「画力をください」の話

昨日、息子の合唱コンクールだった。
今朝、彼はその冊子を持って起きてきた。
　
それぞれのクラスのイラスト付きで意気込みや何やかや綴られており、本気度が伝わる。

「えーっ！こんなんあったんじゃ……みんな真剣に取り組んでて……良いコンクールだったな」
「うん……めっっっちゃ楽しかった……」
「フフ……そんなにかー。中学生とか照れたりして真剣に歌わんかと思ってたけど……」
「皆、めっっっちゃ本気よ！」

息子はどんな行事でも割と終わったあとは
淡々としたもんで……
珍しいなーと思いながら質問する。

「皆でするのが楽しかったん？それともシンプルに歌うのが楽しかった？」
「歌うのが楽しかった」
「いつも歌ってるもんなあ」

そろそろ出発という時にその冊子を持って行くので

「ソレ、まだ何か使うん？」
「見てたら……楽しい気持ちで行き帰りが早く感じる……」

そんなに？
すげぇいい思い出になっているのだね。

そっかー……

ふと。
小学生の時。
6年生の卒業式に5年生だけ参加するので
歌の練習してたんだ。

ある6年生の男の子で背は小さいんだけど、ボーイソプラノのめっっっちゃ声の通る子がいて……

「あの人すげぇなあ……」
「なあ……フフフ」

ちょっとニヤニヤするような感じで話したりしてたんだけど……

卒業式の当日。
いつも通りのよく通る声で歌ってんだけど
めっっっちゃ泣いてるんだ、その子。

皆でもらい泣きしたよね。
つくねも、もちろん大号泣。
（エッエッ……卒業おめでとうございます！寂しくなります！）

そんな事を思い出してたら……　　

替え歌が出来ました。
（なんでかな）

聞いてください。　　
　

『画力をください』

今わたしの願い事が叶うならば
画力がほし〜い
この右手に（神）絵師のように
スゴい画力つけて下さ〜い

この白い紙に画力を広げ
描いて行きたいよ〜

描き直しのない
自由なオラへ
画力はため〜か〜せ〜

行きたい〜♪

今富とかトミーならば俄然いるけど
画才がほしい
子供のとき〜夢見たこと〜
今と同じ〜特にな〜いけ〜ど〜

この薄い紙に画才を広げ
描いて行きたいよ〜

描き損じのない優雅なオラへ
画才はため〜か〜せ〜行きたい〜♪　

あなたの翼は……
何ですか？

やっべー！
いい質問投げかけちゃった！　

恥ずかしいっ！！

昨日の続き。