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【ランニングを通じて世界を幸せに?!】マラソン王子のふるさとトーク#1

今回はSDGsを語り合うオンラインイベント「TSUKURU SDGs NIGHT」のスピンオフ企画のひとつ、「マラソン王子のふるさとトーク#1」が開催されました!

今回の司会・進行を務めたのは、プロマラソンランナーとして活動しつつ、TSUKURUの事業にも参画している須河 宏紀で、
矢野運動用品株式会社(ヤノスポーツ)代表の矢野社長をお招きし、
「地域×ランニング」「ランニングの魅力」
などのテーマから、現在取り組まれている事業内容やその成り立ちについてお話ししていただきました!

マラソンランナー須河 宏紀についてはこちら↓

矢野運動用品株式会社(ヤノスポーツ)についてはこちら↓

「マラソン王子のふるさとトーク」とは?

マラソン王子(「王子」ではなく「玉子」かもしれない)、
とやまふるさと大使でもあるマラソンランナーの須河 宏紀が
「ランニング」「スポーツ」「地域」など、
自身の持つ文脈に関連するゲストをお呼びして対談するトークイベント。

ヤノスポーツの現在の取り組み

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2017年からスポーツの中でもランニングに絞って事業を行っておられますが、現在の取り組みについてはいかがですか?

矢野社長)
現在はAmazonなどのECサイトでモノを購入する人が増えており、単純な価格勝負になれば同じ小売業である自分達には勝ち目はありません。
ですから、お客様に対して「モノ×体験」などのプラスアルファの価値提供をしていく取り組みをさせて頂いています。

須河)
先日、富山で同じスポーツ用品の小売業を展開しておられる株式会社太陽スポーツの上田社長も同じことを言っておられました。
ヤノスポーツはランニングクラブの運営や、イベントの企画・運営をされていますが、そのあたりのお話も詳しく伺いたいです。

矢野社長)
現在はランニングクラブの運営、イベントの開催や大会の運営、またスポーツウェアやグッズ、サプリメント等の商品開発も行っています。お客様からの声を反映してそれを事業に生かしていますね。このあたりはお客様と関わりを持っている自分たちの強みだと思っています。
またiosのみになってしまいますが、「7Billion Run」というランニングアプリもリリースしています。

須河)
ランニングアプリの開発もされているんですね。ランニングアプリは他社でもあるかと思いますが、特徴についてお聞かせ頂けたら嬉しいです。

矢野社長)
ランニングで競うというよりは、ランニングを生かしてコミュニティを作るということを狙いにしています。
もちろん自分のランニングのデータは記録できますが、特徴としてはイベントを作成してそのイベントに参加したり、そのイベントの動画などを含むデータを共有できることです。
ランニングを通じてより多くの人が豊かになってほしい、幸せになってほしいという願いもあり、リリースしています。

オンラインマラソンでの工夫

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最近はリアルなマラソン大会がなくなってきている中で、オンラインマラソンが増えています。ヤノスポーツでもオンラインマラソンを企画されていますがいかがですか?

矢野社長)
今はどうしてもオンラインにせざるを得ない部分もありますが、その中でもリアル要素をちゃんと入れていくことが重要だと思っています。
例えば、私たちが運営するオンラインイベントでは、エイドはこちらで用意して参加者の方をサポートさせて頂いています。
どうしても誰もみないところで走れといわれてもやる気も起こらないですし、楽しくはないでしょう。
もちろん通常通りの大会が一番なのですが、少しでも工夫して参加者の方の満足度を上げることは重要だと思います。

須河)
ランニングは個人スポーツといえど、競うという観点からみて、人の与える影響は大きいスポーツだと思います。
集団で走ったほうが同じペースで走るにしても楽ですし、なにより面白い。
同じことができないといえど、安易に全てオンラインマラソンに切り替えるというのは残念なので、矢野社長のように工夫してできる限りのことはして頂けると参加するランナーとしては有難いですよね。

スポーツ事業のプロからみたオススメの市民マラソン

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今はコロナ渦の影響もあり、リアルイベントの市民マラソンが中止となっていますが、全国のマラソンを渡り歩いている矢野社長がオススメされるマラソン大会についてお聞かせください。

矢野社長)
メジャーなマラソンももちろん良いのですが、大会の運営側の努力やおもてなしがみられるマラソン大会は素晴らしいと思っています。
個人的には鹿児島県の「いぶすき菜の花マラソン」をオススメしたいですね。コース自体はアップダウンが多くタフなのですが、なんといってもエイドが充実しています。
鹿児島県らしい地元の美味しいものが並べられていたり、お酒などもあったりして、ゴールする頃にはお腹いっぱいですよ笑

須河)
走っているのにお腹いっぱい、、、笑
個人的には競技者的な視点でしか大会をみていなかったので、そういうお話を聞くと新鮮ですね。地域の良さや個性がマラソン大会に反映されているのは面白いです。

矢野社長)
富山マラソンも出場させて頂いていますが、参加者の満足度が高い大会だと思います。一概に都市で開催されているからいいわけではなく、それぞれの大会の良さがあると思います。
やはりオンラインではなく、その土地の良さを肌で感じながら楽しめるのが、ランニングの醍醐味のひとつだと思います。

ランニングが地域にもたらしているもの

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ランニングや市民マラソンがその地域に対してどのような影響をもたらしているのか、地域に根ざして事業を行っている経営者からみてのお話を聞かせて頂きたいです。

矢野社長)
神戸マラソンは開催されるようになってから10年近くが経ちますが、以前よりも神戸でみかけるランナーの数は圧倒的に増えています。
ランニングは生涯スポーツですし、はじめるハードルが低いのも魅力のひとつだと思います。
今年は自宅で過ごすことも増えましたから、以前よりもランニングをする人を多く見かけるようになりました。

須河)
目標としている市民マラソンに出場するために練習されている方も多いですよね。
私の母が昨年還暦を機に地元の富山マラソンに挑戦したのですが、地域に分かりやすい目標の大会があると挑戦する方も増えるかと思います。
そういう意味では市民マラソンが、市民の健康意識の向上に貢献している側面も大きいような気もしますね。

矢野社長)
そうですね。全国から色々な方が出場する一方で、地域としても盛り上がりをみせていけるのが市民マラソンのいいところです。
地域で協力してひとつの魅力的なイベントにしていくのは、地域の活性化にも繋がると思います。
また今は”SDGs”という言葉が企業としても当たり前になってきていますが、個人的にはその一歩先にいきたいと思っています。
”SDGs”と一言にいっても、ふわっとしたものになりがちですよね。
具体的に事業として落とし込んで、新しいスポーツビジネスのかたちにするまでが、わたしの仕事だと思っています。スポーツ選手のセカンドキャリアにしても課題は多くありますので、そこも絡めながら解決していけたら、スポーツ界全体が発展していけるのではないでしょうか。

須河 )
私も課題を抱えているスポーツ選手のひとりですので、今後ともお力添え頂けたら幸いです。。。
SDGs事業とスポーツの掛け合わせがひとつのモデルとなるように引き続き取り組んでいきたいと思います。本日はありがとうございました!!


出典:ヤノスポーツHP

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この記事を書いた人は
hiro

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