麻雀のルールをボードゲームのインスト風にしてみよう
麻雀は日本の大人が嗜む趣味の何選かに入ってたようななかったような。
ドンジャラのちょっと難しいやつだよね?みたいなイメージはついてるけど実際詳しいルールを知らないっていう人も、特に女性を中心に多くいるものです。
対してボードゲームと言われると、多くの一般人は「それって人生ゲームとか?」
と言います。それよりも少しわかる人は
「モノポリーとか?」
と言い、それよりさらにわかる方は
「カタンとか?」
と言います。まぁカタンがわかるかわからないかがボードゲームというものの概念がわかるわからないの線引きにしてもいいくらいです。
タイトルにはさらに「インスト」というこれまた一般人に聞き慣れない言葉が出てますね。
これもボードゲーム界で当たり前のように使われる言葉なのですが、
てか待って、ボードゲーム界って何?!
って方もたくさんいらっしゃるでしょう。
皆さん初めまして、アナログゲーム製作サークル四等星の代表をしております、なんでもつくるレイと申します。毎度ご挨拶が遅れてます。
さて、そもそも日本では新しいカルチャーとしてボードゲームが流行りつつある、ということをご存知でしょうか?最近ではメディアにもちょいちょい出始めてますので、ダウンタウンのガキの使いやら色んな番組やニュースなどで取り上げられることが増えてきました。
ただ今回はボードゲームの話をしたいわけではなくて麻雀の話をしようとしてましたことをすっかり忘れておりました。
ちなみに私は昔、ピーク時は日本で一番活動が盛んな某麻雀サークルを運営していたこともあります。
話がそれ過ぎですが、何の話かと言いますと、ボードゲームをやる人達が一定数増えてきまして、彼らの界隈をボードゲーム界と仮に称したわけです。
で、インストって何って話にようやく戻ってきたわけですが、
インストとはルール説明のことです
なんだ、じゃあルール説明でええやんけってなもんですが、ボードゲーム界では一般名詞であり、排球のことをバレーボールって言ったり庭球のことをテニスって言うのと同じようなもんです。いや、ちょっと違うか。
と言うわけで、今回はボードゲームではないとか言いながら、どちらかというとボードゲーム経験者向けに、麻雀とはなんぞやをやっていこう、という企画でございます。
麻雀のルール説明をボードゲームのルール説明風にやるってことですね。
そもそもボードゲームのルール説明てそんな特徴的なの?って話ですが、多分特徴的だと思います。ボードゲームて色んな種類があるから初見のゲームをやることが非常に多く、プレイの前に一から全員にわかるように説明しなきゃならんので、順序だてて丁寧にわかりやすく説明する必要あるんですよね。
例えばUNOとか大富豪みたいな簡単なやつならそこまで説明の仕方を考える必要ないと思うんですが、ボードゲームのルールって複雑だったり覚えることが多かったりします。
前置きがいつも通り非常に長くなりましたが、このままだとインスト(ルール説明)に入る前にこのページからおさらばしちゃう人が続出しちゃうのでそろそろやりたいと思います。
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★麻雀★
プレイ人数4人(3人は特殊なルール)
対象年齢8歳以上
プレイ時間30分〜90分
内容物
麻雀牌136牌(赤の1〜9、青の1〜9、緑の1〜9、東、南、西、北、白、發、中 の34種類4牌ずつ)
準備
牌を裏向きでよくシャッフルし、並べます(最近は全自動卓も多いので割愛します)。
適当な方法でスタートプレイヤーを決め起親マークという名のスタPマーカーを受け取り、東の面を上にしておきます。このマークはラウンドごとに移動はせず、あくまでゲーム開始時のスタPを示すものです。
概要
このゲームは、スタPが二周する間(通常は8ラウンド以上のラウンド数変動制)の各ラウンドで役をつくり得点することを目指すゲームです。ゲーム終了時に最も勝利点の高いプレイヤーが勝利となります。同点の場合はスタPから反時計回りに近いプレイヤーの勝利となります。
