしく食べることも一つの役割になりえるんだということを感じてもらえたらいいな。

で、率先してやる子たち。タブレットをやっているメンバーがいても、特に何も言わない。「ずるい」という言葉もでない。まぁやっているのが高学年ということもあるけれど。

着々と準備は続く。今日はどうやらうどんとカレーライスに分かれた様子。一人がしきりに人数を尋ねている。

一人、午後から加わったのと、最初はご飯といっていたメンバーが、うどん、と言い出したりしていたから、数が合わないのだ。

この返のやりとりもおもしろい。なんとかうまく等分しようとして、「ごはん1パック全部食べられる人?」と聞いたりしている。

小学生だし、食べられない子もいるかもしれないという予想。結果うどんが4袋あって、5人がうどんだったため、4袋を四分の一ずつ切り取って、なんとか調整しようとしていた。

数としては違うけれども、分数の割算(掛け算)の導入としてはよい具体例だなぁと思って観ていた。

 しかし、それでも何度も聞いている。ちょいちょい「数をホワイトボードに書いたら?」とか緩くアドバイスしているけれど、なかなか終わらない。

なんでかな~と思ったら、甘口と中辛があるのだ。なるほど。それはかなり複雑になるよね。だから、うどんをうまくわけないといけないのね、と。

もうごちゃごちゃになっていたので、表で表すことを提案。こういう具体例を基に、表のありがたさがわかったりする。やはり料理のなかにはすばらしい具体例がたくさんある。結果的にその表は使わなかったけれども、ぱっと見てわかりやすいということは伝わったと思うからいいと思う。

そして、やめられない、つまみ食い(笑)

ちなみに予算がオーバーしていたため、ニンジンとじゃがいもはなし(笑)

完成して、みんなが食す。おいしいね~!と大きな声で言ってくれる生徒。これはありがたい。作った人もそういってもらうだけで、いろんなことが吹き飛ぶよね。

そして、昼食を終えたメンバーから、それぞれのやりたいことに移る。一人のメンバーが、「自分が使った食器は自分で洗ってね!」という声が上がる。「お~なるほどね~。いいね~。」というものの、そうすると、みんなで使った調理器具はどうなるのか、という問題にぶち当たる。いい感じ。

どうするの?と聞くと「俺は洗うよ~」というメンバーもいる。まぁこの辺りは話し合いではないから、特に突っ込まずに投げかけのみ。

自分のことだけやっていては、世の中は回らないんだということを体感してもらえたらいいなと思っている。

一人一人食べる速度が違うので、早く食べ終わた生徒はそれぞれのことを。

全体を見ながら、ある程度時間を計算して、14時過ぎに全体に声掛け。「みんなで協力して、14時30分までに終わらせてね~」と声掛け。ここもそれぞれの仕事に強弱があるし、時間のかかるかからない、低学年だとできることとできないことがあり、いろいろ難しい。

結果、早く終わるメンバーと時間がはやく終わるメンバーになってしまう。それでもそれぞれのことをやってくれて、なんとか時間内に。

借りている場所なので、仕上げは私が確認をして、洗い方などをアドバイス。低学年だと、ただ水で流しただけで終わってしまうこともあるので。そのあたりはいろいろ調節しながらやりました。
 
14時30分すぎからミーティング。タブレットやゲームはすべてしまってもらいました。やはり目に見えるところにあると気が散るので。特に反発もなく、言うことは聞いてくれる。

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最初に「ツクルが始まって一週間。どうでしょうか。私が叱らない、責めない、怒鳴らないということは分かってもらえたかな。みんなが大切にしていることを大切にしているんだよっていうことを伝えたいと思ってやってきましたが、それは伝わったでしょうか。」子どもたち、頷く。


「ありがとう。よかったです。みなさんはどうでしたか。よかったら感想を言ってください。」ひとりひとりに私のいろはすのペットボトルをトーキングスティックにして話してもらう。

パスする生徒は2名だけ。いつもパスする生徒も発言していました。「大変だったけど、楽しい。」「ごはんを作るのが楽しい。」などの意見がでた。

今後やっていくなかで、自分たちがいる場所は素敵なところなんだという意識を持つことで、当事者意識を持つことができると思うので、まずまずのスタートかな、と思っている。

その後、ルールについて。

まずは、「こういったルールブックを作りました。」とノートを見せた。

言葉だけではなく、このように物質として残しておくことはそれなりの威力があるから。

そこに私が書いたルールがある。

「やめてと言われたらやめる。」

このルールをやって1週間経ちましたが、このルールは引き続きルールとして採用していいか確認した。

全員一致(だったと思う。一人一人に手をあげるとか、ハイ、といってもらうとかしてもいいかなとも思う。)

 この確認作業も大事だと思っている。しかも、私が提案したことなので。ここでようやくみんなの合意ということになる。

「では、もう一つルールを追加したいのですがどうでしょうか。」だいたい子どもたちはここでちょっと息苦しくなるの?という予想をする生徒もいるかもしれないということを見込んで、「ルールは一度決まっても、話し合って変えられる、というルールを追加したいのだけれど、どうかな。」全体的に?な感じもしたけれど、軽く説明したら、それなりに納得した様子。

