頑張っちゃいけない時と、頑張った方がいい時の話。
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頑張っちゃいけない時と、頑張った方がいい時
『あぁ今日は運が悪い日だな』
僕は子供の頃から、こう思う事が結構な頻度で発生します。
例えば、『今日どうしてもカツ丼が食べたいな』なんて思ってしまい、近所のカツ丼チェーン店に向かうのですが、残念ながらそういう日に限って臨時店休していて、仕方がないので別のカツ丼が於いてあるファミレスに向かうと、なんとそこでもカツ丼だけが売り切れています。
仕方がないのでファミレスを後にし、もうコンビニのカツ丼でいいやと思いながら帰路のコンビニに寄るのですが、そこでもカツ丼が売り切れていて・・・みたいな話が僕は良くあります。(実話です)
こういう自分の力ではどうにも管理できない運の悪さの事を、僕は『流れ』と呼んでいて、流れが悪いなという日は『頑張っちゃいけない日だな』と諦めて最低限の行動しかしないようにしています。
この流れに逆らうように頑張ってしまうと、例えば本来10の行動量で出せる結果が100の行動量でないと出せなかったり、思わぬトラブルが発生してそもそも行動した分が全て無駄になったり、怪我をしてしまってしばらく行動不能になったりといった事が容易に発生したりするので、直感的に『今日はやめておこう』と思う事があれば、極力僕はその感覚に従っています。
逆に全ての流れが自分に向いている、『頑張った方がいい時』というのも、悪い流れほどではないにせよ稀に発生します。
そういう時は100の行動量が必要な結果が10の行動量で出せたりするので、多少の無理を通してでも頑張り続けるといった事をします。
そして、日々殆どの場合は『どちらでもない平坦な流れ』の中に自分はいるので、これら3つのバランスを見ながら、僕は日々の行動を決定するようにしているのです。
この3つのバランスを見ながら、良い流れが来ている時にのみ行動量を増やしながら『努力』をし、平坦な流れの時は『維持』、悪い流れの時は一切を放置して『休む』という風に行動していくのですが、これら行動が流れとズレた状態になってしまうと、人間は病むのではないかと僕は考えています。
そのため、病まないために流れを感知できるだけの『能力』と、流れを判断するだけの『情報』が必要となってきます。
この情報収拾に使えるものが、自身のSNSです。
厳密にはSNSでなくとも、自分の日々の感情の記録であればなんでも良いので、日記を付ける週間がある方はそれでも良いかと思いますが、場所を選ばずどこでも記録できるという利点から、僕はSNSを日記として扱い、これら流れを判断しています。
情報を基に、今がどの流れにあるのかを記録していくと、最初こそ外したりもしますが、次第に自分特有のパターンが見えてくるかと思いますので、あとはそのパターンに沿って『流れ』を判断する癖をつけていきましょう。
そうして流れが判断できるようになれば、何か運の悪い事が起きても
『まぁ今はそういう流れだからな』という形で、自分の心を守ることが出来ます。
人間、病まないためには、悪いことが起こる理由があったほうがいいのです。僕はその理由として『流れ』という感覚を自分の中に作り、それを良い時も悪い時も利用し、自分を納得させることによって自分の心を守っています。
また、自分の流れを感知できるようになると、次は他人の流れも感覚的に捉えることができるようになってきます。
こんな感じのエッセイを纏めた本がこちら↓