手順
①各プレイヤーは山から牌を13枚ずつとり手札とします。所定の場所(詳細割愛)の山の牌を1枚表向きにします。これをドラ表示牌と呼びます。自動卓や麻雀ゲームでは予めめくられていることがあります(ドラについては今回は割愛)。
②そのラウンドのスタPから反時計回りに手番を行います。
手番では、山から牌を1枚引き手札に加えて、手札からいらない1枚を選び自分の前の捨て札置き場に表向きで捨てます。
上がりと呼ばれる手牌構成は基本的に、
1ペア+4セットの組み合わせです。
ペアは同じ牌2枚、セットは同じ牌3枚か同じ色の数字の並び3枚(青567など)です。
③手札の13枚にあと1枚加えるとアガリの状態(テンパイと呼びます)になっているならば、その14枚目である牌をあなたが引くか、誰かが捨てた時に上がることができます。ただし上がるためには何らかの役が満たされている必要があります。役がない状態では上がることはできません(役の種類については今回のコラムでは割愛させて頂きます)。
④上がることができたなら、その役に応じた勝利点を獲得します。
この時、そのアガリが誰かの捨て札によって成立したのであれば、その牌を捨てたプレイヤーはそれと同じ点数の勝利点を失います。
自分でアガリ牌を引いた場合、他の全プレイヤーは所定の勝利点を失います。
勝利点の得失点計算後、ラウンドが終了します。
⑤ラウンド中、136枚中14枚を残して山の牌が引かれても誰も上がれなかった場合、スタPから反時計回りに順に、テンパイ(あと1枚で上がれる状態)かノーテン(テンパイでない)かを宣言しテンパイであれば手札を公開します。この時にテンパイ者とノーテン者の数により勝利点の得失点があります(詳細割愛)。その後、ラウンドが終了します。
⑥ラウンド終了時、そのラウンドのスタPがあがれなくてテンパイも出来なかった場合は、スタPが反時計回りに次のプレイヤーにうつります。このスタPはゲーム開始時に決めたものとは別で、手積み卓ならサイコロを、自動卓なら親マークによりラウンド単位のスタPマーカーの代わりとします。
以降、ゲーム開始時のスタPから見て2周し、最後のスタPが上がれないもしくはノーテン終了するまで①〜⑥を繰り返します。
1周目が終了した際は起親マークという名のスタPマーカーを裏返して南の面にし、後半戦であることを示します。
⑦最終ラウンドのスタPは、そのラウンドであがることができた場合やテンパイで終えた場合、上がれなかったりノーテン終了になるまでさらにラウンドを繰り返すか、そこでゲーム終了するかどちらを選んでもよいです(あがりやめ、テンパイやめというシステムでローカルルールにより変動有り、普通は自分がトップになるまで繰り返してトップになったら終了する)。
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ルールはこんだけです(かなり割愛してるけど)。
簡単でしょ?
まぁ実際は役を覚えないことには上がれないわけですからゲームにならないのですが、進行さえわかれば、例えば役がなくても上がってよいみたいな素人用ルールで慣れ親しんでいくことだって可能なわけです。
麻雀でもう一つ難しい要素が、点数計算です。
さっきの説明で言うと、どう上がると何勝利点入るのかってところですね。
これもわかった方がいいですが、4人中一人でもわかればゲームはできますし、例えばデジタルゲームであればコンピュータが勝手に計算してくれますから、わからなくても平気です。
というわけで、ここまで読めばもう大丈夫。
興味があるけど二の足を踏んでいたアナタも、心の広いメンツを見つけて、もしくはアプリをインストールするとかで、まずはやってみて下さい。実際に触れることがやはりイメージが湧きやすいでしょう。
本当に触りだけ説明してるので、ポンとかチーとかリーチとか説明してないですが、それでもできるはずです。とりあえずデジタルゲームならリーチ表示されたらリーチ押しときゃいいです(笑)。
もう少し詳しいところについては、またそのうち機会があれば…やりましょうかね。ではでは!