これで、今後のルール決めがぐっと楽になるはずだと思う。どうしても一度決まったことは変えられない、というマインドが強かったりするので。

で、それから、生徒たちに尋ねる
「一週間やってみて、こんなルールがあった方が、みんな楽しくできる、というルールはあるかな?」と尋ねた。

一番最初に必要なルールがあるかどうか聞いたときは、特に何もでなかったけれど、やはり1週間たつと、いろいろと思うところがある様子。


「ゲームはみんなで楽しく」
「いじめ(ケンカ)したら仲直りをする」
「ケンカをしない」
「ゲームを返してと言われた返す」
「ゲームをするときは譲り合う」
「自分のお金で買い物してもOK」


まぁゲームがこんなにできるのは今だけだからそのうちこの問題はなくなるけどね、とやんわり今後変化があるということも伝えておいた。


先週ケンカがあったしね(笑)、いつもゲームでいろいろあるからね(笑)思ったよりもたくさんでる。

しかも自分が渦中の人なのに自分で言うというよくあるパターン。最後のところがなかなか興味深い。でるだろうと思っていたルール。問いかけ「この場合だけれど、もしお小遣いをもらえない子がいたらどうするの?」と。

何人かは「買ってあげる!」という発言。一人は「自分のだけ買う!」と発言。「買うのやめる。」という発言も。いろいろ出て面白い。さてどうなるかな~なんて見ていた。

でも、仮定の話をしてもあれだから、「この中で今お小遣いをもらえない人はいますか?」と確認。手はあげなかったけど、たぶんもらえないだろう一人がいて、「でも、おれはいいよ。」といった。

少しつらそうだったけど、とりあえず本人がOKというのだから、OKにしておいた。ここは今後フォローをしていく。

ということで、現メンバーのときは、お小遣いで自分のものを買ってもOKということになった。まぁ結論がどうこうというよりも、その過程でいろんな意見がでたということが大事だし、みんながそれを知ったということが大事。板書してもよかったかな。

最後に、後片付けについて。今日もぎりぎりになったけれど、どうする?以前は役割を決めてやっていたんだよね、ということを伝える。

これは以前やっていた生徒がいたので、イメージしやすいところがあると思って伝えた。本当はもう少し具体的に「皿洗い係とかほうき係りとかね。」といってもよかったけれど、今回はなんとなく把握できている雰囲気だったから言わず。

そうするといろいろそれぞれの意見に割れた。ここは話し合いすぎても仕方がないので、「では、両方やってみましょう。今週は協力する、ということで、来週は役割分担ということで。それでやってみて決めましょう。」というようにまとめた。

ここもやはり体感覚的に分かった方がいいと考えたので。そうすると、子どもたちはそれほど意見を戦わせなくても、了解、ということになった。

ただ、「協力する」っていう言葉はかなりぼんやりしている。だからきっと今後もいろいろと起こるという予測はある。でもあえてここは抽象的な言葉にしてみた。あとで議論の余地を残しておくために。

あと、ミーティングは毎日行うということでいいかな?と確認。まぁやらないと昼食決まらないからね、と伝えて、ここは軽く触れるだけ。今日はたくさんでたからね。いずれまた確認する。

次の話が、プロジェクト学習ということで、クラウドファンディングの話。みんなでお金を稼いでHP作ったり、校章を作ったりしようね、ということで。今は私が会場代などを払っているので、その分と、いろいろどこかにいったりするお金とかね。

あ、あとボードゲームなどのことも言えばよかったな。お金がいるということは漠然と分かっているだろうから、よろしくね、ということで。ルールのところがメインだったから軽く流す。まだ本格的にやってないしね。


他にゲームをみんなで作るのはどう?という意見も出たり、誕生日会をやるってのはどう?という意見もでたりして面白い。

最後にスペシャル授業。

いくつかみんなにやったらどうかなっていう授業があるんだよね。たとえばさ、ピタゴラスイッチって知ってる?その装置を作ってみるとかどう?あと、図工とか。

いうことで、何人かはいいね~ということで。全員に決を採ったわけではないけれど、雰囲気的にOKだったので、そのまま流した。


ただ、今回やってみるけれど、やっぱりやりたくないな~と思っている人もいるかもしれない。でも、今までやってきたみたいに、ぜひ「とりあえずやってみる。そして考える。」という風にしてもらいたいな、と思っている。そして話し合って決めていけばいいなと思っているから、よろしくね。と伝えた。

ここも大事で、やっぱりどんなことでも「やってみないとわからない」精神を育みたいなという思いもある。

ということでミーティング終了。
みんな最後まで参加してくれた。ありがとう、と伝えればよかったな。

その後は時間を決めて、それまでそれぞれ好きなことを。

帰りの会は明日の連絡をして終了。

あと、昼食のときに、さりげなく「これからどうやって勉強していく~?」と個人に確認をした。事前の根回しw 基本的に一人学びの時間に関することだから、全体よりも一人一人にアプローチしておいたほうがベター。

ルール作りとしての大前提がいろいろと確認できた時間だった。

あ、あと途中皿を割ってしまったことがあったけれど、だれも責めることもなかったところがよかった。次気をつけようね、という話で終わった。

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