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浅野井律子です。 最近自分の中心点は緑地オタクということに気付きました。都市でどのよう…

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浅野井律子です。 最近自分の中心点は緑地オタクということに気付きました。都市でどのように緑地を維持していけばいいかが気になり過ぎて公園でバイトをしています。またボランティアで緑の世話をし、都市の農地への関心からCSAに参加しました。 緑地オタクとしてたまに呟こうと思います。

最近の記事

都会で小さな森を守る 鎮守の森が向き合う現代(いま)

都会の住宅街のかたわらにも高くそびえる木が静かに立っている。物言わぬ大木が切られようとするとき大きな抵抗を感じる人々がいる。2024年7月の都知事選では、明治神宮外苑再開発のための樹木の伐採が大きな争点となったことは記憶に新しい。 一方、都会の樹木による問題が起きることも多い。2024年4月23日に、京都の有名な観光スポット産寧坂で、花の盛りにはフォトジェニックな風景を提供していた桜が突然倒れ、負傷者を出した。また、落ち葉などがトラブルの原因となる話もよく耳にする。 神社の木

    • 花の宿 ―礼文島夏の旅

                                   礼文島は東と西で自然環境が異なる不思議な島である。 東側から中央にかけては森林があるが、西側斜面には高い木が生えていない。起伏のある広い草原が連なり、断崖絶壁も含む急斜面が紺碧の海へと落ち込んでいる。 冬の風が西側に強く吹き付け、斜面の積雪は吹き飛ばされて地面が凍結する。そのため高い木やササは根付かないのだそうだ。寒さに強い高山植物だけが生き残ることとなった。おかげで、私たちは真っ青な海を背景に、次々と現れる高山の花

      • 猛暑に疲れた体に優しい絶品さつまいもスイーツ OIMO cafe 善福寺

        1 真夏に冷やし焼き芋のブリュレを食べてみた OIMOcafe 善福寺は静かな住宅街にあるかくれ家カフェである。 店内は広々したカウンター席のみで余計なものがないおしゃれな空間。 暑い時にはこの空間が目にも涼し気でほっとする。 お店の名前どおりにお芋を味わうためのカフェ。 冷たい煎茶と冷やし焼き芋のブリュレを選んでみた。 外は猛暑となっていたので、冷たい煎茶がしみわたる。 香りもよくゆったり気分。 目の前で冷やし焼き芋に、砂糖をかけてバーナーで焦がしていく。 砂糖が次第に

        • 小石川植物祭で考えたこと

          1、小石川植物祭に行ってみた 今年度の前半のNHKの朝ドラ「らんまん」ではイチョウの精子発見の瞬間がドラマ化されていました。 このシーンが朝ドラになるとは! 植物好きの私はおおいに感動しました。 その精子発見のイチョウが今も小石川植物園に残っているのは有名な話。 先日、第二回目の開催となった小石川植物祭に出かけたところその歴史的なイチョウの枝などから採った染料も加えて染めたというTシャツがありました。すぐそばではそのイチョウを見上げることができます。  (※注) 小石川植

        都会で小さな森を守る 鎮守の森が向き合う現代(いま)

          礼文島 花のトレッキング(後半)

          3日目 礼文林道からウスユキソウ群生地へ 3日目は青空! 今日は島の東から西へと抜けるコース。 島の東側は西側と違って強風の影響を受けないので森林があります。 また昨日とは違った環境のところ。どんな森林なのでしょう。 道が細くなり、林の中に入っていきます。針葉樹のまとまりと広葉樹のまとまりが入り混じっているようです。。 針葉樹はちゃんと観察していないのですが、資料によると礼文島の針葉樹はトドマツがとても多いのだそうです。 林道周辺では、全体に太い大木は少なく、若い印象をう

          礼文島 花のトレッキング(後半)

          礼文島 花のトレッキング (前半)

          2020年夏に行くつもりで1年前から計画していた礼文島。 しかし3月には緊急事態宣言となり、あえなくキャンセル。 2021年も再度計画。まだコロナは終息せず2度目のキャンセル。 そしてようやく今年、2023年夏、礼文島に行くことができました。 あこがれの花の浮島。 海からせりあがったような丘が連なり、草原に花が咲き乱れて、どこまでも楽園! そんな礼文を鳥と花の好きな友人と二人旅してきました。 1日目 羽田から最北の湖へ 久々の飛行機で少々緊張。搭乗口に行くとなんと場所が変

          礼文島 花のトレッキング (前半)

          CSAをやってみたら楽しいことがいろいろあった その2

          1、東京農家の野菜の魅力・安全で新鮮な野菜たち 私が契約しているのは八王子にあるfioという農業法人です。 野菜が本来持っている力を生かした無農薬栽培で、旬のものをできるだけ早く消費者に届けたい、という明確なビジョンに基づいて農産物を生産しています。詳しくは下記ウェブページをご覧ください。 新鮮な野菜との出会いに関しては主に「CSAをやってみたら楽しいことがいろいろあった その1」に記載しているので、繰り返しませんが、一言付け足すなら、「まじ、うまい」ということです。新鮮さ

          CSAをやってみたら楽しいことがいろいろあった その2

          CSAをやってみたら楽しいことがいろいろあった その1

          CSAが何の略かというと Community Supported Agriculture 地域共同体で支え合う農業。 地域支援型農業と言われます。 具体的には農家と年間契約をし、前払いして一年間定期的に農作物を受け取る仕組み。 消費者がお客様ではなく、農家のパートナーになるというイメージです。 私が今回やってみたCSAは八王子の農家さんと契約し 家の近所の「拠点」となる場所(カフェの店先)で年に10回作物を受け取るという仕組み。 農家さんと消費者を仲介する支援団体がいろいろ助

          CSAをやってみたら楽しいことがいろいろあった その1