見出し画像

大学英語のコツ(初級編):文章を書く時の3つの視点#1[伝えたい内容は何か]

割引あり

カッコいい英作文のコツ』シリーズを書いている時に、「私のこの投稿は誰にとって一番役に立つんだろう」と、ふと気になりました。

今まで書いた内容を振り返ったら、今まで自分が学んだことで重要だなと思うことをそのまま書いていて、対象となる読者を絞らずに投稿していたことに気づきました。

なので、今回から対象の読者を明確にした投稿をしばらく続けようと思います。

ということで、初回なので、初級編から書いていこうと思います。


このシリーズのテーマは「文章を書く時の3つの視点」で、初級編はどちらかというと、英語か日本語かに関わらず、「文章を書く」という行為をする上で最も基礎的なことについて書いていきたいと思います。

ちなみに、私が書く内容は、Systemic Functional Linguistics(機能言語学)という分野の理論に基づいています。

そして、第一回の今回のトピックは「伝えたい内容は何か」です。

当たり前すぎて、皆さんに「え、バカにしてるんですか?」と言われてしまいそうですが、実はこれをきちんと理解していない人が(特に英語初級者の方に)かなり多くいらっしゃるので、最後まで読んでいただきたいです。

内容は以下の通りです。




英語に慣れていない人が抱える2つの課題

その1:情報が欠ける

何かを書く時、必ず伝えたい(あるいは伝えなければならない)情報がありますよね。

しかし、英作文になると、多くの日本人は意識が文法や表現だけに向けられてしまって、伝えたい情報が欠けてしまうことが非常に多くあります。

これが初心者の英作文における一番多い問題です。


これは表現力がつくにつれて自然と改善されていきますが、では、どうやったら表現力がつくか、ですよね。

ここから先は

4,609字

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?