はじめに
文章を書くのは嫌いではなかった。
読書感想文も苦痛ではなかったし
大学の出席レポートも一番下の列まで文字を埋めた。
しかし、文章を書くのは得意ではなかった。
小学生の頃に、同級生が書いた作文の出来の良さに嫉妬し
同時に自分には文章を書く才能がないのだと
子供ながらに自覚した。
20年近くたった今でも作文の冒頭を覚えている。
そのくらいには鮮烈だった。
同時に敗北感も覚えた
今思えば親が作文の手伝いをしていたのだろう。
そうでなければ擬音語から始まる作文を
小学生が書くはずがない
と、そう思いたい。
(今作文を書けと言われても、なかなかあの入りは思いつかない)
今でも文章を書くのは苦手だ。
インターネットというもってこいの場所が設けられている。
誰が見るかもわからない。誰にも見られなくてもよい。
偶然私の書いた文章を好きだと思ってくれる人に出会えるかもしれない。
私は、私の中にある思いを、少しずつ解放出来るように訓練していく。
焦らず、気取らず、文字を紡ぐ
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