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「今日、誰のために生きる?」〜読んでみた〜前編

本屋さんで働きだしてから、気になる本があった。
 

タイトルも表紙もインパクトがあるけど……
帯に破壊力があり過ぎる。

「効率よく生きたいなら生まれてすぐ死ねばいい」

ワォ!
結構……
強い言葉よ〜?


(1:30 〜)
成田悠輔さんもおんなじような事、言ってたわ。


 「売り場の整頓行ってきまーす」

と言ってはチラ見、チラ見の日々……
(買うがいい)

ようやく向き合う時が来た。


作家のひすいこたろうさんが温泉に入っていると、一人の見知らぬ男性から話しかけられた。

「ブンジュ村で教えてもらった事が素晴らしいので、一人でも多くの日本人に伝えたいと思って……話を聞いてもらえませんか?」


いや……怪しいな?


その人こそ、ペンキ画家のSHOGEN(ショーゲン)さんであった。

仲間たち3人で話を聞いていると……

(これは……!!温泉に浸かって聞いてる場合じゃない!)


と、YouTubeで収録し、それを見た出版社の編集さんが

「この奇跡の物語をゼヒ本に!」

と書籍化の運びとなったそうな……
 

さて。

「当たりさわりのない人生」をモットーにサラリーマンをしていたショーゲンさんは京都の雑貨屋さんで1枚の絵に出会う。
色の鮮やかさ発色の美しさに惹かれ

「これだ!これで生きていこう!」
と思い立ち、翌日には会社を辞めて1ヶ月後に日本を飛び出すんじゃけど。


その絵はタンザニアのティンガティンガと呼ばれるアート。
SHOGENさんはタンザニアの200人ほどが暮らす小さな村で絵を学ぶ事になるんだ。

ブンジュ村で経験する全てが魔訶不思議アドベンチャー!

ある日ザイちゃんという3歳の女の子がお菓子をもらってたので

「ちゃんとお礼を言いなよ」

と伝えるショーゲンさん。
すると……
 
「肌と肌が触れ合うのが温かいって知って、そう言ってるの?ショーゲンの言葉には体温が乗っかってないから、伝わらない」


そしてこう続けた。
 
「言葉はね相手をハグするように言うのよ。お母さんから抱きしめられた事がないの?私が抱きしめてあげるね」

ぎゅっとされて泣いてしまうショーゲンさん……


信じられん。
神様なのかな?
とは言え。
この子が特別なんじゃなくて、この村は皆そう教わってるんだ。

分かりやすく言えば……

村人、総かっちゃん。


みたいなもん。
(ワカリヤスイネ)


ブンジュ村では週イチで会議が開かれる。
圧倒的議題の主。
それが……
ショーゲンさん。

何故か。

「ショーゲンは心に余裕がない」
「心に余裕がないから、心がいつもここにない」

最終的に 
「いつもここにない人」
とあだ名をつけられ……

「借金取りに追われてるのか?」
と心配される始末……

不名誉!

でもこれ、私を含めた日本人の多くが当てはまりそう。

こないだのちょっとイラッとした事とか……
今日この後、これしてあれしてとか……
昼ご飯食べながら、晩ごはん何しよ……

とかな?

きこえないふり

今を生きてない!
過去か未来におる!

ブンジュ村は挨拶もユニーク。

「おはよう。今日誰のために生きる?私は自分のために生きるね」
「今日は太陽に照らされた野菜たちが嬉しそうだね」
夜は
「今日は自分の人生生きられた?」
「どんな良い事があった?」

型通りのではないんだ。
相手の顔をちゃんと見て、その人の状態を感じて声をかけるって。

チャングムの誓いでそんなんあったな。

ハン尚宮さんぐん様がこう言うよ。

「水を持ってきて」

まだ幼い、子チャングムは色んな水を持っていくけど、どれも違うと。
そして気付く。
 
「ハン尚宮様。お腹は張ってませんか?」

一つ一つ丁寧に尋ねていく。
ニッコリ微笑む尚宮様。

あ、ダメだ!
すっげー長くなる!

前編・中編・後編に分けるしかない!


はせくらみゆきさんもヤバイよ。
(良い意味で!)


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はらつくね
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